金剛山のまとめ一覧
金剛山について
金剛山(こんごうさん、こんごうざん)は、奈良県と大阪府の境にある標高1,125メートルの山で、金剛山、大和葛城山、磐梯山などから成る金剛山地の主峰です。林野庁選定「森林浴の森100選」、関西百名山、一等三角点百名山、日本二百名山、山と渓谷社が選んだふるさと百名山に選定されほか、金剛山を含む金剛山地一帯は環境省指定の「金剛生駒紀泉国定公園」でもあります。 一般的な山頂ポイントである山頂広場には、売店や休憩所があり、回数カードを購入すれば山頂でスタンプを押してもらえる「登山回数記録システム」が設置されています。金剛山登山を日課にする強者もいるという健康登山の山でもあります。 主な登山ルートは「金剛山登山口」から本道を登る約3kmのコースと、「金剛山ロープウェイ」前から伏見林道を登る約4kmのコースです。また日本唯一の村営で山頂近くの「ちはや園地」と往復できる「金剛山ロープウェイ」もあります。金剛山は1970年に大阪府が整備した全長約45kmの長距離自然遊歩道「ダイヤモンドトレール」の一部でもあり、屯鶴峯 - 二上山 - 大和葛城山 - 金剛山 - 岩湧山 - 槇尾山を縦走することもできます。 金剛山の名は、もともと金剛山と大和葛城山の総称として使用されていたため、現在の金剛山である第一峰を高間山・高天山(たかあまやま)また葛城嶺(かずらきのみね)と呼びました。最高峰の葛木岳は葛木神社の神域であり、現在は立入ができません。460年に雄略天皇が葛城山に鹿狩りに出かけた際に出会い、その畏れ多さに衣を献上したという『古事記』の一言主(いちごんさん)や、能の演目『葛城』に登場する女神の伝統がある地域でもあります。 御所市内を通る葛城古道は日本を代表する古道のひとつでもあり、秦氏系の「高鴨神社」、「鴨都波神社」、「鴨山口神社」と、「葛城坐言主神社」、「葛城水分神社」、「葛木坐火雷神社」などを結んでいます。昔から格の高い霊山でもあり、この地で生まれた修験道の開祖、役小角は元興寺での修業の後、数え16歳から金剛山で修業を始めたと言われています。山頂付近である葛木神社の近くには、役小角が開山した金剛山転法輪寺もあります。 引用:https://flic.kr/p/rwUEAH