山へ登る時に持参する、おすすめの食べ物は?

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2017.06.06

引用:pixabay.com
日帰り登山やトレッキングなど登山経験を積んでから、テント泊登山へステップアップすると、必然的にコンロとクッカーで食事を作る機会も増えて来ますが、どんな食事を作れば良いか、また作れるのかと悩む方も多くいらっしゃいます。登山に食べ物を持参して食事を作り、澄んだ空気の中で作った食事を楽しむ、これこそ登山の醍醐味ではないでしょうか。今回は山へ持参する食べ物についてご紹介します。

登山料理の定番 インスタントラーメン

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インスタントラーメンを料理と言って良いのか微妙なところですが、実際に山へ持って行く食べ物の中でインスタントラーメンを選択される中級者以上の方は比較的多いです。選ばれる理由は幾つかありますので、ご紹介します。

【①:短時間で調理が可能】
縦走登山でのテント泊では、初日の疲れが溜まっていますので、少しでも早く休みたいという方も多くいらっしゃいます。お湯を沸かして注ぐだけという手軽さが、支持されています。
【②:軽量】
インスタントラーメンの袋タイプであれば、1つ約100g前後と軽く食べ物を携帯するのに非常に便利です。

【③:高カロリー】
山では体力回復のために、平地よりも高カロリーの食べ物を食べた方が無難です。インスタントラーメンは1袋で約400kcalと、エネルギー補給に最適です。

日本人の国民食であるラーメンですが、登山に携帯するのに便利な食べ物で人気がある理由も頷けます。

お湯を注いで手軽に調理 アルファ米

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アルファ米は、簡単に言うと「一度炊いたお米を乾燥させた食べ物」で、お湯を注ぐだけで元に戻り簡単に食べられるので、山へ持って行く食べ物としては最適です。

【①:お湯を注ぐだけで簡単調理】
ご飯を乾燥させた物なので、お湯を注げば簡単に食べることが出来ます。極端ですが、クッカーのガスが無くなったとしても、水を注いで食べられます。

【②:味のバリエーション】
アルファ米は、さまざまな食品メーカーから発売されています。単純な白米をはじめ、おかゆやチキンライス、カレーピラフなど味のバリエーションが多くあり、何を食べようかと食事の楽しみも増えます。

【③:軽量】
インスタントラーメンと同じく、乾燥食品ですので軽量なので山へ持って行く食べ物としては最適で、お湯を入れれば乾燥重量よりも嵩が増しますので食べ応えもあります。

アルファ米は、その手軽に食べられる特性から登山だけでなく、災害時の非常食として備蓄される方もいらっしゃいます。

色々と使い道の多い 乾燥スープ

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乾燥スープと聞いてピンとくる方は、山でのテント泊やクッカーで食べ物を作る経験が豊富な方ではないでしょうか。色々と使い道の多い食べ物ですので、ご紹介します。

【①:色々な種類があり味も楽しめる】
乾燥スープにもアルファ米と同じように、色々な味のバリエーションがあります。ベーシックな味噌汁やお吸い物をはじめ、トマトスープやオニオンスープなどの洋風、卵の中華スープやトムヤムクンなどの変わり種まで販売されていますので、山での食事に飽きが来ません。

【②:調味料としても使える】
乾燥スープは簡単な調味料としても使えます。方法は非常に簡単で、クッカーにアルファ米と一緒にお投げ込んでお湯を注いでしまえば、乾燥スープ味の雑炊が出来上がります。

【③:塩分やミネラル補給にぴったり】
スープなので、野菜やお肉などの具材が多く入っていますので、登山中に汗で失われた塩分やミネラルを補給することが出来ます。

乾燥スープは、軽量で塩分補給が簡単に出来る優れものですので、山に持って行く食べ物リストに是非入れておいて下さい。

簡単にタンパク質補給 魚肉ソーセージ

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魚肉ソーセージは、登山中に補給した方が良いといわれエネルギーに変わり易いタンパク質や脂質、塩分を含んでいますので、行動食にも最適でテント泊の手軽なおかずにもなる食べ物です。

【①:動物性たんぱく質】
魚のすり身で出来ていますので動物性たんぱく質を多く含んでおり、エネルギーに変わり易く登山で消耗した体に最適です。

【②:調理が簡単】
魚肉ソーセージの調理は単純で、煮ても焼いても、そのまま調理なしでも気軽に食べられるため、おすすめです。

【③:1本で高カロリー】
魚肉ソーセージ1本、約100gあたりのカロリーは約165kcalとご飯1杯分のカロリーが含まれています。

私たちの生活に馴染みの深い魚肉ソーセージですが、山へ持って行くにも十分な栄養分を備えていますので、是非お試し下さい。

簡単に水分とエネルギー補給 ゼリー飲料

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山へ持って行く食べ物に、ゼリー飲料と聞いて「何で?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、食事は作らずにテント泊を対応するという場合や、登山中の行動食としても非常に優秀な食べ物です。また最悪な場合にも、非常食としても対応出来ます。

【①:見た目よりも高カロリー】
色々なタイプのゼリー飲料が各社から販売されていますが、エネルギー補給をメインとしているゼリー飲料のカロリーは、約200kcal前後と1本でご飯1杯分のカロリーを取ることが出来ます。

【②:水分補給にも最適】
ゼリー飲料の中に含まれる水分量は、全体の約95%以上になりますのでお手軽に水分と含まれるミネラル分を補給することが出来ます。

【③:難点は1つだけ】
カロリーや水分補給と、山へ持って行く食べ物としての要件は満たしていますが一つだけ難点があり、それは「食べた~!」という満腹感が他の食事と比べて、圧倒的に足りない事です。この満腹感だけは、残念ながら我慢するしかありません。

ゼリー飲料も、各社から味やカロリーの異なる物が数多く販売されていますので、ご自身の気に入った味を探してみて下さい。

テント泊での食事を楽しんでいますか?

山でのテント泊におすすめの食べ物をご紹介しました。山頂に登りきった後に、テントで食べる食事は格別な味だと思います。最近は、ご紹介した食べ物以外にも色々と便利な物が増えていますので、登山前に近所のスーパーなどを覗いて見ても面白いかもしれません。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。