テント泊の必需品シュラフ|用途別に徹底解説
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登山を始めると、必ずやりたくなる山岳でのテント泊。そんな、テント泊をするには、シュラフは必需品。でも、どんなシュラフが必要なのか?今回は、初心者におすすめする登山用シュラフを徹底解説します。
登山用シュラフとは?
登山用シュラフとはどんなものを言うのでしょうか?
登山用のシュラフはマミー型
登山用のシュラフとしては、マミー型一択です。マミー型は、足に向かって狭くなっている形状のシュラフになり、軽量コンパクト性と保温性に優れます。
中わたの素材
中綿の素材としては、ダウンと化学繊維があります。それぞれ、以下のようにメリットデメリットがあります。
■ダウンのメリット
・軽量コンパクト
■ダウンのデメリット
・価格が高い
・水濡れに弱い(一部、撥水加工で強くしている製品もある)
・動物保護で問題あり
■化学繊維のメリット
・ダウンに比べ価格が安い
・水濡れに強い
・メンテナンスが楽
■化学繊維のデメリット
・ダウンに比べ、重く、コンパクトさに欠ける
現在はダウンが主流ですが、将来的には化学繊維が有望です。ダウンと化学繊維のいいとこ取りをしたハイブリッドというものもあります。
登山用シュラフの選び方
では、登山用シュラフの選び方はどうすればいいのでしょうか?
対応温度帯で選ぶ
登山する山岳の気温データを入手し、使用する時期に合わせて、対応できるシュラフを選びましょう。
使用サイズで選ぶ
身長に合わせサイズを選びます。レギュラーサイズやロングサイズがあります。
重量と収納サイズで選ぶ
登山では、バックパックに入れて持ち運びますので、できるだけ軽くてコンパクトなものを選びましょう。
前出の中綿の素材でも、重量など変わってきますので、よく検討しましょう。
登山用シュラフのお手入れ・保管のポイント
登山用シュラフのお手入れや、保管方法をご紹介します。
使用後のお手入れ
使用後は、体からの汗や湿気を吸っていますので、テント撤収と同時にできるだけ乾かします。また、自宅に帰った後は、保管する前に、一昼夜、日陰干しをします。
保管
保管する場合は、たたまずに、ハンガーに吊るしておきましょう。たたむ場合は、ゆるくたたむようにしてください。
洗濯
ダウンも化学繊維も、家庭用洗剤は使わずに専用の洗剤で洗濯しましょう。自分で洗濯するのが心配な方は、クリーニング店に相談してみてください。
ダウンを使用したウェアやギアの汚れをしっかりと落とすことができる洗濯洗剤です。
登山用シュラフおすすめ3選
ここからは、おすすめの登山用シュラフをご紹介します。
夏の高山に モンベル ダウンハガー800#3
◆撥水:ポルカテックス撥水加工
◆帯電:静電気を軽減する帯電防止加工
◆重量:575g(スタフバッグ込重量600g)
◆収納サイズ:14×14×28cm(3.4L)
◆温度帯:リミット温度-2度、コンフォート温度3度
夏の高山、春秋の低山までカバーするモデルです。モンベル独自のスーパーストレッチシステムで、表面生地に伸縮性があるため、シュラフを着て動いたり寝返りをうっても、シュラフがつっぱらず、窮屈感が少ないのが特長です。
■ここがポイント
窮屈感が無く、寝心地が良いため、初心者にはおすすめ。寝相が悪い方にも!? ちなみに、筆者も愛用しています。
3シーズン ナンガ UDD BAG 380DX
◆重量:約680g
◆収納サイズ:約約Φ13×25cm
◆フィルパワー:770FP
◆生地:15dnナイロンシレ撥水加工
◆内部構造:上面/台形ボックスキルト構造、下面/シングルキルト構造
◆ダウン量:380g
ナンガというメーカーはあまり馴染みがないかもしれませんが、れっきとした日本メーカーで、特にシュラフには、昔から定評があります。このシュラフの特長は、ダウンが撥水加工されており、水濡れに強いという事です。3シーズン対応します。
■ここがポイント
冬以外であれば、ほとんどの山をカバーします。ちょっと高いですが、長い目で見ればおすすめです。
コスト重視 モンベル アルパイン バロウバッグ #5
◆収納サイズ:径16×32cm(5.1L)
◆表地:40デニール スーパーマルチ・ナイロン・タフタ
◆撥水加工:超耐久撥水加工
◆リミット温度:5℃
◆コンフォート温度:10℃
中わたに化学繊維の「エクセルロフト」を使用したモデルです。夏の低山程度であれば、十分対応できます。ダウンに比べ重くなりますが、コスト重視で、夏の低山に限るのであれば、おすすめです。
■ここがポイント
夏の低山だけだし、そんなに高性能なものはいらないから、とにかく安く!! と言う方にはおすすめ。
登山の醍醐味、テント泊
いかがでしたか?登山用シュラフの種類や素材の違いなどご紹介しました。また、夏の高山向け、3シーズン向け、コスト重視の夏の低山向けと3種類に製品をご紹介しましたが、ここでご紹介したシュラフ以外にも、多くのシュラフがあります。ぜひ、ご自分で比較検討してみてください。登山の醍醐味、テント泊。今年は、あなたも挑戦してみませんか?
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。