登山の必須アイテム!ミッドレイヤーのおすすめ&選び方を知りたい!

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2017.07.17

引用:pixabay.com
登山ウエアのコーディネートは、タウンウエアのときとは異なり「体を守る」「快適」「動きやすい」などの機能が優先されます。そのために、デザインだけではなく、素材やパターン、構造なども考えて選ぶ必要があるのです。コーディネートの基本は「重ね着」なのですが、そこで重要な役割を果たすのがミッドレイヤーと呼ばれるウエアです。ここでは、ミッドウエアーの選び方やおすすめアイテムなどをご紹介しましょう。

そもそも「ミッドレイヤー」って何だろう?

37_1_20170714引用:モンベル
登山ウエアのコーディネートは、「重ね着(レイヤー)」が基本中の基本です。天候が変わりやすい山では、急に寒くなったり雨に打たれたりします。また、日差しが強くなり暑くなって汗をかくこともあるでしょう。そこで、脱いだり着たりすることで体温を調節できるように「重ね着」をすることが大切なのです。季節によっても異なりますが、基本的には以下の3つのレイヤーでコーディネートします。

■ ベースレイヤー:
1番下に着るウエアです。肌に直接触れるので、「汗を吸い取り発散する」「体温を維持する」素材で作られています。

■ ミッドレイヤー:
ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る中間着で、ミドルレイヤーとも呼ばれます。保温・透湿機能などが求められるウエアです。

■ アウターレイヤー:
シェルレイヤーとも呼ばれる1番外側に着るウエアです。雨・風・雪などから身を守る働きが求められます。

ミッドレイヤーには、フリースやセーター、インサレーションウエアなどがあります。

ミッドレイヤー選びのポイントとは?

37_2_20170714引用:ぱくたそ
ひとくちにミッドレイヤーといっても、多種多様なので何を選んでいいかわからないという人も多いものです。デザインやカラーリング、サイズ感なども大切ですが、必ずチェックしたいのは「機能」です。そこで、ミッドレイヤー選びで大切な機能のポイントをご紹介しましょう。

1. 吸水・透湿性
登山ではたくさんの汗をかきます。ミッドレイヤーやベースレイヤーは汗をすばやく吸収する吸水性や、ウエアの内側にこもった湿気を外に逃がす透湿性が求められます。

汗をよく吸い取るというと、綿100%のTシャツやトレーナーなどを思い浮かべる人も少なくないと思いますが、綿100%は汗を吸い取ったあと、なかなか乾かないので気持ちが悪いだけではなく体を冷やしてしまいます。

2. ストレッチ性
体を動かしたときに、まったく伸びない素材だとストレスを感じますし、疲れます。ミッドレイヤーは、ストレッチ性のある動きやすい素材であることが大切です。また、できるだけ軽い素材のほうが着ていて疲れません。

3. 保温性
秋冬の登山では、晴天で汗ばむような気候でも急に冷たい風が吹いてきて、寒くなることがあります。体温をキープしてくれるような保温性のある素材のウエアを選ぶことが大切です。

4. 体温調節がしやすいデザイン
ハイネックなどのデザインよりも、フロントジッパーのほうが首元を開け閉めできるので体温を調節しやすくなります。また、脇の下にベンチレーター(換気システム)を取り入れているデザインもあるのです。

おすすめのミッドレイヤー(フリース編)

37_3_20170714引用:pixabay.com
機能面を考えると、ミッドレイヤーとして最適なのはフリース・ソフトシェル・インサレーションの3種類になります。それぞれのおすすめをご紹介しましょう。

【フリースのミッドレイヤー】

1. パタゴニア
アメリカの登山用品やサーフ用品などの総合メーカーとして知られるパタゴニアは、日本でもはば広い世代で人気があります。登山ウエアも豊富に展開していますが、中でもミッドウエアとして人気が高いのが「R1プルオーバー」です。シンプルなデザインで、ロゴも控えめに入っているのでコーディネートしやすいでしょう。伸縮性・耐久性・通気性に優れ軽量なのも魅力です。バックパックを担いだときに肩の縫い目が肌に食い込まないようなパターンになっています。ジップアップタイプなので首元で体温を調節できるタイプです。

(パタゴニア)patagonia フリース メンズ・R1プルオーバー
(パタゴニア)patagonia フリース メンズ・R1プルオーバー
素材: 6.7オンス・ポーラテック・パワー・グリッド・リサイクル・ポリエステル93%/ポリウレタン7%
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2.モンベル
日本のアウトドア総合メーカーの「モンベル(mont-bell)」では、タウン使いもできるフリースの「クリマプラス100ジャケット」が人気です。胸元に異素材のポケットが付いているのがアクセントです。首元から裾まで開閉できるジップアップタイプなので、暑い時はフロント部分を全開にすることができます。

(モンベル)mont-bell クリマプラス100 ジャケット Men
(モンベル)mont-bell クリマプラス100 ジャケット Men's
メイン素材: ポリエステル
サイズレンジ:S、M、L、XL
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おすすめのミッドレイヤー(ソフトシェル編)

37_4_20170714引用:pixabay.com
ソフトシェルは、防水性・撥水性・通気性・ストレッチ性がありミッドレイヤーとしては最適です。また、春夏はアウターとして着ることもできます。人気のあるおすすめソフトシェルをご紹介しましょう。

1.アークテリクス(ARCTERYX)
カナダのアウトドアブランドです。通気性・防風性に優れたフード付きジャケット「ガンマMXフーディー」は、一般の人のみならずアルペン専門家も愛用しています。

ARCTERYX(アークテリクス) ガンマMXフーディー男性用
ARCTERYX(アークテリクス) ガンマMXフーディー男性用
メイン素材: ブレンド
重量:565g
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2.モンベル(mont-bell)
モンベルのソフトシェルとしては「O.D.パーカ」がおすすめです。軽量で柔らかな着心地なので、ストレスを感じません。首元から裾まで開閉できるジップアップタイプなので体温調節も楽にできます。

(モンベル)mont-bell O.D.パーカ Men
(モンベル)mont-bell O.D.パーカ Men's
メイン素材: ナイロン
サイズレンジ:S、M、L、XL
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さまざまな種類があるインサレーション

37_5_20170714引用:pixabay.com
インサレーションとは、防寒・保温の役割を担うジャケットのことで、ミッドレイヤーとして使用できるものから、防風・防水加工もほどこしたアウター向きのものまで、さまざまなバリエーションがあります。ブランドによってはフリースやソフトシェルをインサレーションと呼ぶこともあるので混同しやすいかもしれません。

最近人気があるのがハイテク化繊素材を使用したインサレーションです。軽量でコンパクトで動きやすく、機能性も高いインサレーションは、さまざまなアウトドアブランドで展開しています。もう1枚のミッドレイヤーとしてお気に入りを探してみてください。

季節や目的によって異なるミッドレイヤー

ミッドレイヤーは「これ1枚で100%パーフェクト」という製品はありません。季節によって、また登山の目的によっても快適なミッドレイヤーは異なるからです。最初は、ご紹介したフリース・ソフトシェル・ハイテク化繊のインサレーションがあれば色々な季節に対応できるでしょう。おすすめ製品を参考に、自分に合ったミッドレイヤーを探してくださいね。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。