あなたの登山はインソールで変わる|インソール交換が必要なワケ
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引用:アマゾン
インソールって、購入した事ありますか?
インソールなんて買ったことが無いよ、という方。実は、登山靴を購入すると、最初から中敷きが敷かれていますが、それがインソール(中敷き)です。つまり、登山靴を購入すると、純正のインソールを購入しているようなものなのです。そのインソールは、交換可能で、最適なインソールすることで、格段に歩行が変わってきます。今回は、おすすめのインソールをご紹介していきます。
インソールの役割は?
インソールの役割は、靴の中で足を安定させる為というのが、一番の役割です。安定性が悪くなれば、足腰が披露するのは当然です。また、市販のインソールには、付加機能が付いているものがほとんどです。衝撃吸収、姿勢矯正は代表的な付加機能です。
衝撃吸収
ひざや腰などへの衝撃を和らげることで足腰の疲労を軽減する。また、関節に不安がある場合のクッションとしての役割です。
姿勢矯正
かかとの安定と、土踏まずを支えて足のアーチ構造をサポートすることで、歩行時の姿勢を矯正し、長時間歩行の疲労を軽減する目的です。
そもそもインソールは交換すべきなのか?
登山靴には、純正のインソールが敷かれています。これは、インソールが無いと靴としては成り立たないからです。自動車購入時に、純正のタイヤを履いているようなものです。純正のタイヤが好みではない場合や、交換時期には、より目的に沿ったタイヤに交換しますが、インソールも同じことです。自分の足や、歩行形態に合ったインソールに交換することは当然だと思いませんか?
登山で一番大事な「歩く」という基本を支えるインソール。しかし、重要性を一番感じていないパーツの筆頭ではないでしょうか?
純正のインソールではダメ?
ほとんどの方は、登山靴購入時のインソールをそのまま履き続けているのではないでしょうか?登山靴に敷かれている純正のインソールを出してみてみればわかりますが、薄くてペラペラでは無いですか?
純正インソールはすぐダメになる!?
残念ながら、ほとんどの登山靴のインソールは、性能が低いものであると言わざるを得ません。それでも、最初のうちは、なんとかなりますが、使用頻度によっては、2~3か月でインソールの性能は出ていないと考えていいでしょう。「最近、山歩きで足が疲れるようになったな」と思ったら、足腰が弱っているのではなく、インソールが悪くなっているのかもしれません。
次項からは、おすすめのインソールをご紹介していきましょう。
スーパーフィート トリムフィット~歩行の安定を求める方へ
登山用品店でよく見かける、スーパーフィート トリムフィットです。スーパーフィートトリムフィットは固めの材料で足のアーチ構造をサポートし歩行の姿勢を矯正し、安定化することで、足腰へのストレスを軽減しています。
スーパーフィート トリムフィットは、色によって、サポートレベルを分けていますが、登山靴におすすすめの2色をご紹介します。
グリーン
サイズ(cm):17.0-19.0 19.0-21.0 21.0-23.0 23.0-25.0 25.0-27.0 26.0-28.0 27.0-30.0 29.0-32.0 31.0-34.0
深いヒールカップが特徴で、最もサポート力と衝撃吸収性能に優れたモデルです。土踏まず部分が高く作られている特殊な形状のため、なじめない人もいます。
【購入者のレビュー】
”足首等の痛みがなくなり,姿勢も良くなりました。”
”腰痛が楽になったように感じられる”
”ステップが安定したため、足の疲労も少ないようです。”
出典:アマゾン
ブルー
サイズ(cm):17.0-19.0 19.0-21.0 21.0-23.0 23.0-25.0 25.0-27.0 26.0-28.0 27.0-30.0 29.0-32.0 31.0-34.0
中程度の形状のヒールカップで、足をサポートします。アーチ部分は、グリーンよりも低く作られているため、グリーンでは足に違和感がある場合に選択します。
ちなみに筆者は、登山用品店で試着して、グリーンでは土踏まずが痛かったので、ブルーを選びました。結果、ひざの疲れと痛みが少なくなりました。
【購入者のレビュー】
”最初は、硬いと思いましたが、すぐに慣れました。疲れにくいです。”
”足への負担が少なくて歩きやすい。”
”右脚だけにかかっていた負担が左右均等になりました。”
出典:アマゾン
シダス~かかとや膝の痛みを軽減
ここ最近、大注目のインソールです。独自の立体形状加工により、足全体にフィットして、アーチ構造をサポートします。
OUTDOOR 3D
素材 : オーソライトエコ、コンプレックスEVAフォーム、
ナイロンアーチフレックスシェル、マイクロファイバートップ
つま先の厚さ : 4.0mm
かかとに衝撃吸収ジェルを使用しているため、かかとの保護と、足腰全体への衝撃を和らげます。特に衝撃吸収を意識しているインソールです。スーパーフィート トリムフィットよりも、従来のインソールに近い製品です。
【購入者のレビュー】
”足裏にフィットして歩きやすく、疲れも軽減されました”
”靴の中で、足が気持ち良くフィットします”
”かかとの痛みを解消したくて購入しました。痛みが和らぎました”
RUN 3D
素材 : オーソライトX40、コンプレックスEVAフォーム、ナイロンアーチフレックスシェル
つま先の厚さ : 4.0mm
トレイルランニングなど、ランニングに特化したインソールです。OUTDOOR 3Dに比べ、40%以上クッション性を高め、地面からの衝撃を和らげます。クッション性だけはでは無く、しっかりと足を支える事から評価が高いインソールです。
OUTDOOR 3Dよりもクッション性が欲しい登山者にも有効です。
【購入者のレビュー】
”このインソールは剛性感があるため、コシがあって疲れない”
”クッション性は素晴らしい。足にフィットし、しかも長持ち。”
”クッション感,階段下山時の衝撃緩和に効果あります。”
出典:アマゾン
インソール選びの注意点
できれば試着してみる
インソールの中には、試着できるものがあります。その場合は、実際に使っている登山靴を持って行き、試着してみることをおすすめします。インソールと登山靴の関係は密接で、場合によっては、改悪になる可能性もありますので、しっかと選びましょう。
インソールはカットが必要
インソールは、自分の登山靴に合わせてカットする必要があります。登山用品店によっては、購入後、登山靴に合わせカットしてくれるところもあるので、購入時に問い合わせてみればいいでしょう。
インソールは縁の下の力持ち
重要度が高いのに、なかなか必要性を感じないインソール交換。意外と大事であることは、わかって頂けたでしょうか?まさに、インソールは縁の下の力持ちと言えるでしょう。
安いものでは無いので、簡単に交換とはいきませんが、もし、登山時に、足が疲れる、長時間歩けない、などの悩みが有れば、インソールを交換してみてはいかがですか?
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。