世界遺産の屋久島、8月の登山におすすめな服装は?

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2017.07.23

引用:pixabay.com
8月は長いお盆休みを利用して、世界自然遺産の屋久島を登山してみようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。8月の屋久島の平均気温は平地部で約28°、最高峰である宮之浦岳で約16°前後と思った以上に涼しく、登山を楽しむことができます。屋久島は「月のうち35日は雨」と言われるほど、雨の多い場所ですので事前の服装の準備は必要です。

屋久島の代表的な登山コース4つをご紹介

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世界自然遺産に登録されている屋久島では、初心者から上級者まで、登山やハイキングを楽しめるコースが幾つかありますが、8月でも最高峰の宮之浦岳では気温が16°前後とかなり涼しいので、通常の登山と同様にレイヤリングでの体温調整が必要になります。

また屋久島は「月のうち35日は雨」と言われるほどに雨の多い場所になりますので、レインウェアは必需品で、標高や場所によっても準備する服装が変わります。

では、屋久島の登山、ハイキングスポットごとにおすすめをご紹介します。

①縄文杉コース

縄文杉を見て回るコースですが、往復で約10時間ほど掛かるので、早朝からのスタートをおすすめします。

いちおう杉も見ておこうと… やはり圧巻。樹齢3000年 #屋久島 #屋久杉

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②白谷雲水峡(太鼓岩往復コース)

往復で約5時間ほどのハイキングで、初心者から上級者までのんびりと楽しめるコースです。

③三神杉コース

往復約6時間半ほどの登山コースで龍神杉、雷神杉、風神杉の三神杉をのんびりと見て回るコースです。

④宮之浦岳コース

九州最高峰の宮之浦岳を回るコースで、往復で約10時間ほどのコースです。

この山も登って越えたよ。 #宮之浦岳トレッキング #屋久島

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往復約10時間の長丁場、縄文杉コース


屋久島の代名詞にもなっている縄文杉ですが、標高約1,300mの場所にあり、登山途中には小杉谷集落跡やウィルソン株、大王杉などの見どころも満載の登山コースになります。

①:登山コース
荒川登山口 → 小杉谷集落跡 → 楠川分れ → 大株歩道入口 → ウィルソン株 → 大王杉 → 縄文杉

②:コースの見所
荒川登山口から50分ほど歩けば、以前の屋久島の林業を支えた小杉谷集落跡です。ここから大株歩道入口までは約1時間40分までの道のりで、のんびりとトロッコ道を歩きます。大株歩道入口から少しずつ標高が上がり、ウィルソン株、標高1,200mを超えて、大王杉と登って行きます。大王杉を超えれば、縄文杉まではもう少しとなります。

③:おすすめの服装 (モンベル:ライトシェルパーカ)
8月の時期、縄文杉コース方面でも標高1,300mとなり、平均気温が20℃前後とTシャツ1枚では急な気象変化に対応が難しくなります。ミドルレイヤーとアウターを兼用できる服装を1枚を用意して行かれることをおすすめします。モンベルのライトシェルパーカは、ポルカテックという強力な撥水性能と保温性を両立しており、8月の屋久島登山の服装にピッタリです。

モンベルmont-bell ライトシェルパーカ
モンベルmont-bell ライトシェルパーカ
素材:表地:40デニール・フルダル・ナイロン・タフタ
平均重量:309g
収納サイズ:5.5×10×16.3cm
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

日本の登山を知り尽くしたモンベルらしく、強力な撥水性と保温性を高次元で両立させたおすすめアイテムです。

初心者向け白谷雲水峡(太鼓岩往復コース)

65_3_20170718引用:ヤマレコ photo by iiou16
白谷雲水峡には、飛流おとしの滝や、もののけ姫の森など見所が多く、登山道も整備されていますので、初心者から上級者までのんびりと楽しめるルートです。また屋久島の中でも特に降雨量が多く、湿潤な環境なため、苔で覆われた景色が多く美しい場所でもあります。

①:登山コース
白谷広場 → 飛流おとしの滝 → さつき吊橋 → 白谷小屋 → もののけ姫の森 → 辻峠 → 太鼓岩
往復で約5時間ほどののんびりとした登山になります。大きな難所もなく、唯一の難所は原生林を歩くため小川を渡りますので、雨が多い時には増水や滑って転倒しないよう気を付ける必要があります。

②:コースの見所
この白谷雲水峡の最大の見所は、やはりもののけ姫の森と言われる原生林で、長い年月をかけて自然に作られた一面の苔の森は、不思議な感覚になること間違いありません。また大きな花崗岩で出来ている太鼓岩の頂上からは、安房川や先ほどまで歩いて来た渓谷を望むことができます。

③:おすすめの服装(パタゴニア R1フルジップ・ジャケット)
8月の白谷雲水峡の平均気温は約24°と非常に過ごしやすい気温ですが、白谷雲水峡は屋久島でも特に降雨量が多く、湿度が高い場所でもあります。おすすめの服装は、パタゴニアのR1フルジップ・ジャケットです。R1フルジップ・ジャケットには、パタゴニアが独自開発したポーラテック・パワー・グリッド素材が使用されており抜群の通気性と伸縮性を有しており、ミドルウェアとして最適です。

patagonia アウトドア R1フルジップ・ジャケット
patagonia アウトドア R1フルジップ・ジャケット
重 量:380g
素 材:6.7オンス・ポーラテック・パワー・グリッド・リサイクル・ポリエステル93%
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

パタゴニアの独自開発したポーラテック・パワー・グリッド素材で、抜群の通気性を発揮し、登山中でも快適な着心地で、おすすめのアイテムです。

龍神杉、雷神杉、風神杉を見て回る三神杉コース

65_4_20170718引用:yakushima-milestone.com
三神杉コースの登山道になる龍神杉登山道は2007年に整備された、比較的新しい登山道になりますが短距離で標高を稼ぎますので、思った以上にきつい登山になります。ただ登山道のほとんどが石段なので、歩きやすい登山道でもあります。

①:登山コース
登山道入口 → トロッコ軌道 → 分岐 → 竜神杉、雷神杉、風神杉
登山時間は往復で約6時間の道のりですが、トロッコ軌道や苔むす石段など自然豊かな登山道を楽しむことができます。但し急勾配の道が続きますので、中級者以上の方におすすめです。

②:コースの見所
登山道の石畳を苔が覆い隠しており、幻想的な緑を楽しみながら登ることができます。また昔に使われていたトロッコ軌道の跡などを楽しみながら、三神杉を目指すことができますので、登山道自体が見所とも言えます。

③:おすすめの服装(コロンビア スプリンガーマウンテンジャケット)
この三神杉コースは、比較的登山者の少ない登山コースで途中で、8月などの緑豊かな季節には登山道が分かり難く苔の上や石、小川など道なき道を歩く可能性もあります。

そんな時に安心して登山するための服装として、高い撥水機能を備えたコロンビアのスプリンガーマウンテンジャケットは最適です。また重量も約280gと軽量に作られており、負担が少なくてすみます。

コロンビア スプリンガーマウンテンジャケット
コロンビア スプリンガーマウンテンジャケット
素材 : WRフリース(ポリエステル94%、ポリウレタン6%)
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コロンビアらしいシンプルで、軽量かつ抜群の撥水性能と8月の屋久島、三神杉コースにピッタリのアイテムですね。

九州最高峰を登頂する宮之浦岳コース

65_5_20170718引用:屋久島ガイド協会
宮之浦岳は屋久島内だけでなく、九州地区での最高峰で標高は約1,935mあり初心者から上級者まで、自然と触れ合いながら登れるおすすめの登山でもあります。

①:登山ルート
淀川登山口 → 淀川小屋 → 花之江河 → 投石平 → 翁岳分岐 → 宮之浦岳山頂
全行程は約10時間30分と、かなりの長丁場になりますが、ガイド付きの登山ツアーなども開催されており、屋久島で人気の登山ルートです。

②:コースの見所
淀川登山口から淀川小屋までは、のんびりと樹林の中を整備された登山道を進みます。花之江河には湿原が広がり時期によっては、さまざまな植物を見ることができ日本庭園のような趣がありおすすめです。

この辺りになると森林限界を超えて、高い樹木がなくなりますので見晴らしも良く、ヤクザサに囲まれた稜線を歩けば宮之浦岳に到着します。時々急な勾配もありますが、屋久島最高峰の登山を楽しめます。

③:おすすめの服装(モンベル ストームクルーザー ジャケット)
宮之浦岳は行程も長く標高も高いので、登山ウェアには気をつけましょう。特に8月の夏場には急な雨に降られる可能性が非常に高くなります。モンベルのストームクルーザージャケットは、ゴアテックス製の優れた防水透湿性能を備えていますので、急な雨でも安心して使うことが出来ます。アウターとして先に着用していた方が良いかも知れません。

モンベルmont-bell ストームクルーザージャケット
モンベルmont-bell ストームクルーザージャケット
メイン素材: ポリエステル
素材構成: ゴアテックス®ファブリクス3レイヤー
サイズレンジ:S、M、L、XL
対象 メンズ
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

モンベルのレインウェアの代名詞でもあるストームクルーザージャケットは、十二分な性能を有していますので、8月の屋久島登山時に服装の一つとして使ってみては如何でしょう。

8月の屋久島登山では、雨対策重視の服装を

8月に屋久島登山を行う際には、必ず雨に降られると予想をして服装の準備をされることを強くおすすめします。特に宮之浦岳のように標高が高い山を登る際には、最初からレインウェアをアウターとして着込んで行くと急な雨にも余裕を持って対応出来ます。屋久島には、何度見ても飽きない程の大自然が残っていますので、是非8月のお盆休みにでも訪れてみては如何でしょうか。
画像引用:Instagram 他

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。