イスカ おすすめシュラフ|人気のエア・デナリ・アルファライト等紹介
目次
イスカは登山用寝袋(シュラフ)の老舗専門メーカーとして有名で、「心あるモノづくりで、最高の品質を」をブランドコンセプトに製品開発を行っています。イスカのシュラフには、「快眠のための3D構造」「最高品質の素材」「厳しい縫製基準」の3つの機能性が備わっており、登山でホッと一息つける大切な睡眠時間を快適な物にしてくれる必須アイテムでもあります。そんなイスカのシュラフ厳選7選をご紹介します。
イスカのシュラフ、3つの機能性について
先にも少し触れましたが、イスカのシュラフには大きく3つの機能性が備わっており、登山での快適な睡眠を約束してくれます。
1:快眠のための3D構造
イスカのシュラフは、人の身体の丸みに合わせた「かまぼこ」のような断面形状に作られており、上部にゆとりを持たせた3D構造になっています。また生地裁断の仕方が寝袋の内側では短く、外側は広い「ディファレンシャルカット」を採用しており、シュラフが自然と身体にフィットするように工夫がされています。
2:最高品質の素材
保温素材には世界標準IDFLで管理された最高級のダウンや、イスカが独自開発したマイクロライトTM、エアーフレイクRなどを使用しており、軽量で優れた保温性能を誇ります。また生地には軽量で高い耐久性を備えたナイロン66や、透湿防水性素材であるゴアテックスなど、最新の機能性素材が使われています。
3:厳しい縫製基準
イスカのシュラフは、長く愛用してもらうことを前提に作られており、縫製にもこだわっています。縫製工場と綿密な連携を図り、熟練した職人の方が一つ一つ手作業で縫製を行うことで、高い品質を維持しています。
3つの機能性を簡単にご紹介しましたが、シュラフの専門メーカーらしく、しっかりとした品質管理を行っていることが、人気の秘密でもあります。
3シーズンに対応したモデル エア 450X
エア450Xは主に春から秋の3シーズンでの使用を主眼に開発されたモデルですが、冬の低山登山でも使うことが出来るため、どんな状況にでも対応可能で活用範囲の広いことが最大の特徴になります。中綿に800フィルパワーのホワイトグースのダウンを採用しており高い保温性を備えていることは勿論、本体平均重量も約840gと非常に軽量で、重さを気にせずザックに入れておくことが出来ます。また3D構造とボックス構造を組合わせることで、シュラフが身体の形状にフィットし無駄な空間を作らず温かい空気を逃がさないため、最大マイナス6℃の寒さまで対応することが可能です。
羽毛量 : 450g(90/10 800フィルパワー)(一般的に550フィルパワ-以上で高品質とされ、7700~800フィルパワ-のものが最も良質とされています。)
サイズ : 肩幅78×全長207cm
収納サイズ : 直径16×35cm(収納スタッフバッグ付)
重量 : 840g
カラー : ロイヤルブルー/ブラック
対応温度 : マイナス6℃
構造 : ボックス構造 、ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ、YKKコイルジッパー
エアシリーズの最高峰 エア 1000EX
イスカのシュラフで人気の高いエアシリーズのフラッグシップモデルといわれるのが、ご紹介する「エア 1000EX」です。内側と外側のステッチ(縫製)位置をズラすことにより、シュラフ内部の熱損失を抑える「台形ボックス構造」や「3D構造」の採用により、最低使用温度はマイナス30℃を誇り、極寒の冬季縦走登山でも、問題なく使用することが出来る高い保温性能を備えています。800フィルパワーのダウンを1,000gも使用し、寒くなり易い足元と胸側に多めに配置することで、保温効率を考慮した設計になっています。またアウターには、高い耐摩耗性と引き裂き強度を備えた「ナイロン66」に、強力な撥水性能を持たせることで、テント内の結露などが落ちて来ても、しっかりと弾いてくれますので、長く愛用出来るのも特徴の一つです。
羽毛量:1000g(90/10 800フィルパワー)
サイズ:84(肩幅)×208(全長)cm
平均重量:1550g
収納サイズ:23(底直径)×38(高さ)cm
厳冬の縦走登山対応 アルファライト1300EX
全5種類がリリースされているアルファライトシリーズの最上級モデルとなり、冬山での縦走登山でも安心な最低使用温度マイナス20℃の高性能を備えています。中綿には、イスカが独自開発した「マイクロライトTM」が使用されており、1.5デニールのマイクロ繊維と、3デニールと4デニールの中空ポリエステル繊維を組合せることで、高い保温性能と収納性を備え、またダウン素材と比較しても濡れや湿気に強く、いつも快適な寝心地を提供してくれます。さらに収納時には直径28cm×長さ46cmと小さく折り畳むことが可能で、ザックの中に入れていても邪魔にならない程のコンパクトさです。
中わた量:1300g(ポリエステル100% マイクロライトTM)
サイズ:84(肩幅)×211(全長)cm
平均重量:2000g
収納サイズ:28(底直径)×46(高さ)cm
素材:ナイロン100%
ダウンプラス デナリ 1500
ダウンプラスシリーズの最上級モデルとなり、最低使用温度がマイナス37℃と極寒の冬山での登山泊でも、安心して使用することが出来るようになっています。フィルパワー720のダウンを1,500gも充填し、高い保温性能を維持することに主眼を置いて開発されており、温まった空気を逃がさないようにフードチューブやショルダーウォーマー、ドラフトチューブなどの機能が標準装備されています。またシュラフ自体にゆとりを持たせたワイド設計で、ダウンジャケットを着たままでも寝ることが出来るのも特徴の一つです。また面白い機能として、足元を温めるために内側に「簡易湯たんぽ」を入れることの出来るポケットが設置されており、どうしても寒い場合に対応することが可能になっています。
裏地:ポリエステル100%(ポリエステルマイクロファイバー)
ダウン量:1500g(90/10 720フィルパワー)(ホワイトダックダウン)
サイズ:94(肩幅)×218(全長)cm
平均重量:2350g
収納サイズ:約 45(幅)×25(奥行き)×35(高さ)cm
高い保温性能を備えたパフ 1100EX
引用:Amazon
パフシリーズは全2種類がリリースされており、ご紹介する「パフ 1100EX」は最低使用温度がマイナス35℃と高い性能を備え、ヒマラヤ登山にも使用することが可能なモデルです。イスカがリリースしているシュラフの中で、最も高い保温性を備えた「台形ボックス構造」を採用しており、内側と外側のステッチ(縫製)をズラすことで温かい空気が外に逃げるのを防いでいます。またシュラフの表地には、シュラフやダウンパーカー専用に開発された防寒素材である「ゴア ウィンドストッパー」を採用しており、生地本体からの冷気侵入を防ぐ工夫もされています。平均重量は約1,750gと若干重たいですが、中綿に800フィルパワーのダウンを約1,100g使用しており、寒い冬山での就寝時の温かさを考えれば十分に登山用として使用出来ます。
羽毛量:1100g(90/10 800フィルパワー)(ハンドピックホワイトグースダウン)
サイズ:84(肩幅)×208(全長)cm
平均重量:1750g
収納サイズ:28(底直径)×44(高さ)cm
サマーシーズンに最適なピルグリム 150
ピルグリムシリーズはマミー型の「ピルグリム 150」と封筒型の「ピルグリム 180」の2タイプがリリースされています。ご紹介する「ピルグリム150」の生地素材には、超軽量な30デニールの「コーデュラ」が採用されていることで、平均重量が約470gと非常に軽量コンパクトに作られています。また「コーデュラ」素材は、高い耐摩耗性と引き裂き強度を備えていますので、登山をはじめアウトドアに最適で、過酷な条件下でも安心して使うことが出来ます。最低使用温度が10℃で、胸側には720フィルパワーのダウン、背中側にはイスカの独自素材であるマイクロライトを採用し、保温性と耐久性を持たせており、サマーシーズンの登山泊やキャンプに最適なモデルです。
サイズ:80(肩幅)×215(全長)cm
平均重量:470g
収納サイズ:10×14(底)×28(高さ)cm
付属品:収納袋
日本の冬の定番 スノ-トレック 1300
「スノ-トレック 1300」は、高い保温性能から最低使用温度はマイナス10℃まで対応が可能で、春から秋までの3シーズンで使用することを前提に開発されており、登山泊初心者の方におすすめのモデルです。ポリエステル中空わたを100%使用し、交互に配置するダブル構造にすることで、内部から温かい空気を逃がさず、外部からの冷気の侵入を防ぐようになっています。また冷気の侵入を防ぐドラフトチューブや、首元や肩の部分を包み込んで温まった空気の流出を防ぐショルダーウォーマーを標準装備しており、初冬の低山キャンプでも、その威力を発揮します。またフロントジッパーは、フルオープン仕様となっていて、マットレスのように広げてフリースのように使うことも出来ます。
中わた量:1300g(ポリエステル中空わた100%)
サイズ:85(肩幅)×220(全長)cm
平均重量:2500g
収納サイズ:38(底幅)×23(底奥行き)×44(高さ)cm
長く愛用出来る高性能なイスカのシュラフ
イスカからリリースされている、シュラフを厳選7選としてご紹介しました。昭和47年に創業し、登山、アウトドア用シュラフ(寝袋)の老舗専門メーカーらしく、どのシュラフも3つの機能性をしっかりと保持し、長く愛用してもらうことを前提に製品作りをされています。登山中級者になれば、シュラフは必需品となりますので、是非、イスカのシュラフを試してみては如何でしょうか。
おまけ:買い換えるときのこと
ほしい商品は見つかりましたか?
新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?
「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。
そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。