キャンプ女子Kajoが行く!〜フランス・ボーヌトレッキング編〜
Bonjour! ライターのKajoです。
今回は日本を飛び出してフランス・ブルゴーニュ地方よりお送りします。
朝晩はぐっと冷え込む毎日ですが、葡萄の木々からは新芽が芽生え、道端には野花たちが健気にその身を揺らしています。
初めてのトレッキング記事。
これを読んだ皆さんが、これから旅先で過ごす休日の選択のひとつに、“トレッキング”を追加していただけたらなと思います。
選択に迷うほどのルートたち
スタート:ペルナン・ベルジュレス(フランス・ブルゴーニュ地方、コートドール県南部)
※ペルナンは「泉」、ヴェルジュレスは「ヴェルシーに続く道」を意味する地名
ゴール:サヴィニー・レ・ボーヌ
装備:
・リュック(Columbia(コロンビア)「ロートン」30L)
・靴(Cokumbia 「TECK LITE」シリーズ)
・ペットボトル
・非常食(ナッツ)
・本
服装:
・インナー(UNIQLO)
・インナーフリース①(薄手のノースフェイス)
・アウターフリース②(ノースフェイス)
・アウターソフトシェルブレカー(モンベル)
所要時間:3時間
(スタート14:20→フレティーユの丘15:00→休憩1時間→サビニー・レ・ボーヌ17:30)
フランスの小さな村を一つ分歩く、という感じです。
ブルゴーニュ地方と言えば、誰もが聞いたことのある「ロマネ・コンティ」の畑があり、白ワインの女王「シャルドネ」の生まれた土地でもあります。
そもそもブルゴーニュでワインを生産される地域はコート=ドール(黄金丘陵)と呼ばれ、秋には黄色く色付いた葡萄の葉っぱたちがまるで黄金の様に輝いている事からその名がつけられました。
その風景を見たい。土の匂いや、土地の自然を、肌で感じながら歩きたい!と組んだルートです。
まずは『ペルナン・ベルジュレス』という村からスタート。
村の入り口に立つ看板
「教会を左手に曲がってまっすぐ行けば丘に着くよ〜」
というざっくりとした説明を地元の人から受け、村の入り口から住宅地を抜けて言われた方向に歩を進めれば、あっという間にそれらしき道に行き着きました。少々の上り坂が続きます。
草花たちが生き生きとしている様子を眺めながら
「パノラマ」の看板に導かれながら頂上にある『フレティーユの丘』を聖母子像を目指します。木々や草の緑の濃度がとても濃い。
看板、一個だけかと思ったら見つけてしまった二個目・・・
4月中旬、春とは言えまだ寒いこの場所(4月の平均気温は約10℃)ですが、木々たちに新芽が芽吹いているのを見つけ、期待に胸がワクワク。
なだらかな坂に少しだけスピードは落ちますが、木々や野花などの自然を眺めながら歩くので、全く飽きません。
草木から知る新たな季節の訪れ
日本では見たことのない種類の木に、薄く桃色に薄付いた柔らかでふくよかな芽が、これからどのような姿でこの地の人々に四季の訪れを告げるのか。
坂道を登った途中、突如視界が開けたかと思えば、葡萄畑が一面に広がっていました。
突如現れた葡萄畑、感動を胸いっぱいに吸い込む
頂上でもないのに、すでに充足感のある風景を見せていただいてただただ恐縮です・・・。
スタートから、ゆっくり村の風景を楽しみながら30分ほどで、丘に到着です。
なんだよ楽じゃん〜余裕〜!などと思っていましたが。
むしろここからがスタートです、という気持ち。
すでにピクニックを楽しんでいた村の人とすれ違いました。
「Bonjour!(ボンジュール)」
その手にはワインとパン。
今回は昼食をとってからのスタートだったので持たずに来ましたが、リュックのスペースと、体力があったらワインボトルにフランスパン、ハムやチーズ、ジャムを詰めてのトレッキングをお勧めします。
(“片道30分の往復・メインは丘の上でのランチ”、それも良いのです。)
フランスに限らずヨーロッパの他の国にも言えることですが、ゴミ箱がいたるところに設置されているので、ゴミはゴミ箱に分別して捨てて帰ることも出来ます。
芝生のスペースを抜けると、眼下に広がるぶどう畑を見守る聖母子像が佇むフレティーユの丘に到着です。
ついに丘に到着!葡萄畑がトレッキングルートに?!
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。