スポルティバ大辞典|トランゴ、アカシャなど人気トレランシューズ大公開!LA SPORTIVA!

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2017.10.07

引用:LA SPORTIVA
クライミングシューズ・登山靴・トレイルランニングシューズを作るイタリアのメーカー、スポルティバ。こだわりある職人気質の靴作りで、日本の登山ファン・アウトドアファンからも高く支持されています。

今回は、ブランドの歴史と成り立ちを始め、人気シューズの紹介や最新情報など、スポルティバをより深く知るための情報をさまざまな角度からお伝えします。

スポルティバの歴史と成り立ち

引用:LA SPORTIVA
スポルティバ(LA SPORTIVA)の歴史は今から約90年前、1928年に遡ります。創業者のナルシソ・ディラディオが、自作の革の靴を初めてミラノの見本市に出展したことが、スポルティバの第一歩となりました。

イタリアの著名なアルピニスト、ソリ・ラセデェリが世界第二位の標高の山K2に初登頂したのが1954年。この時に履いていたのがスポルティバのシューズでした。この頃から、イタリアのみならずヨーロッパのマーケットにおいてもスポルティバの躍進が始まりました。

1970年代に発売された「スーパーウィンクラー」「ヨセミテ」の2モデルは、完全なフラットソールを持つ当時としては革命的なクライミングシューズでした。これらによってスポルティバの知名度は世界に広がり、揺るぎない地位を確立しました。

スポルティバのシューズは、その機能性の高さはもちろんのこと、デザイン性の高さでも知られています。明るくインパクトのあるカラーリングなどはさすがイタリアメーカーといった印象です。

日本へスポルティバのシューズが輸入されたのは1969年。以来約半世紀に渡って、日本の登山家やクライマー、トレイルランナーから高い支持を得てきました。日本市場へのさらなる注力のため、2007年にはスポルティバジャパンを設立し、ますます日本国内で支持を広げています。

スポルティバ社は、創業以来ずっと北イタリアの美しい自然のなかに本社と自社工場を置いていることもあって、環境保護に関して非常に高い意識を持っていることでも知られています。ISO9001、ISO14001の取得を他社に先駆けて行い、廃棄物のリサイクル、ソーラー発電、CO2の廃棄濾過、100%再生可能エネルギーの使用といった環境負荷を下げるさまざまな試みを行いながら製品の生産に取り組んでいます。こういった企業姿勢が、山を愛するユーザーから一層愛され信頼される理由のひとつにもなっています。

ちなみに、ブランド名の LA SPORTIVA はイタリア語で「スポーツの」という意味です。集英社から「スポルティバ」という名前のスポーツ雑誌が出ており、スポーツ好きの人にとっては馴染み深い単語かも知れません。日本でのブランド名としては通常「LA」は発音・表記せず、カタカナで「スポルティバ」となっていることが多いようです。

自社工場生産で維持する高品質

引用:pixabay
スポルティバの品質を語る上で欠かせないのが、創業以来一貫して北イタリアの豊かな自然に囲まれた自社工場での生産を行っている点です。現在では、世界各国に展開するような大メーカーは、製造コストや輸送の関係で海外に生産拠点を持つケースが大半ですが、スポルティバはこの自社工場で最高水準のシューズを生産することにずっとこだわり続けています。

日本でも、北アルプスなどの高い山では、スポルティバはスカルパと並んで良く見かける人気の登山シューズです。ロッククライミングや近年人気のボルダリングにおいても、スカルパやファイブテンと並んで主要なシューズブランドのひとつといえます。ある大会では、出場者の実に4割がスポルティバのシューズを履いていたというデータもありました。トレイルランニングシューズにおけるシェアは登山靴やクライミングシューズほどではありませんが、選択肢のひとつとして必ずスポルティバの名前が挙がります。しっかりとした造りの良さで、多くの方から安心して選ばれています。

スポルティバは、登山やクライミング、トレイルランニングの初心者だけでなく、上級者からの支持が大変高いメーカーでもあります。やはり、シューズの機能性や品質、耐久性の高さを反映してのことではないでしょうか。

使っている人の口コミ~デザインを絶賛

引用:pixabay
登山・クライミング・トレイルランニングのどの分野においても、スポルティバの新しいシューズがモチベーションに繋がっていることがさまざまな口コミから伺えます。

「新しい登山靴ゲットし、早速慣らすために近所の山へ。フィット感最高。…(中略)…スポルティバよいわ! 」
引用:Twitter

「スポルティバのスクワマこれが似合う強さに早くなりたい笑」
引用:Twitter

「昨日はダイトレでニューシューズ スポルティバ ブシドーのデビューラン!
グリップなかなかいいね」
引用:Instagram

また、スポルティバの口コミをチェックしていると、リピーターが非常に多いことに気付きます。履いていたシューズがボロボロになったとき、また同じものを買ったという声がいくつも見られました。

「パイソンをリピ買いしました!!クライミングシューズをリピ買いするの初めて(o^^o)」
引用:Instagram

「靴をピカピカにしました練習用と大会用ですが、ぱっと見どっちがどっちかわかりません」
引用:Instagram

「テスタロッサと迷って結局OTAKIを再購入。」
引用:Instagram

また、スポルティバと言えばデザイン性の良さも人気の大きな理由です。かっこいい!という絶賛の声がこれだけ多いのはさすがスポルティバですね。

「てか、スポルティバって基本デザインかっこいい気がする」
引用:Twitter

「スポルティバはシューレースもかっこいい☆ミ」
引用:Twitter

「うぉぉスポルティバだ。かっけぇ」
引用:Twitter

「スポルティバの新作全部かっこいいんやけど!?」
引用:Twitter

また、深い愛着を持ってスポルティバを履いているユーザーの口コミには、読んでいるだけでも心打たれます。上達の思い出とともにスポルティバのシューズがあることが伝わってきます。

「この子を買って最初は使い方が分からなすぎて登れなかったり。
それでも使い続けたらこれ以上の靴は無いって思えたりして。
山梨カップでいい成績残せたのもこの靴があったから。」
引用:Instagram

メンズ必見!人気アイテム

引用:pixabay
スポルティバの登山靴のなかでも特に男性に人気が高いのがトランゴシリーズです。下記の通りトランゴシリーズは数多くのタイプがありますが、なかでも「トランゴ TRK GTX」や「トランゴ アルプ エボ GTX」は山でも見かける機会が多いです。

・トランゴ アイス キューブ GTX
・トランゴ アルプ エボ GTX
・トランゴ キューブ GTX
・トランゴタワーGTX
・トランゴ S エボ GTX
・トランゴ ガイド エボ GTX
・トランゴ TRK GTX
・トランゴ トレック マイクロ エボ GORE-TEX

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ TRK GTX
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ TRK GTX
アッパー:高強度ファブリック+サーモテックアプリケーション
ライニング:GORE-TEX
ソール:ビブラム
重量:約580g
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!
LA SPORTIVA(スポルティバ) トランゴ アルプ エボ GTX
LA SPORTIVA(スポルティバ) トランゴ アルプ エボ GTX
アッパー:ペルワンガー防水レザー2.2mm+サブスキン・インジェクション
ライニング:ゴアテックス・パフォーマンスコンフォート
ソール:ビブラム・キューブ
重量:約725g(片足)
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トレイルランニング用の「アカシャ」も人気です。奥多摩などの比較的登りやすい山ですと、アカシャを履いて軽やかに歩いて行く方も多いですね。

LA SPORTIVA(スポルティバ)アカシャ
LA SPORTIVA(スポルティバ)アカシャ
アッパー:エアメッシュ+PU レザー+ダイナミックプロテクション
ライニング:ノンスリップメッシュ
ソール:FriXion XT + トレイルロッカーシステム
重量:約330g(片足)
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アプローチシューズの「ボルダーエックス」も、用途が幅広いこともあって持っている方が多いようです。

LA SPORTIVA(スポルティバ) ボルダーエックス
LA SPORTIVA(スポルティバ) ボルダーエックス
アッパー:スエードレザー
ソール:ビブラム
重量:約400g
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クライミングシューズですと、「ミウラ」が最強のオールラウンダーとして人気です。クライミング用品を扱うショップでもミウラをイチオシとしているところが少なくありません。

LA SPORTIVA(スポルティバ) ミウラ
LA SPORTIVA(スポルティバ) ミウラ
アッパー: スエードレザー
ライニング: Dentex
ソール: ビブラムXSグリップ 4mm
重量:225g(片足)
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レディース必見!人気アイテム


スポルティバのシューズは、登山靴・クライミングシューズ・トレイルランニングシューズの全てにおいて、人気のタイプには女性用の「ウーマン」モデルをラインナップしています。同じサイズでも男性と女性では足型の傾向が異なるため、女性用に最適化された「ウーマン」モデルのほうがよりフィットして履きやすいと好評です。

登山靴ですとやはりトランゴシリーズは女性にも人気で、「トランゴ S エボ GTX ウーマン」などは各地の山で良く見かけます。

LA SPORTIVA(スポルティバ) トランゴ S エボ GTX ウーマン
LA SPORTIVA(スポルティバ) トランゴ S エボ GTX ウーマン
アッパー:防水コーデュラ+フレックステック2
ライニング:ゴアテックス・パフォーマンスコンフォート
ソール:ビブラム
重量:650g(片足)
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登山とトレイルランニングのノウハウを融合して生まれた「シンセシス GTX サラウンド ウーマン」も、軽快な履き心地で人気です。

LA SPORTIVA(スポルティバ)シンセシス GTX サラウンド ウーマン
LA SPORTIVA(スポルティバ)シンセシス GTX サラウンド ウーマン
アッパー:ナノセルエアメッシュ
ライニング:ゴアテックス・サラウンド
ソール:ビブラム
重量:305g(片足)
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クライミングシューズの「ソリューション ウーマン」も、現代クライミングシューズの代表的な一足である「ソリューション」をベースに女性向けにチューンされたもので、足が細くかかとが小さい方には特にぴったりです。世界的な女性クライマーである野口啓代さんも「私にとってパーフェクトな靴です」と語っています。
引用:スポルティバ公式サイト

LA SPORTIVA(スポルティバ) ソリューション ウーマン
LA SPORTIVA(スポルティバ) ソリューション ウーマン
アッパー:スエードレザー+マイクロファイバー
ライニング:パシフィック+ライクラ
ソール:ビブラムXSグリップ2 3.5mm
重量:200g(片足)
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トランゴ(TRANGO)

引用:pixabay
ここからは、スポルティバの代表的なシューズをいくつかご紹介します。

まずは登山靴のラインナップのなかから「トランゴ」です。

スポルティバの登山靴のなかでもとりわけ多くのバリエーションを持つのが「トランゴ」シリーズです。下記のとおり8種類に大別され、「アイスキューブ」を除く7種類には女性用の「ウーマン」も用意されています。「TRK」と「トレック マイクロ エボ」は比較的気軽な用途に適したトレッキングシューズで、それ以外の6種類は本格的な登山に充分対応できるものとなっています。

・トランゴ S エボ GTX
・トランゴ タワー GTX
・トランゴ ガイド エボ GTX
・トランゴ キューブ GTX
・トランゴ アイス キューブ GTX
・トランゴ アルプ エボ GTX
・トランゴ TRK GTX
・トランゴ トレック マイクロ エボ GTX

トランゴ S エボ GTX

トランゴシリーズのなかでもベストセラーと言われる、絶大な人気を誇るモデルです。トレッキングブーツ感覚で軽快に履けるうえ、岩稜帯などでのクライミング性能にも優れています。

LA SPORTIVA(スポルティバ) トランゴ S EVO GTX
LA SPORTIVA(スポルティバ) トランゴ S EVO GTX
アッパー:防水加工コーデュラ+FLEX TECH2
ライニング:ゴアテックス
ソール:ビブラム Double Profile
重量:625g(片足)
「防水性や歩行安定性に優れいています。特に下山時にはそれを実感します。冬季以外ならこの一足だけで充分対応できます。」
出典:Amazon
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トランゴ タワー GTX

トランゴ S エボの進化型モデルです。耐久性、軽量性、防水性、歩行サポート機能などあらゆる面で改善を図っており、より難易度の高い登山までカバー可能です。

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ タワー GTX ウーマン
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ タワー GTX ウーマン
アッパー:高強度防水ナイロン6.6+ハニカムガード+フレックス・テック3
ライニング:ゴアテックスパフォーマンスコンフォート
ソールビブラム CUBE用ソール
重量:600g(片足)
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トランゴ ガイド エボ GTX

山岳ガイドなどに向けたプロ仕様のモデルです。頑丈なソールと柔らかく軽量なアッパーが特徴です。

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ ガイド エボ GTX
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ ガイド エボ GTX
アッパー:防水ファブリック+フレックステック2
ライニング:ゴアテックス・パフォーマンスコンフォート
ソール:ビブラム・キューブ
重量:565g(片足)
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トランゴ キューブ GTX

アッパーの3パーツをインジェクション(射出)成形し、従来の山岳ブーツに比べて縫製箇所がきわめて少なくなっています。トランゴ S エボよりもスリムな造りで、クライミングシューズにも似た包み込むような履き心地です。

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ キューブ GTX
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ キューブ GTX
アッパー:耐摩耗ファブリック+サーモプラスチック加工
ライニング:ゴアテックスパフォーマンスコンフォート
ソール:ビブラムキューブ
重量:約675g(片足)
「とにかく軽い、というのが第一印象。足首の安定感があり疲れにくかったです。」
出典:楽天
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トランゴ アイス キューブ GTX

トランゴ キューブの冬季仕様バージョンです。片足690gという冬季用ブーツとしては抜群の軽量性を誇る一方、保温材入りのゴアテックス・インシュレーテッドコンフォート仕様で寒さへの対応も充分です。

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ アイス キューブ GTX
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ アイス キューブ GTX
アッパー:高強度ファブリック(サーモプラスティック加工)
ライニング:GORE-TEX
ソール:ビブラム CUBE用スペシャルソール、インパクトブレーキシステム
重量: 約690 g(片足)
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トランゴ アルプ エボ GTX

トランゴシリーズのなかでも最もタフなモデルです。堅牢性と防水性がきわめて高く、3,000メートル級のハードな縦走にもおすすめです。

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ アルプ エボ GTX ウーマン
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ アルプ エボ GTX ウーマン
アッパー:ペルワンガー防水レザー2.2mm+サブスキン・インジェクション
ライニング:ゴアテックス・パフォーマンスコンフォート
ソール:ビブラム・キューブ
重量:675g(片足)
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トランゴ TRK GTX

ハイキングやバックパッキングに適した超軽量タイプです。新テクノロジー「サーモテックアプリケーション」搭載で、薄く軽量でありながら保護性能と防水性に優れたアッパーを実現しています。

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ TRK GTX ウーマン
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ TRK GTX ウーマン
アッパー:高強度ファブリック+サーモテックアプリケーション
ライニング:GORE-TEX
ソール:ビブラム
重量:約500g
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トランゴ トレック マイクロ エボ GTX

トランゴシリーズの基本機能を継承しつつ、ハイカットでありながらローカットシューズに近い自由な足の動きが特徴的です。

LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ トレック マイクロ エボ GTX
LA SPORTIVA(スポルティバ)トランゴ トレック マイクロ エボ GTX
アッパー:ベルンワグナー社2mm防水加工スエードレザー
ライニング:ゴアテックス
ソール:ビブラム IBS ソール
重量:650g(片足)
「この靴で国内のさまざまな山に登りましたが、とても安定していて快適でした。」
出典:Amazon
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シンセシス(SYNTHESIS)

引用:pixabay
スポルティバの登山靴からもう一足ご紹介します。

ここ最近、登山のキーワードのひとつになっている「ウルトラライト(UL)」。道具類をできる限り簡素化・軽量化し、身軽に登山しよう」というコンセプトです。その流れのなかに位置づけられるスポルティバのシューズが「シンセシス」です。「ファストハイキングシューズ」と銘打たれ、網目状の樹脂がアッパーを全体的に覆い、片足わずか395gという軽量性を実現しています。もちろんただ軽いだけではなく、耐久性にも優れ、歩行感も快適。スポルティバがトレイルランニングシューズで培ったノウハウが登山靴に反映されたようなイメージの一足です。

LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) Womens Synthesis Mid GTX IceBlue
LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) Womens Synthesis Mid GTX IceBlue
アッパー:ナノセルエアメッシュ
ライニング:ゴアテックス・サラウンド
ソール:ビブラム
重量:約305g(片足)
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ソリューション(SOLUTION)

引用:pixabay
続いて、スポルティバのクライミングシューズを見ていきましょう。

最初は「ソリューション」です。2007年の登場から10周年を迎えるモデルです。一体成形のヒールカップやダウントウをキープするP3システムは、現在ではもはや定番の技術ですが、2007年の登場当時としては画期的なものでした。汎用性も高く、オールラウンドに活躍してくれるクライミングシューズです。日本のトップクライマーにも「ソリューション」の愛用者は多いです。

丸いヒールカップが特徴で、全方向からのヒールフックに効率よく対応できます。このヒールフック性能はスポルティバ史上最強とも評され、ムーブの幅を広げてくれると言われています。

また、レースアップシューズのようなフィット感とベルクロの手軽さを両立した独特な構造も、「ソリューション」の大きな魅力のひとつです。

LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) ソリューション WY CL199
LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) ソリューション WY CL199
アッパー:スエードレザー+マイクロファイバー
ライニング:パシフィック+ライクラ
ソール:ビブラムXSグリップ2 3.5mm
重量:220g(片足)
・購入者のレビュー
「初心者ですが、最初からソリューションを選びました。さまざまな局面で安定したパフォーマンスを発揮してくれるので、安心して履けるシューズです。」
出典:Amazon
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パイソン(PYTHON)

引用:pexels
「パイソン」は、人工壁でのクライミングに特化したシューズです。クライミングにはいろいろなスタイルがあり、登る対象も自然物や人工壁などさまざまです。元々は、自然の岩に登るためのテクニックを磨く手段として人工壁を登りましたが、近年は人工壁を登ることそのものをスポーツとして楽しむ層も非常に増えてきました。こういったことを背景に、「パイソン」も人気の一足となっています。

どんなフットワークにも対応できるフレキシブルさが「パイソン」の最大の魅力です。つま先の自由度が高いのでトゥフックもしやすいですし、ワイドスリングショットがかかとに配されているためヒールフックの際も脱げにくくなっています。総合的にバランスよく設計されており、クライミング初心者から上級者までその能力に応じて活用できるシューズです。

LA SPORTIVA(スポルティバ) パイソン
LA SPORTIVA(スポルティバ) パイソン
アッパー:スエードレザー
ソール:ビブラムXSグリップ2 3.5mm
重量:200g(片足)
・購入者のレビュー
「柔らかさ、グリップ、ヒールと、あらゆる面で優れており総合力の高いシューズです。」
出典:Amazon
「友人たちの評判も良く、ぜひ欲しいと思っていました。履き心地の良さはもちろん、足入れ感も良く、すぐに馴染みました。」
出典:楽天
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カタナ(KATANA)

引用:pexels
「カタナ」は、ノーマルでクセのない造りのオールラウンドシューズです。ボルダリングからクラッククライミング、さらにマルチピッチと用途が幅広く、初心者に最初の一足として薦められることの多いシューズでもあります。2本のベルクロが左右逆方向になっているシステムが特徴的です。

LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) カタナ
LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) カタナ
アッパー: スエード/ロリカ
ライニング: Dentex
ソール: ビブラムXSエッジ 4mm
重量:225g(片足)
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「カタナ」がさまざまなレベルのクライマーから幅広く支持されているのに対し、レースアップタイプにアレンジした「カタナレース」は特にトラッドクライマーから熱い支持を得ている隠れた人気モデルです。フィット感と剛性感がカタナと比べさらにアップしている点が人気の秘訣のようです。

LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) カタナ レース
LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) カタナ レース
アッパー:スエードレザー+マイクロファイバー
ライニング:パシフィック
ソール:ビブラムXSエッジ4mm
重量:235g
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この「カタナ」のほか、同じくクライミングシューズの「カタキ」やトレイルランニングシューズの「ブシドー」など、スポルティバには日本の文化を連想させる名前のシューズがいくつかあります。MADE IN ITALYにこだわるイタリアメーカーが日本にちなんだ名前の製品をいくつも出しているのはなんだか面白いですし、ますますスポルティバに親しみがわきますね。

タランチュラ(TARANTURA)

引用:pixabay
「タランチュラ」は、その名の通り蜘蛛の巣を連想させる独特のベルクロデザインが目を引きます。特にエントリー層を想定して設計されたモデルで、実際にクライミング初心者から好評の声が多く聞かれます。足入れ感の良さとクセのない履き心地に加え、ソールに耐久性の高い素材を使うことで長期間履き続けられる点も魅力的です。

SPORTIVA(スポルティバ) タランチュラ
SPORTIVA(スポルティバ) タランチュラ
アッパー:スエードレザー
ソール:Frixion RS 4mm
重量:290g(片足)
・購入者のレビュー
「初心者には最適なクライミングシューズです。程よい足裏感覚があるので、ムーブを覚えるのにとても良いシューズです。」
出典:Amazon
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フューチュラ(FUTURA)

引用:pixabay
「フューチュラ」とは未来を意味し、まさに新世代のクライミングシューズといえます。つま先のエッジをなくしたNO-EDGEコンセプト、高い足裏感覚など、「ひとつ先」を見据えたハイパフォーマンスモデルです。国内外で活躍するトップクライマーからもフューチュラの性能は高く評価されています。

LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) Futura フューチュラ
LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) Futura フューチュラ
アッパー:スエードレザー+マイクロファイバー
ソール:ビブラムXSグリップ2 3mm
重量:225g(片足)
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マーベリック(MAVERINK)

引用:pixabay
「マーヴェリック」は、スポルティバのクライミングシューズのなかでもとりわけ遊び心を強く感じさせるモデルです。サインペンが白と黒の2本付属し、アッパーにイラストを描いてカスタマイズできるというのは、他にはない面白い仕様ですよね。

アウトソールのエッジをあえてなくしたNO-EDGEシリーズの最新モデルにあたり、軽さと自然な履き心地がポイントです。シューズの設計も「自由なムーブ」を念頭に置いたものとなっており、特に若いクライマーにはこういったコンセプトに惹かれる人も多いようです。

LA SPORTIVA(スポルティバ) マーヴェリック
LA SPORTIVA(スポルティバ) マーヴェリック
アッパー:スエードレザー+ マイクロファイバー
ソール:ビブラムXS グリップ2 3ミリ
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アキラ(AKYRA)

引用:pixabay
ここからはトレイルランニングシューズです。

一足目は「アキラ」です。あらゆるトレイル状況に対応可能で、とりわけウルトラトレイルやウルトラマラソンなどのロングディスタンスには最適です。軽量なトゥキャップ、クッション性に優れたミッドソール構造など、よくまとまっていて汎用性の高いトレイルランニングシューズといえます。

ミッドソールの構造は折り紙の幾何学的形状からヒントを得たと言われています。意外なところに日本文化との関連を感じられ、興味深いですよね。

LA SPORTIVA(スポルティバ) AKYRA アキラ
LA SPORTIVA(スポルティバ) AKYRA アキラ
アッパー:エアメッシュ+TPU マイクロライトスケルトン+ フレックスガード
ライニング:ノンスリップメッシュ
ソール:FriXion XT mix + インパクトブレーキシステム
重量:約335g(片足)
・購入者のレビュー
「ローカットですがホールド感があります。前にも後ろにも踏ん張りが効くので、岩場やガレ場でも楽に歩けました。」
出典:Amazon
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ブシドー(BUSHIDO)

引用:unsplash
「ブシドー」は、オフロード地形を想定したミッドロング向けシューズです。トップアスリートの声を反映した設計で、スピードレースでは特に力を発揮します。上下からしっかりと足をホールドし、シューズの中で足がぐらつくことがありません。日本のトップトレイルランナー望月将悟さんもブシドーの愛用者で、「まさに山で使うマラソンシューズ」と評しています。

LA SPORTIVA(スポルティバ)ブシドー
LA SPORTIVA(スポルティバ)ブシドー
アッパー:ブレサブルメッシュ+マイクロファイバー
ライニング:メッシュ(タン部分ストレッチメッシュ)
ソール:FriXion XT
重量:305g(片足)
・購入者のレビュー
「スポルティバのなかでも最も山を速く走れるシューズだと思います。」
出典:Amazon
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ヘリオス(HELIOS)

引用:unsplash
「ヘリオス」は、ショートクラスを想定したシリーズです。現在、スポルティバのトレイルランニングシューズのなかでも最も多い下記の5種のバリエーションがあります。ここでは、比較的新しいヘリオス2.0とヘリオスSRをご紹介します。

・ヘリオス
・ヘリオス ウーマン
・ヘリオス 2.0
・ヘリオス 2.0 ウーマン
・ヘリオス SR

ヘリオス 2.0

「ドアからトレイルへ」をコンセプトとしており、トレーニングからハードな山道まで幅広く対応してくれるシューズです。着脱しやすく履き心地も快適なので、アフターレース用としても重宝します。トレイルランニングをされない方が普段使いのスニーカーとして履くにも良さそうな一足です。

LA SPORTIVA(スポルティバ)ヘリオス 2.0
LA SPORTIVA(スポルティバ)ヘリオス 2.0
アッパー:ソフトEVA ラミネート+ブレサブルメッシュ+マイクロファイバー
ライニング:ノンスリップメッシュ
ソール:FriXion AT+bi-colour blend
重量:約230g(片足)
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ヘリオス SR

EVAとメッシュでできたアッパーは通気性が高く、激しいランニングの際のストレスを軽減してくれます。ソールは前後で密度が異なっており、特にかかと部分のグリップ性が高いことで登りの踏み出しや下りの安定感がアップしています。

LA SPORTIVA(スポルティバ)ヘリオス SR
LA SPORTIVA(スポルティバ)ヘリオス SR
アッパー:ブレザブルメッシュ+ソフトEVAラミネート
ライニング:メッシュ
ソール:FriXion XT
重量:240g(片足)
・購入者のレビュー
「つま先を保護してくれるので爪の内出血などのトラブルが無くなりました。足に優しく、ストレスの少ないシューズです。」
出典:Amazon
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登山靴のテクノロジー

引用:instagram
スポルティバのシューズには、さまざまなテクノロジーが搭載されています。

まず、登山靴に搭載されているテクノロジーをいくつかご紹介します。

3Dフレックスシステム

スポルティバの登山靴で最も特徴的なのが、3Dフレックスシステムです。一般的にハイカットの登山靴には足首をしっかり支える機能がありますが、それと同時に足首が柔軟に動く構造になっていないと、斜面において接地面が減り歩行が不安定になってしまいます。3Dフレックスシステムですと、足首が充分に屈曲し可動域が広いので、ソール全体を接地させて安定して行動することが可能です。接地面の面積は、一般的な登山用ブーツと比べると約5倍にもなり、安全性が高まるとともに疲労を少なくする効果もあります。

登山靴は足首があまり自由に動かないというイメージを持っている方も多いようで、初めてスポルティバの3Dフレックシステム搭載の登山靴を履くと、思った以上に足首の自由が効くことに驚かれる方も珍しくありません。

3Dフレックスシステムは、トランゴ S エボ GTXを始めとした定番のトランゴシリーズのほか、ネパールシリーズやカラコルムなどスポルティバの重登山シューズの大半のモデルに搭載されています。

インパクトブレーキシステム

インパクトブレーキシステムは、スポルティバとビブラムが共同開発した技術です。

スポルティバの登山靴のソールをよく見ると、接地部分が斜めになっているのに気づくかもしれません。このことにより、ブレーキ性能とトラクション力、衝撃吸収性を高めたのがインパクトブレーキシステムです。

トラクションとはよくクルマの運転などで使われる表現で、クルマの場合はアクセルを踏み込んでタイヤの回転数をあげしっかりとした駆動力を発生させる、というような意味合いです。これには路面とタイヤの間に十分な摩擦があることが必要で、登山に置き換えれば、シューズのソールがしっかりと地面を捉えることで、より力強く前に踏み出せるということになります。

ソールがしっかりと地面を捉えることは、登りの場合はトラクション力、下りの場合はブレーキ性能につながります。シューズにこういった機能があることで足の負担が減り、より快適に登山を楽しむことができます。また、衝撃吸収性が高いことも疲労軽減につながります。

インパクトブレーキシステムも、3Dフレックスシステムと同様にスポルティバの登山靴の数多くのモデルに搭載されています。

ナノセルテクノロジー

ナノセルテクノロジーは、スポルティバ独自の最新技術です。

シンセシスやプライマーといったULハイキングシューズに搭載されている、軽量性と強度・通気性を高いレベルで兼ね備えた独特の形状のアッパーです。ポリウレタンのハニカムセルをインジェクション製法で一体化させており、ゴアテックスが持つ透湿性を最大限に活かします。樹脂素材ということで軽量性はやはり圧倒的であり、同時に耐久性が高く歩行感も快適です。

スポルティバならではのデザイン性の高さもあって、見た目にも印象的でカッコよく、軽快感を感じさせる点も良いですね。

クライミングシューズのテクノロジー


クライミングシューズにもさまざまなテクノロジーが搭載されています。

ノーエッジ

「ノーエッジ」は、従来当たり前だったアウトソールのエッジをあえて無くした、革新的なシステムです。エッジがないことで、岩に対し広い面積で密着し均等な負荷をかけて立つことができます。これにより、よりスムーズで正確なクライミングが可能になり、繊細な動きもできるようになりました。

ソールが非常に薄くできており、足裏感覚が良いというメリットがあります。目で見なくても足の感覚だけでわずかな窪みに気づくことができ、もう少し行けそうかどうかというきわどい判断の助けになります。

ノーエッジは、フューチュラ、マーヴェリック、ジーニアスといった比較的上級者向けのモデルに搭載されています。シューズがとても柔らかいためにある程度以上の筋力が求められるため、ある程度クライミングが上達し、足裏や足指がしっかりしたクライマーに適しています。

P3システム

「P3システム」は、端的に言えば、ダウントゥ(つま先が下に曲がったシューズの形状)を長く維持するシステムです。クライミングシューズは、新品の状態から少しずつ履き込んでいくうちに足に馴染み、それを過ぎるとやがてヘタって形が崩れていくことが避けられません。柔らかい素材でできたシューズを大きく伸縮させるため形崩れはどうしても発生してしまい、シューズそのものを頻繁に買い替えざるを得ないというのが従来の状況でした。P3システムは、ハードに長期間使用したあとも履き始めた当初の性能を落とさず、シューズのシェイプを崩さないため、パフォーマンスを落とすことなく従来より長くシューズを使用できます。

P3とはPermanent Power Platformの頭文字から来ており、永続性に重きを置かれたシステムであることがわかります。

実際にP3システムを搭載したクライミングシューズを履くと、その瞬間からダウントゥ形状のキープ力を感じられると言われています。しかもその効果が長く続くため、自分にとってはこれがベストなクライミングシューズという声も多く聞かれます。

P3システムはソリューションやジーニアス、ミウラといったスポルティバの代表的なクライミングシューズに搭載されています。

ビブラムソール

「ビブラムソール」は、登山やクライミングを楽しむ人ならおそらく誰もが一度は耳にしたことがある、有名なテクノロジーです。イタリアのビブラム社が製造するソールで、グリップ力や耐久性に優れています。ほかにもワークブーツ用として難燃性や低温時の柔軟性を高めたものなど、あらゆるシーンに合わせてさまざまなタイプのソールが展開されています。

スポルティバのクライミングシューズに搭載されているのは、ビブラムソールのなかでも「XS GRIP 2」や「XS EDGE」です。

XS GRIP 2は、比較的柔らかく足裏感覚に優れ、フリクション重視のソールです。従来品よりも耐久性・粘着性・エッジングが増し、ますます魅力的なソールとなっています。フューチュラ、マーヴェリック、ソリューションなどはこちらのソールを使用しています。

XS EDGE は、反対に、やや硬めのソールです。強い荷重がかかってもソールが負けないため、長いスラブなどで安定感があるのが特徴です。オタキ、ミウラ、カタナなどにはこちらのビブラムXSエッジの4mmソールが使用されています。

トレイルランニングシューズのテクノロジー

引用:instagram
トレイルランニングシューズにも、より高いパフォーマンスを発揮するためのさまざまなテクノロジーがあります。

インパクトブレーキシステム

スポルティバの登山靴に搭載されているインパクトブレーキシステムは、トレイルランニングシューズにも取り入れられています。

インパクトブレーキシステムは、ブレーキ性能とトラクション力を向上させ、衝撃吸収性を高めた点が特徴的なソールシステムです。トレイルランニングにおいては、路面からの衝撃を軽減し、ランナーの体力を温存する効果があります。膝への負担が大幅に減るので、怪我の防止という意味でも期待できそうですね。また、独特なソールパターンにより多くの路面を捉え、安定した走りを実現します。

TX 4、アカシャ、アキラといったシューズに搭載されています。

フリクション(FriXion)

アウトソールのフリクションには3つのタイプがあります。

1つめは、フリクションXF。あらゆる路面でグリップ性を重視したものとなっています。
2つめは、フリクションAT。こちらは、耐久性とグリップ性のバランスがとれたソールです。
3つめは、フリクションXT。耐久性重視のコンパウンドとグリップ性重視のコンパウンドを組み合わせたタイプです。

フリクションXFを搭載しているシューズに、ウルトララプターが挙げられます。フリクションXFによるグリップ力の高さは、ウルトララプターのロングディスタンスモデルとしての安定した評価に寄与しています。

フリクションATは、ヘリオス2.0に搭載されています。滑りやすい路面では高いグリップ力を発揮してくれます。耐久性も高く、ハードな山道にも対応可能となっています。

フリクションXTは、スポルティバのトレイルランニングシューズの数多くのモデルに採用されています。ウルトラロング用のアカシャやアキラ、ミッドロング用のブシドー、ショート用のヘリオスSRと、さまざまなタイプで安定した走りに一役買っています。

ソールパターン

スポルティバのトレイルランニングシューズは、それぞれのモデルによってさまざまなソールパターンになっています。一見しただけでもシューズによって凹凸や溝の形状が全く異なっているのが分かるかと思います。

最も一般的なオールラウンド型では、岩場、草地、泥などのさまざまな路面、また状況によって濡れているケース・乾いているケースの両方を想定しています。どんな路面状況であってもある一定レベルの安定性を保つような設計となっています。

ヘリオスSRやヘリオス2.0は、特に岩場やガレ場を念頭に置いたソールとなっています。ある程度の厚みがあり、VA突起が多く凸凹の形状です。濡れた路面でのグリップ力が高い点も魅力的です。

少し珍しいのが、マッド(柔らかい泥)を想定したミュータントのソールパターンです。マッド路面でのグリップ性能に力を入れたソールというのはそれほど多くありませんので、そういった性能を重視する方にとっては見逃せない存在といえるでしょう。ブロックパターンは間隔が広く開いており、泥づまりを防ぐ効果もあります。

多彩なテクノロジーを搭載したスポルティバのシューズ

登山靴・クライミングシューズ・トレイルランニングシューズのそれぞれに搭載されたテクノロジーをいくつか見てきました。実際にシューズを履いたときには、それぞれのテクノロジーが組み合わせによる相乗効果を発揮し、そのモデルならではの総合的な履き心地を実感することでしょう。

最新情報をチェック!!SNSやWEB情報

引用:pixabay
日本のスポルティバファンにまずチェックしていただきたいのは、やはり公式の日本サイトです。登山靴・クライミングシューズ・トレイルランニングシューズのラインナップについて詳しい情報が載っているのはもちろん、ブランドの最新情報や各シューズに搭載されたテクノロジーの紹介、ブランドの歴史など、興味深い情報が満載です。

スポルティバ LA SPORTIVA 日本サイト

また、2017年にオープンしたばかりの公式オンラインショップも要注目です。初めて履くときはやはり店頭でフィット感などを確かめたいものですが、同じものをリピートして購入する際などはオンラインで手軽に買えるのは嬉しいですよね。スペシャルアウトレットコーナーも用意されており、気になるシューズでサイズの合うものが見つかればとてもおトクです。

オンラインショップ

FacebookやInstagramにもスポルティバの公式アカウントがありますので、普段からこういったSNSを利用されている方はぜひフォローしてみてください。

Facebook – La Sportiva Japan(スポルティバ ジャパン)

Instagram – スポルティバ ジャパン La Sportiva JAPAN公式アカウント

また、さらにディープなスポルティバ情報が知りたいという方は、グローバルサイトをチェックしてみるのがおすすめです。現在のところ、日本サイトではシューズ類の情報のみ掲載されていますが、グローバルサイトではスポルティバのウェアや小物などの情報も見ることができます。英語が得意でなくても、リンクをクリックしながら眺めているだけでもスポルティバの世界観が伝わってきます。

LA SPORTIVA

グローバルサイトが運営するSNSアカウントも下記のようにたくさんありますので、興味がありましたらフォローしてみてはいかがでしょうか。

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そのほか、Instagramでハッシュタグ「#lasportiva」などをチェックすると、スポルティバのアイテムとともに世界中のさまざまな山に挑戦するユーザーたちの姿が見られます。いつかは自分もこんなところに行ってみたいなと思いながら眺めるのも楽しいものです。

https://www.instagram.com/explore/tags/lasportiva/

お得な購入方法~アウトレットやセール情報など

引用:LA SPORTIVA
スポルティバのシューズをおトクに購入するには、公式サイト内のオンラインショップにあるスペシャルアウトレットコーナーがおすすめです。

2017年9月現在、対象アイテムはトレイルランニングシューズ8点とそれほど多くはありませんが、通常ですと2万円前後するスポルティバのシューズが、安いものですと5千円代の価格で購入可能となっています。サイズの合うもの、気に入ったカラーのものがもし見つかればとてもおトクです!

オンラインショップ SPECIAL OUTLETコーナー

まだ実際にスポルティバのシューズを履いたことがないという方は、やはり一度店頭で試着したいものですね。スポルティバのシューズを扱うショップは日本全国各地に数多くありますので、スポルティバの公式サイトに掲載されているショップリストを参考に、ぜひお近くのお店に一度足を運んでみてください。

東京都内だけでも60店舗あり、ICI石井スポーツや好日山荘、エル・ブレスといった登山系ショップのほか、クライミングジムの名前も多く並んでいます。BEAMS原宿店のようなファッション系ショップでも扱っているのは少し驚きですね。登山靴・クライミングシューズ・トレイルランニングシューズの全てを扱うお店もあれば、これらのうち2種または1種のみ扱うお店もありますので注意が必要です。

一般的に洋服などのセールが行われる季節の変わり目のほか、大手スポーツ店の決算期にあたる2月、レジャー用途の購入が一段落する大型連休明けなどにセールが行われる可能性が高いと言われています。セール価格での購入を狙うなら、大型ショップのメルマガ会員に登録し、セールの最新情報をゲットするのも良い方法です。

ショップリスト

最近はネットオークションやフリマアプリなども隆盛です。こういったところでは市販価格より大幅に安く売られているケースもありますが、残念ながらなかには偽物もあるようです。中古品の場合はダメージの度合いも写真や文章からの判断となりますし、いろいろな面で自己責任の要素が強くなる購入方法です。もし中古品を買うのであれば、充分注意が必要です。

お手入れ、長持ちする方法

引用:instagram

登山靴のお手入れ

登山靴を履いたあとは、まずはフットベッド(中敷き)を外してしっかり乾燥させましょう。そして、「スポンジやブラシで汚れを落とし、防水スプレーをかける」というお手入れが基本になります。汚れが激しい場合は固く絞ったタオルで拭いてもよいですが、水拭き後は風通しの良い日陰で充分乾燥させてから防水スプレーをかけてください。

アウトソール(靴底)に小石が詰まっている場合は、割り箸やマイナスドライバーを使って取り除いておきましょう。そのままにしておくと、充分なグリップ力を発揮できません。

保管は、風通しがよく湿気のない屋内がおすすめです。直射日光が当たるベランダや庭、高温になりがちなクルマの中での保管はシューズの劣化につながるため避けましょう。また、シューズを大切に思うあまり、購入時と同じように箱や袋に収納してしまうケースもありますが、通気性という意味ではあまり良くありません。シューズクローゼットでの保管が安心です。また、型崩れを防ぐため、靴紐はきちんと一番上まで締めておいたほうが良いですね。

素材の性質上、登山靴の底はどうしても4~5年程度で寿命を迎えてしまいます。それまで少しでも長く愛用できるよう、できる限り丁寧にお手入れを行いたいものです。もし靴底が剥がれているのに気づいた場合は、モデルによっては張り替えて再び履けるものもあるので、購入店などに相談してください。

クライミングシューズのお手入れ

クライミングシューズのお手入れは、「固く絞った布で拭き、しっかり自然乾燥させる」のが基本です。使用するたび、チョークや泥をきちんと落とすよう心がけてください。

とはいえ、長期間使用しているとどうしても落としきれない汚れが溜まってきてしまいます。その場合も水洗いは基本的に避けましょう。せっかく足に馴染んだ形が崩れることにもつながりますし、シャンク(ミッドソール)にパルプ素材を使用したものは水に濡らしてしまうと大幅に機能が低下してしまいます。なかにはシャンクに樹脂を使った洗えるシューズもありますので、シューズはいつも気持ちよく洗っておきたいという方はそういったシューズを選ぶのも手です。

毎回きちんと乾かしていてもどうしてもニオイが気になるという方は、シューズ用の消臭抗菌パウダーを一度試してみてはいかがでしょうか。クライミングシューズのほか、通勤靴や作業靴などの消臭にも効果が高いと好評なアイテムです。

グランズレメディ 50g
グランズレメディ 50g
主成分:ミョウバン、タルク、酸化亜鉛
商品サイズ (幅×奥行×高さ) :68mm68mm60mm
いらないアウトドア用品を売るならマウンテンシティ!

トレイルランニングシューズのお手入れ

トレイルランニングシューズのお手入れ方法は、防水素材のものとそうでないもので異なります。

防水タイプの場合、登山靴と同様に「ブラシなどで汚れを払う、もしくは固く絞った布で拭く」という方法が基本になります。たわしなどでゴシゴシ水洗いをするのはおすすめできませんが、どうしても汚れが激しい場合は、靴にタオルを詰めるなどしてできるだけ内部に水が入らないよう注意して優しく洗いましょう。

防水素材でない場合、内部が濡れても特に問題ありません。バケツなどで水洗いしてOKです。但し、あまりにも強くこすると生地を傷めますので、力の入れすぎに注意しましょう。また、洗剤を使って洗った場合はすすぎも丁寧に行ってください。

洗った後は充分に乾燥させます。ヘアドライヤーや乾燥機などはシューズを傷めますので、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。そういった意味では、明日履く予定のシューズを前の晩に慌てて洗うようなことは避けたいですね。

意外と忘れがちなのが靴紐です。せっかくシューズをきれいに洗っても、靴紐が汚れていてはもったいないですね。中性洗剤で手洗いしましょう。

最新動向リサーチ

引用:LA SPORTIVA
スポルティバの最新動向は、公式サイトのニュースのページでチェックできます。スポルティバが主催する各種イベントの情報、新製品や限定モデルの情報、テレビ放映や雑誌の掲載情報など、どれもスポルティバファンなら見逃せない内容です。製品の不具合や回収・交換の情報が掲載されるケースもありますので、スポルティバのシューズを愛用しているなら定期的にチェックしておきたいですね。

ここ数ヶ月のニュースとしては、下記のようなものが掲載されています。

2017.9.11
2017 Skyrunner Japan Series 蔵王バーティカルレースにて宮原選手優勝!

2017.7.27
トランゴタワーGTX における一部不良品発生のお知らせ

2017.7.5
オンラインショップ 2017年7月5日(水)オープン!

2017.5.22
スポルティバオンラインショップ 近日OPEN

2017.4.6
TOAD3へのご来場お待ちしております!
※TOAD(Trail Open Air Demo)=トレイルラン関連のブランドが集まる野外イベント

2017.3.23
MIURA20周年 2017SS限定モデル「MIURA XX」発売

公式サイト ニュース

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まとめ~スポルティバをもっと知るために

登山やクライミング、トレイルランニングをされる方で実際にスポルティバのシューズを愛用されている方は多いですが、やはり自分がやらない分野のシューズのことまではあまりご存知ないのではないかと思います。今回の記事が、スポルティバについてより深く、総合的に知る一助となれば幸いです。

おまけ:買い換えるときのこと

ほしい商品は見つかりましたか?

新しいものに買い換えたとき、今まで使っていたギアはどうしていますか?

「まだ使える…いつか使うかも…」と保管していたけれど、結局使わないままに経年劣化でボロボロになって、捨てるしかなくなる…なんてことは、残念なあるあるパターン。
かといって、まだ使えるものを捨てるのももったいないですよね。

そんなとき、いまどきの登山家・キャンパーは、アウトドア用品の買取専門店に売っています。
こういうお店も上手に利用して、エコ&おトクにアウトドアを楽しんでくださいね!

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。