初めての人必見!トレッキング入門編〜知っておきたい5つの知識〜
目次
引用:pixabay.com
トレッキング入門者にとっては、どこに行けばいいのか・どんな道具をそろえればいいのかなど、いろいろと迷ってしまうことが多いものです。そこで、ここでは初めての人でもわかりやすいように、トレッキングについての基本情報や必要な道具・服装、注意事項などをまとめてみました。まずは、これだけ知っていれば大丈夫!あとは、体験してみるだけです。ぜひ役立てくださいね。
「トレッキング」とはどんなものなのか?
引用:pixabay.com
トレッキングとハイキングやピクニックってどう違うの?……と思っている人も少なくないでしょう。「自然の中を歩く」というイメージは同じですが目的が異なります。トレッキング入門者としては、この違いを把握しておきましょう。
ピクニック
お弁当を持って野山や海、公園などに出かけ、散歩を楽しんだ後に芝生などにシートを広げ持参したお弁当を食べます。若いカップルやファミリー、子供連れ、犬連れなど幅広い年代層が気軽に楽しんでいる姿はよく見かけるでしょう。
ハイキング
小高い野山や大自然の中を一定のコース歩きます。ピクニックよりも本格的に「歩き」に重点を置くので、最近は健康維持のために中高年齢層も多く参加しているのです。
トレッキング
「山歩き」のことです。登山と異なるのは、登山は頂上まで登るのを目的にしますが、トレッキングの場合は「登頂には関係なく山の中を歩く」ことが目的なことでしょう。トレッキングのコースは、自分の体力や脚力に合った場所を選ぶことが大切です。
トレッキングの魅力はどんなところにあるのか?
引用:pixabay.com
トレッキングは、「登頂」を目的とするのではなく「山歩き」を楽しむスポーツです。自分の体力や脚力に合ったペースで歩くことができます。また、四季折々に表情を変える大自然の景観や、樹木、野山の植物、野鳥などを観察することもできるのです。場所によっては、山中ならではの澄んだ清流や迫力のある滝などにも出会うことができます。慌ただしくストレスを抱える現代社会から切り離された空間で心身ともにリフレッシュできるのも魅力でしょう。
トレッキングは、さまざまな道具や専用の場所が必要なスポーツとは違い必要な道具やウェアはそれほど多くはありません。また、トレッキングを楽しめるフィールドは日本中(世界中)に数え切れないほどあるので飽きることなく続けられます。
トレッキング入門者がそろえたい必要な物とは?
引用:pixabay.com
トレッキングに持っていく道具にはどのようなものがあるのでしょう。初めての場合、あれこれと持って行きたくなると思いますが、荷物が重いと途中で歩くのが嫌になってしまいます。どのようなコースを歩くかによっても必要な物は変わりますが、トレッキング入門者で自分の体力・脚力がどの程度かわからない場合は、ちょっとした里山を歩くコースからスタートしたほうがいいでしょう。
トレッキング入門者が最初にそろえたい物
・リュック・ザック:両手を解放できるので「背負うタイプのバッグ」が最適です。
・帽子:山は紫外線が強いので、キャップやハットなど軽くてたためるような帽子を持って行きましょう。
・水筒かペットボトル
・タオルと携帯用ティッシュペーパー(使用後は山には捨てずに持って帰ること)
・おやつ
・常備薬(絆創膏・虫刺され薬・虫よけスプレーなど)
・日焼け止めクリーム
・時計か携帯、スマートフォン
・雨具(軽いレインウェアや折りたたみ傘など)
・コンビニやスーパーの袋:ゴミ箱がない場合、ゴミを捨てて持ち帰るのに使います。
また、季節によってはサングラスや防寒用グッズ(ニットの帽子や手袋)、使い捨て用カイロなどがあるといいでしょう。
トレッキング入門者に最適なウェアは?
引用:pixabay.com
本格的な長時間のトレッキングを楽しむようになると、機能性に優れた専用のウェアが必要になります。まず、トレッキング入門者の場合、里山歩きレベルなら手持ちのカジュアルウェアでも大丈夫でしょう。ただし、トレッキングウェアの基本は覚えておいてください。
トレッキングウェアの基本は、アンダーウェア(肌着)+ミドルウェア(中間着)+アウター(外着)の「重ね着」です。肌着で汗を吸収、中間着で保温、外着で雨風を防ぎます。それぞれ選び方のポイントは以下を参考にしてください。
アンダーウェア
綿は汗を吸収すると乾きにくく体を冷やすのでメッシュ素材や化繊系素材など、吸湿性・速乾性に富む素材のアンダーウェアを選びましょう。秋冬は吸湿性・速乾性にプラス保温性も必要です。
ミドルウェア
化繊素材のシャツ、軽いフリース素材のプルオーバーやジャケット(ソフトシェルなどと呼ばれています)がおすすめです。真夏は、綿ではなく吸湿性・速乾性のある素材のTシャツでもいいでしょう。
アウター
ミドルウェアとして最適なソフトシェルは、真夏はアウターとしても使用できます。また、薄手のウインドブレーカーやパーカーなどもいいでしょう。耐水・防風・撥水性などの機能素材を使用したものが便利です。冬場は、保温性があり軽量のトレッキング・登山用アウターを1枚用意しておきましょう。
トレッキング入門者のシューズ選びのポイント
引用:pixabay.com
初めてのトレッキングで大切なのは、シューズ選びです。「歩き」が基本のトレッキングは履き心地の悪いシューズでは楽しめません。そこで、どのようにシューズを選んでいいのかが迷うところです。短時間の里山レベルなら、履きなれたスニーカーなどでもいいでしょう。トレッキング用に新しくシューズを購入するときは「足全体にフィット感があるか」を基準に選んでください。
トレッキングシューズはさまざまなブランドが展開していますが、その人の足型によって合う・合わないがあるのでいくつか試着してみましょう。また、トレッキング入門者の場合は、本格的な靴底の硬い登山靴を購入してしまうと歩きにくいことがあります。まずは、柔らかいトレッキングシューズやトレイルラン用シューズで「足裏感覚」になれることが大切です。シューズを購入するときには、必ず登山用の靴下(もしくは厚手の靴下)を持参してください。それを履いた上でシューズを試着しましょう。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。