鷲ヶ岳登山 | アクセス・登山ルート・装備をご紹介します
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鷲ヶ岳は日本三百名山に数えられる一座で、別名雲ヶ嶽、雲ヶ峰とも呼ばれ、岐阜県郡上市と高山市にまたがり鎮座しています。西側の山腹にはスキー場やゴルフ場、温泉施設などもあり山岳リゾートとしても有名です。幾つかの登山ルートがありますが、標高差も少ないため、日帰り登山やハイキングを楽しむことが出来ます。今回は、そんな鷲ヶ岳をご紹介します。
鷲ヶ岳はどんな山?
先にも少しご紹介しましたが、鷲ヶ岳は日本三百名山、さらに岐阜百名山に数えられる一座で、標高は1,671mあり、飛騨高地に属しています。周辺には日本百名山の白山や大日ヶ岳などがあり、尾根の右側には白尾山が続いています。
鷲ヶ岳の基本情報
所在地:岐阜県郡上市、高山市
標高:1,671.48m
山系:飛騨高地
鷲ヶ岳の由来は?
「1221年(承久3年)7月に、天皇からの勅命を受けた藤原頼保公が近隣に棲む大鷲を退治し、小鷲2羽を献上したことで、恩賞として高鷲村一帯を治めるようになった」という鷲見大鑑の伝説に由来します。
鷲ヶ岳へのアクセスは?
鷲ヶ岳へのアクセスを2つの登山ルートに合わせてご紹介します。
1:鷲ヶ岳立石キャンプ場ルート(立石林道登山口)
東海東北自動車道、大鷲インターチェンジを降り、県道45号線経由で県道452号線へ乗り換え高鷲町鷲見地区方面へ進み、インターチェンジから約30分程で「鷲ヶ岳立石キャンプ場」へ到着します。
2:鷲ヶ岳高原ホテルルート(桑ヶ谷林道入口)
東海東北自動車道、大鷲インターチェンジを降り、県道45号線経由を経由し「鷲ヶ岳高原ホテル&鷲ヶ岳高原ゴルフ倶楽部」方面へ進み、約15分程度で到着します。
公共機関を利用するのであれば、長良川鉄道越美南線の北濃駅で下車し、タクシーで先にご紹介した2ルートへ向かう方法もありますが、帰りのことを考えると自動車での訪問をおすすめします。
鷲ヶ岳登山に必要な装備は?
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鷲ヶ岳の登山中には丸太で出来た長い階段や、大きめの石がある荒れた登山道などが多く、悪路の登り、下りではバランスを崩し易くなりますので、補助となるトレッキングポールを持参されることをおすすめします。おすすめのトレッキングポールを幾つかご紹介します。
1:ホークギア 超軽量アルミ トレッキングポール
ホークギアのトレッキングポールはEVAアルミ素材を使用しており、1本約200gと軽量で高い耐久性と強度を備えているのが最大の特徴です。また最大全長は125cmですが、分解すると42cmまで短くなり、ザックに気軽に収納が出来ます。さらに衝撃を吸収するアンチショック機能を装備しており、長い階段や悪路での上り下りでも疲れ難く設計されていますので、鷲ヶ岳登山にはピッタリです。
全長(cm):42~125
重量(g/本):約200
2:ダバダ 軽量アルミ製 トレッキングポール
ダバダのトレッキングポールは、軽くて強度の高い「アルミニウム合金7075」を使用することで、ポール1本が約247gと非常に軽量化されています。3段分割の折り畳み式となっていて、最短34cmに小さく収納することが出来るため、ザックの中に忍ばせておけます。グリップ部分には耐久性の高いEVA樹脂素材を使用しており、柔らかく手にフィットしてくれますので、長時間の登山でも安心です。
重量:約247g(1本)
素材:アルミニウム合金7075(シャフト)、EVA(グリップ)
付属品:取扱説明書・専用ケース・トレッキングキャップ×2 バスケット×2
Amazon限定キット:トレッキングキャップ×2・ウォーキングキャップ×2
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鷲ヶ岳登山の難易度は?
鷲ヶ岳登山には、主に2つのルートがありますが、2時間~3時間程度で登頂、下山が出来ますので日帰り登山が可能となっています。石がゴロゴロとした悪路や丸太で作られた階段などがあり、登山初心者の方が経験を積むのに最適な難易度となっています。
鷲ヶ岳の一押しポイントは?
中間地点にあたる標高1,460mにある「一ぷく平」には、鷲ヶ岳の由来にもなっている大鷲を退治した藤原頼保公の顕彰堂があり、鷲見大鑑の伝説に想いを馳せながら、休憩することも出来ます。一ぷく平から、山頂までは約1時間ほどの道のりとなり、山頂からは日本百名山の一座である白山や三ノ峰、別山といった白山連峰、天気が良ければ北アルプスなどの眺望を楽しむことが出来ます。
鷲ヶ岳の登山ルートは?
鷲ヶ岳山頂への代表的な登山ルートは、立石キャンプ場近くから登るルートと鷲ヶ岳高原ホテル裏から登るルートの2つが知名度が高く、その他にもルートがありますが、整備されていない登山道となりますので危険ということです。
1:桑ヶ谷ルート(鷲ヶ岳高原ホテルルート)
鷲ヶ岳高原ホテルの裏手に登山口があり、一ぷく平を経由して山頂を目指すルートです。一ぷく平までは約1時間程で、一部悪路がありますので注意が必要です。一ぷく平からは、急な丸太の階段が続きますので、トレッキングポールを持参された方が楽に登ることが出来るのではないでしょうか。山頂までは約1時間程の道のりとなり、途中にクマザサが群生していますので、眺望を楽しみながら登ることが出来ます。登り約2時間、下り約1時間、計3時間程の登山となりますので、初心者の方も安心です。
2:鷲ヶ岳キャンプ場ルート
県道452号線沿いにある鷲ヶ岳キャンプ場の横から登山道が続いています。一部未整地の場所もありますので注意が必要ですが、のんびりと登りで約1時間20分程度、下りで約1時間程の道のりとなります。県道452号線から、かなりの悪路ですが、一ぷく平近くまで自動車で登ることも可能なので、時間を短縮することも出来ます。
鷲見大鑑の伝説に浸りながら、のんびり登山は如何?
鷲見大鑑の伝説の残る鷲ヶ岳をご紹介しました。北アルプスをはじめ、日本百名山である白山連峰を望む眺望と、一部悪路はありますが登り、下りで約3時間程の所要時間から、初心者の方でも十分に登山やトレッキングを楽しめる山でおすすめです。自家用車で途中まで登ることも出来ますので、週末に鷲ヶ岳でリフレッシュしてみては如何でしょうか。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。