月山のまとめ一覧
月山について
月山は山形県の出羽山脈のうち南部に分布すする標高1,984メートルの鳥海火山帯のうちのひとつにあたる成層火山です。月山山域は美しいブナ林の森で知られ、磐梯朝日国立公園の特別区域に指定されるほか、日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山としても指定されています。 登山やトレッキングのほか、夏期の残雪が豊富なため、夏場のスキーやスノーモービル、クロスカントリーも楽しめ、万年雪の雪解け水が溶岩地層に浸透し、滞留時間400年と言われるブナの森の水源林の天然ダムを形成し、山麓にある月山山麓湧水群も、名水百選、また月山行人清水の森として、水源の森百選にも選ばれています。 飛鳥時代、崇峻天皇の第三皇子、蜂子皇子が仏教推進派の月氏系蘇我馬子から逃れるため、聖徳太子に匿われて宮中を脱出し、その後山形県の由良に辿り着いたのちに、八咫烏に導かれて三山の神を祀ったのが、羽黒山、湯殿山、月山の出羽三山と伝えられています。古くから霊山として人々の信仰の対象であり、山頂には月読尊(月山権現)を祀る月山(がっさん)神社があり、今も多くの修験者が訪れます。 高山植物の豊富さでも有名で、珍しいスイレン科のオゼコウホネ、キク科のウサギギクのほか、四季を通じて約70種類の高山植物の観察ができます。またオコジョ、イワヒバリなどの動物や杉並木や爺杉など天然記念物をはじめ、登山コースによっては国宝五重塔や重要文化財の三神合祭殿や大鐘など、歴史探訪をしたり、湯殿山温泉、肘折温泉、志津温泉などの温泉を楽しんだり、また松尾芭蕉の『奥の細道』にも登場する文芸の世界にひたったりと、月山色々なタクティビティが体験できる山です。 引用:https://flic.kr/p/c4fBCm