登山やトレッキングの途中で水彩画を描くのも楽しみ方の一つです。

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2017.04.12

引用:pixabay

登山の楽しみ方は十人十色。雄大な自然に囲まれた非日常的な環境での開放感を満喫したい、目標にしていた山頂へ上り充実感や達成感を感じたいと言った本格的な登山の楽しみ方から、トレッキングを主とした山歩きと様々です。

そんな数ある楽しみ方の中から、ご紹介したいのが登山やトレッキング中に気に入った風景を水彩画で描くという楽しみ方です。

写真とは違った世界に1枚だけの水彩画を描いてみては如何でしょう。

山での水彩画に絵心は必要ありません。

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登山やトレッキングの途中で水彩画を描くというと、多くの方が絵心がないからハードルが高そうと思われがちですが、意外にも水彩画のスケッチを楽しまれている方は多いんです。

何気にふと気が付いた足元の小さな草花から、山頂に近づくにつれて広がる雄大な自然のパノラマなど、ご自身の感性に任せてのんびりと足を止めて描きたいものを描くというスタンスで楽しむ事が大切です。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざ通り、何度も気軽に足を運ぶうちにオリジナリティ溢れる水彩画が描けるようになります。

カメラとは違った気軽さが最大の魅力です。

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最近はカメラで風景を撮影されている方も多くいらっしゃいますが、一眼レフのカメラと大きなレンズ、三脚などの機材を持っての登山やトレッキングは気軽に楽しむと言った雰囲気ではありませんし、壊してしまった時の挫折感は大きい物があります。

その点、鉛筆やスケッチブック、固形絵具や水筆のセットがあれば、何時でも何処でも自分の好きな場所で好きな様に描くことが出来るといったメリットが水彩画にはあります。

お試しでザックの中に水彩画セットを忍ばせてみると、今までとは違う新鮮さに出会うこと間違いなしです。

絵具などの画材も種類が豊富です。

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登山やトレッキングへ持って行くのに嵩張らない画材も多く発売されていて、その種類も豊富でロイヤルターレンスやクサカベを筆頭にホルベインやシュミンケなど、数社が持ち運びに便利な固形タイプの水彩絵具を発売しています。

固形タイプの絵具は、筆先に含んだ水で絵具を溶きながら色加減を自由に調整できるのが特徴で、水彩画の繊細なタッチを表現するには最適なアイテムでパレットと一体型になっているコンパクトタイプも多く、使う度に蓋を開け閉めするチューブタイプよりも気兼ねせずに描き始められるのが手軽で便利です。

固形タイプの絵具は、各社メーカーごとに使われている顔料が微妙に違うのでメーカーごとに独特の発色があります。メーカーごとに何種類か買い揃えてご自身のフィーリングに合った絵具を選んでみたり、登山やトレッキングの場所ごとに持って行く絵具を変えてみたりと色々な楽しみ方が出来るのも水彩画ならではです。

また「水筆」と言われる水タンクつきの筆であれば筆洗が不要で、ペンテル社をはじめ数社が水筆を販売していますのでご自身の筆圧にあった物を数本用意しておくと便利です。

ダイナミックに思うがままに楽しみましょう。

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せっかくのお休み、心も身体もリフレッシュするために野山へ足を運んだのに、水彩画を描くのに上手に書かなきゃなどと緊張してしまったとなれば本末転倒。

「素人なのだから上手く描けなくて当然!登山やトレッキングと同じで楽しむことが一番大事!」くらいの大らかな気持ちでキャンバス一杯に、眼前に広がる風景を描くことが大切です。

風景を描くことに没頭していると日ごろのストレスもいつの間にか、どこかへ吹き飛んでいるはずです。

また水彩画を長く楽しむコツの一つに、事細かにディテールにこだわり過ぎない事と言われており、山の輪郭などをダイナミックに表現してみると予想外に綺麗に描けてビックリします。

登山から帰宅後、最大の楽しみは思い出です。

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登山やトレッキングでしっかりリフレッシュし帰宅した後は、描いた水彩画をスケッチブックから取り出して眺めてみて下さい。

どの絵を見ても、あなたが雄大な自然に囲まれた中で、のびのびと描いた「世界で1枚しかないオリジナル水彩画」です。

その1枚、1枚に登山やトレッキングでの思い出がギュッと詰まっている、素敵な水彩画になっているのは間違い有りません。

そんな水彩画を見ながら、遠くに見えたあの山のラインが綺麗だった、野山の緑が濃くて清々しかったという様な山での体験が鮮明に蘇ってくれば、間違いなく登山やトレッキング中の水彩画に嵌まった証拠です。

今度はあの山の頂から、こんな構図で描いてみようとか、この登山道を登ればどんな景色が見えるだろうかなど、次回の登山中に水彩画を描く場所を選定しながら計画を考えるのも楽しみの一つになって行くはずです。

オフ日のリフレッシュと思い出作りに最適です。

登山やトレッキングの途中、自然に囲まれたのんびりした環境の中で、思いのままに水彩画を描くことで日ごろの疲れた心と身体をリフレッシュしてみて下さい。

「思い出はプライスレス」の言葉通り、ご自身で描いた水彩画を見る度に鮮明な思い出が蘇ることは間違いありません。

写真とは趣きの違った「世界に1枚だけの水彩画」をあなた自身で描いてみては如何でしょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。