高山植物が好きならここ!中世修験道としての歴史を持つ葉山の魅力

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2018.04.02

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山形県村山市にそびえる葉山は、今はその活動を終えた死火山。登山中にかつて火山が噴火した際に残った、爆裂火口を眺める事ができる登山スポットです。中世には出羽三山の1つとして、多くの修験道者の信仰を集めた山としても有名です。

今では高山植物やブナの原生林が楽しめる、楽しい登山スポットとしておすすめの山の一つとなっています。今回はそんな葉山についてご紹介していきます。

 

葉山とは?

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まずは葉山の概要からご紹介していきましょう。葉山は、山形県村山市にある標高1,462mの死火山です。中世には「農業の神が住む山」として東北地方一帯で大変信仰されており、羽黒山や月山とともに出羽三山の一つにも数えられたほどです。

残念ながら明治時代に修験の場としては衰退してしまいますが、今はブナの原生林や湿地植物、その他高山植物が楽しめる登山スポットして親しまれています。

 

葉山へのアクセス

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葉山へ向かうには、村山駅から村山市営バスを使用するのがおすすめです。村山駅から45分、大鳥居バスで下車しましょう。自家用車で向かう方は、寒河江駅や村山駅から45分で登山口に到着する事ができます。

 

必要な装備

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葉山に登山する際に必要なのは、一般的な登山装備です。特に岩場が厳しいスポット等もありませんので、ある程度の登山装備があれば問題ないでしょう。ただし、どの山でも共通して言える事ですがいつ天候が変わるのかはわかりません。悪天候にも考慮した装備を備えておきましょう。

一方の冬シーズンでは、万全の雪山装備を持って行く必要があります。葉山は雪深く、残雪期には雪崩の心配もあります。冬シーズンではスノーシューやビーコンなどの雪山必須ギアを忘れず持って行ってくださいね。

 

持っていってよかったもの

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葉山に行くときには、カメラを持って行くことをおすすめします。なんと言っても葉山は高山植物の宝庫。写真映えする植物を山のように目にします。デジカメやミラーレスカメラなどの小型のものなら登山の邪魔にもなりませんので、ぜひ忘れずに持って行ってくださいね。

 

難易度

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市民登山イベントなども開催される葉山。どのルートを選択するかによっても少し難易度は変わりますが、基本的には初中級レベルの登山スポットとなっています。

 

イチオシポイント

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葉山のイチオシポイントは、ズバリ奥の院!かつて修験道として栄えた面影を見るができる上に、奥の院周辺周辺には湿地帯が広がり独特の光景を楽しむ事ができます。高山植物好きにはたまらないスポットです。

 

混雑している時期、空いている時期

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葉山で一番人が多い時期は8月から10月。夏でも平均気温24度とわりと登りやすいスポットとなっています。新緑の美しい初夏や、紅葉が色づく秋口も人気のシーズンです。

一方、冬シーズンは雪積があり天候が荒れる日も多くなるため、登山者はぐっと少なくなります。冬山登山経験者には楽しいでしょうが、一般登山者さんにはあまりおすすめできません。

 

次の登山スポットに迷っているなら葉山へ!

 

葉山は修験道として栄えた歴史や、高山植物の宝庫であることから登山スポットして大変おすすめです。道のりもそこまで危険なポイントはなく、初中級レベルの登山者なら楽しく登山を行うことができるでしょう。次の登山スポットに迷ったら、ぜひ葉山へ行って見てくださいね。

 

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。