乗鞍岳のまとめ一覧
乗鞍岳について
乗鞍岳は長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる北アルプス(飛騨山脈)の主峰剣ヶ峰から構成される山々の総称で、乗鞍岳を含む飛騨山脈一帯は「中部山岳国立公園」に指定されるほか、日本百名山]、新日本百名山、信州百名山、ぎふ百山、一等三角点百名山にも選定されています。 乗鞍岳は権現池・高天ヶ原火山体及び恵比寿火山体、烏帽子火山体、四ツ岳火山体を含む活火山でもあり、気象庁の「常時観測対象」に含まれますが、山頂部に噴気地帯は存在しません。 古くから霊山として崇拝され、「愛宝山(あぼうやま)」、「位山」、「騎鞍ヶ嶽」、「鞍ヶ嶺(鞍ヶ峰)」「朝日岳」「乗鞍連峰」などの名称でも呼ばれます。「乗鞍」は、鞍を置いた馬の背中を思わせる独特の乗鞍岳の景観から、江戸時代に定着した名称です。「乗鞍23峰」の構成は北から安房山、十石山、大崩山、猫岳、硫黄岳、四ツ岳、烏帽子岳、大丹生岳、大黒岳、恵比寿岳、魔王岳、富士見岳、里見岳、不動岳、摩利支天岳、水分岳、朝日岳、蚕玉岳、雪山岳、剣ヶ峰、大日岳、薬師岳、屏風岳です。このうち魔王岳と摩利支天岳は、円空が開山したと伝えられています。 乗鞍岳の自然には国の特別天然記念物ライチョウをはじめ、ツキノワグマやカヤクグリ(鳥)、クモマベニヒカゲ(蝶)など、貴重な天然資源としての植生が観察され、林野省のレクリエーションの森として「乗鞍自然観察教育林」に指定されています。豊かな自然を守るために乗鞍岳の環境保全のための交通規制や「岐阜県乗鞍環境保全税」が実施されています。 引用:https://flic.kr/p/8Ysttp