北岳のまとめ一覧
北岳について
北岳(きただけ)は、山梨県の南アルプスにある標高3,193メートルの山です。富士山に次いで日本第二の高峰であり、火山でない山としては日本で最も高い山です。日本百名山、新・花の百名山、山梨百名山に選定されており、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰山、小太郎山、八本歯ノ頭、中白根山、間ノ岳、農鳥岳と共に赤石山脈を構成しています。この連山は総称として古くから「白根山」または「白峰山」とも呼ばれ、北岳は間ノ岳、農鳥岳とともに「白峰三山」のひとつでもあります。1964年より「南アルプス国立公園」として指定され、上部がその「特別保護地区」、山腹が「特別地域」として指定されています。 アクセスは長野県と山梨県の両方面から登山及び観光用バスが運行されています。登山ルートはバスの発着地になっている広河原の野呂川広河原インフォメーションセンター近くからアクセスする八本歯ノコル(左俣)コース、広河原から白根御池小屋を経由して大樺沢二俣から頂上へ向かう右俣コース、白根尾池小屋近くのキャンプ指定地から急坂を登る(約3時間)草スベリコース、斜面に作られたトラバース道でなだらかな岩山を登るトラバース道(初心者でも可能)、北岳山荘から北岳に向かう直登りルートがあります。 北岳の開山は1871年に修験者であった名取直江によるものとされていますが、1795年に設置された石祠も発見されており、平安時代の和歌集『古今和歌集』や『後拾遺和歌集』、鎌倉時代に成立した『平家物語』、江戸時代後期の成立下甲斐国地誌『甲斐国志』や『甲斐国絵図類』などにも登場し、古くから人々の信仰対象としての山であったことが伺えます。 引用:https://flic.kr/p/au9Zrt