八王子市にあり気軽に登山が楽しめる高尾山へ出掛けてみては?

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2017.08.04

引用:山ほど遊べるTAKAO HP
東京都の八王子市にある高尾山は秩父山系に属しており、標高は599mです。低山登山やハイキングが楽しめるため、東京近郊では非常に人気のある山です。古くは真言密教など修験道の霊山として、山岳信仰の盛んな山でもありました。東京都心から約1時間とアクセスもし易く、登山道も整備されており、年間登山者数は260万人を超えるほどです。

今回は、そんな人気の高尾山登山の魅力をご紹介して行きます。

ハイキングも登山も楽しめる数多くのルート

102_1_20170723引用:高尾山遊歩 HP
高尾山の人気の秘密は、その多様なルートにあります。山頂を目指す登山ルートから、秩父山系の自然をのんびりと楽しめる周遊ハイキングルートなど、8つものルートがあり、どのルートも登山初心者から上級者まで、楽しめるようになっています。

①:一号路 表参道コース

高尾山の定番ルートで、山頂までの往復で約3時間30分のルートです。

②:二号路 霞台ループコース

高尾山中腹を周回するハイキングルートで1周約40分で回れるお手軽ルートです。

③:三号路 かつら林コース

緩やかな登りのルートで、終盤に急な勾配がありますが往復約2時間のルートです。

④:四号路 吊り橋コース

ルートの途中で、みやま橋を渡るルートで往復約1時間30分ほどです。

⑤:五号路 山頂ループコース

高尾山の山頂を周回するルートで1周約30分の山頂をのんびりハイキング出来るルートです。

⑥:六号路 びわ滝コース

途中に天狗信仰の発祥といわれる、びわ滝に寄り道の出来るルートで往復約2時間40分ほどです。

⑦:稲荷山コース 見晴らし尾根コース

往復約3時間のルートで、途中のる稲荷山展望台からの眺めはおすすめです。

⑧:高尾山・陣馬山コース

高尾山から城山、景信山、陣馬山の4座を縦走する約5時間のルートで、途中には一丁平の千本桜などがあります。

それぞれのルートに、それぞれの見所があり何度も登山してみたくなる山です。

一号路の登山中に楽しめる観光スポットは?

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高尾山には、登山中に訪れることの出来る観光スポットが数多くあり、何度訪れても飽きることがありません。登山ルート毎に幾つか代表的な観光スポットをご紹介します。まずは表参道といわれる一号路からのご紹介です。

①:仏舎利塔
一号路の途中にある仏舎利塔は、お釈迦様の遺骨を納めてあり、高尾山が山岳信仰の対象だったことを物語っています。

②:天狗の腰掛杉
一号路にある樹齢700年といわれる巨大な杉の木で、天狗が座って参拝者を見守っているといわれています。

③:薬王院
西暦744年に開山されたといわれる大きな寺院で、真言宗智山派の関東三大本山の一つに数えられる由緒ある寺院で、高尾山中腹の観光名所です。

一号路は、表参道の一番登山者の多いルートになり、見所も多くのんびりと登山を楽しめます。

四号路の吊り橋ルートの最大の見所は?

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四号路の吊り橋ルートの途中には、最大の見所である「みやま橋(吊り橋)」があり、比較的登山者の多いルートです。一号路の浄心門から分岐し、最後はまた一号路に戻るルートで、緩やかな傾斜を登りますが、一号路との合流前に急な勾配を登り、ここが最大の難所になります。

①:みやま橋(吊り橋)
四号路の中間点の少し前にある吊り橋で、蛇滝の源流の上に掛かっており、登山シーズンになると記念撮影をされる登山者で混み合うほどの人気です。

②:イヌブナやモミの中を森林浴
四号路の登山道は、イヌブナやモミなどの落葉樹が群生する森の中を進むルートで、たっぷりと森林浴を楽しみながら歩くことが出来ます。

蛇滝の源流を超えるみやま橋(吊り橋)が最大の見所ですが、落葉樹の森をのんびりと森林浴を楽しみながら歩けるルートです。

天狗信仰の始まりの場所、びわ滝を望むルート

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登山ルートの途中に、滝に打たれる滝行を行うびわ滝や、弘法大師に所縁のある岩屋大師など見所のあるルートです。また、飛び石で川を渡ったりと見所以外にも楽しめるのが特徴です。

①:岩屋大師
弘法大師が、嵐の中で困っている母子を助けたという伝説の残るのが岩屋大師です。ここまで登山口からは、約20分程度と比較的すぐに到着できるスポットです。

②:びわ滝
薬王院の修行場の一つである琵琶滝では、修行者が滝行を行うことでも知られています。登山道には修行者が見えないように目隠しをしてある場所があります。

③:飛び石
山頂手前には、小川の中にある飛び石が現れます。小さな小川ですが、濡れているので滑らないように注意してください。

山頂に近づくにつれ勾配が急になり、最後は長い階段を登りますので若干体力のいるルートです。

最難関の縦走ルートである高尾山・陣馬山コース


高尾山から城山、景信山、陣馬山の4座を縦走する約5時間のルートです。中級者以上の方におすすめの難関ルートですが、四季折々の美しい自然を楽しむことが出来ますので、慣れてきたらチャレンジしてみてください。

①:もみじ台
高尾山山頂から、陣馬山への縦走ルートに入って直ぐの場所にある「もみじ台」には、樹齢80年以上の紅葉があり、秋口には美しい紅葉を見せてくれます。

②:一丁平の千本桜
春にはもみじ台から一丁平までの尾根沿いには、ソメイヨシノを始め数種類の桜が美しく咲き誇り、尾根を桜色に染め上げる景観は圧巻です。

③:季節ごとに見れる美しい景観
高尾山から陣馬山への縦走登山は、季節ごとに桜やもみじなどの美しい景観を楽しむことができ、何度でも歩きたくなるルートです。それぞれの4座からは富士山を望むことも出来ます。

標高は高くないのですが4座を踏破しますので、中級者以上の方におすすめします。四季折々の美しい景観を楽しめるおすすめルートです。

年間登山者の多い高尾山は四季折々に楽しめる

年間登山者が260万人を誇る高尾山には、多くの登山ルートとそれぞれに楽しめる見所が多くあり、更に四季折々に変わる景観を誇る魅力のある山で、人気があるのも頷けます。今回ご紹介した見所は、そのごく一部だけですので、是非、ご自身で高尾山に登山して、その懐の深さを経験されてみては如何でしょうか。
画像引用:Instagram 他

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。