登山 白馬乗鞍 | 日帰りできる?初心者でも登れる?所要時間など、実際に体験してきました!
長野県と新潟県にまたがる「白馬乗鞍」。北アルプスの後立山連峰に位置する美しい山です。今回は実際にこの山に登った体験談と、白馬乗鞍岳に関する情報を僕、梅干し氏がお届けいたします。はたして白馬乗鞍は初心者でも登れるのか、また日帰りはできるのか?早速ご紹介しましょう!
白馬乗鞍の基本情報
まずは白馬乗鞍ってどこにあるの?という位置情報や、標高、必要装備などの基本的な情報をまとめてみました。
《山岳名》
白馬乗鞍岳(はくばのりくらだけ、しろうまのりくらだけ)
《標高》
2469m
《主なルート》
①蓮華温泉-白馬大池-乗鞍岳
②小蓮華山-白馬大池-乗鞍岳
③栂池自然園-天狗原-乗鞍岳
《装備》
・リュック(ザック):30~40L程度
・登山靴
・雨具(レインウェアがおすすめ)
・食料(行動食、非常食)
・水筒
・軽アイゼン(時期にもよりますが、残雪も多い)
・ポールなど
日帰りはできる?
日帰りは可能な山です。実際に僕も日帰りで行ってきました。縦走をする場合も、山小屋があるので安心です。
実際の装備や服装など
日帰りということもあり、装備はできるだけ軽装備で行きました。以下は服装と持ち物です。良い笑顔でしょ?(笑)
服装
・Tシャツ:モンベル
・ズボン:コロンビア
・帽子:キャップ帽
装備品
・リュック:35L
・サコッシュ:CHUMS(チャムス)
・登山靴:ノースフェイス
・水筒
・非常食(ナッツ、チョコレート)
夏なので、軽装備で行くことにしました。帽子と水筒は必須ですね。あ、Tシャツですがインナーはちゃんと長袖を着用して行きました。
ルートや、かかった時間は?
目的地は白馬大池でした。人数は2人で、日帰りコースを楽しむことにしました。ザックリとルートや時間をご紹介します。
実際のルート
栂池ロープウェイ自然園駅~天狗原~白馬乗鞍岳~白馬大池(大池山荘)~白馬乗鞍岳~天狗原~栂池ロープウェイ自然園駅
栂池:つがいけと読みます。なかなか日常では使わない漢字ですね。長野県北安曇郡小谷村(おたりむら)…。これも知らないと「おたに」とか「こたに」と読んでしまいますね。栂池自然園は水芭蕉が見られることで有名です。ただし、ここまでは環境保護のため、車の乗り入れができないのでロープウェイ(パノラマウェイ)で行く必要があります。園内は歩きやすく舗装されていて、一周するのに約3時間半ほどなので、トレッキングにもおすすめです。
かかった時間
ロープウェイ駅:8:30 → 白馬乗鞍岳:10:30 → 大池山荘:11:00 → 下山 → ロープウェイ駅13:40
(山行時間:約5時間10分)
ルートと登山道の様子
栂池ロープウェイ自然園駅を朝8:30に出発し、ロープウェイで一気に標高1800メートルくらいまで行きました。栂池ロープウェイ~天狗原までは通常登山道として整備されているので歩きやすかったです。
天狗原から白馬乗鞍岳山頂までは、7月でも途中に雪渓がありました。アイゼンを使用している人もいましたが、私はアイゼンを使用せず行きました。途中に岩場があって、少し渋滞?していましたね。晴れていれば岩場からの展望も良いのですが、この日は天候があまり良くなかったため、眺望は望めませんでした。
白馬乗鞍岳から大池山荘までですが、乗鞍岳山頂から少し下ると白馬大池が見えてきます。こちらもガスっていたため、あまり展望は良くなかったです。本当はきれいな場所なんですよ。下山途中、ライチョウの親子が砂浴びをしているのを見ることができました。こういった自然の風景を見ることができるのが登山の魅力のひとつですね。
※石じゃないですよ。雷鳥(ライチョウ)です。冬は白くなるんですが、夏はこんな色をしています。
登ってみた感想は?
この日、麓は晴れていたので期待してロープウェイに乗り込みましたが、天狗原より上はガスっていたのが残念でした。山の天気は変わりやすいと昔から言われているので仕方ありません。ですが、白馬大池は絶景の場所ですので、またチャレンジしてみたいと思います。嬉しかったのは「ライチョウ」に会えたこと。なかなか出会えないのでいい思い出になりました。下山後に帰宅し、美味しい焼き鳥とビールをいただきました。まずまずの白馬乗鞍岳でした。
おすすめ登山グッズ
登山のグッズはいろいろなブランドがあります。僕が今回身に付けて行った装備もそうです。登山グッズを扱うメーカーブランドの品は、山登りのことを研究し、開発・製造しているので、少々値段が高くても、長く使えるし機能性の面でも優れていると感じます。先述したブランドの一部をご紹介します。
モンベル
Tシャツはモンベルのものを着て行ったのですが、モンベルはアウトドアグッズの中でもかなり有名なブランドです。頭の先からつま先までモンベルだけで揃えることができるくらい、アイテムも豊富です。しかも創業者は日本の登山家、辰野 勇(たつの いさむ)さんなんです。日本のブランドがここまで成長するのは何だか嬉しいですね。
素材構成: 40デニール・ナイロン・タフタ(ポルカテックス®加工)
サイズレンジ:S、M、L、XL
素材構成: ドライテック®3レイヤー(表:40デニール・ナイロン・タフタ)
サイズレンジ:S、M、L、XL
コロンビア
コロンビアも登山ウェアでは人気のブランドですね。ウェアはもちろん、リュックや登山靴、ポールにゲイターなどアパレルが多い感じでしょうか。シーズンを問わず、春夏秋冬の登山に対応できる品を揃えていると思います。
CHUMS(チャムス)
ペンギンとよく間違われるんですが、こちらのロゴに使われている鳥は「カツオドリ」です。とぼけた横顔が可愛いですよね。このサコッシュは素材がスウェット地なので伸縮性があって、大きさも手頃なので使いやすいです。色も柄も種類が多いですよ。
留め具の種類: マジックテープ
タテ12cmxヨコ18cmxマチ2cm
ポケットの数:1(外側0/内側1)
重量:130g
ショルダーストラップ付き(全長143cm)
ノースフェイス
ノースフェイスはアウトドアユーザーだけでなく、日常使いでも人気のブランドではないでしょうか。縦型のロゴが大きく書かれたリュックを背負って自転車に乗っている人をたまに見かけます。キャンプでもノースフェイスのテントを使っている人は多いと思います。パーカーを普段着にしている人も見かけますよ。登山靴は少々高くても、歩きやすくて自分の足にフィットしたものを購入することをおすすめします。
ソール素材または裏地: ヴィブラム
ヒールの高さ: 4 cm
ブーツ筒まわり: 25 cm
留め具の種類: レースアップ
ソールの厚さ:3cm
非常食・行動食
ブランドではありませんが、こういった食料は日帰り登山でも持っていた方が良いのでご紹介します。登山は結構エネルギーを使いますからね。井村屋のえいようかん、めっちゃ人気がありますね。
内容量:1kg
ヤマノススメ
今回は白馬乗鞍岳の日帰り登山は可能だということをお伝えしました。慣れていない人は栂池自然園の周遊をトレッキングすることから始めてもいいと思います。ロープウェイからの景色や山頂からの眺望をぜひ楽しんでください。できれば天気の良い日に行きたいですね。以上、梅干し氏がお送りしました。
★★岐阜県や長野県は山が多い県ですよ~★★
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。