夏山登山の必須アイテム。帽子を選ぶポイントをご紹介

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2017.07.04

引用:pixabay

夏山シーズン到来!!夏の日本アルプスは、全登山者の憧れ。「今年こそは夏のアルプス遠征を」と計画している方も多いことでしょう。でも、必ず考えておくべきことに、日差し対策があります。夏は、1年で最も日差しが強い季節。しかも、標高3000メートル級の山々が連なる日本アルプスでは、強い日差しが降り注ぎます。日差しを遮るための帽子は、夏山の必須アイテムです。帽子を選ぶポイントをご紹介します。

 

そもそも、なぜ、帽子が必要なのか?

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引用:unsplush

日差しといえば、暑さを増大させる要因ということは、すぐに想像がつくでしょう。帽子は、その暑さを避ける目的がまず思いつきます。暑さによって、日射病や熱射病などのような熱中症が発生します。実際、熱中症になる登山者も多く、夏は、登山事故として、最も気を付けるべき季節でもあります。しかし、降り注ぐ太陽からは、可視光線と共に、紫外線を代表とする有害な光線も含まれています。その紫外線は、100メートル標高が上がると約1%増加すると言われています。つまり、標高3000メートルでは、海抜0メートルの平地に比べると、紫外線は30%も強くなる事になります。紫外線は熱を伴わないだけに、すぐには影響を感じませんが、長く浴び続けると、皮膚が火傷のように赤く腫れたり、目が日焼けするなどで、登山続行することが出来なくなる事があり、これも、登山事故の要因にもなっています。街では、日傘を使うこともできますが、登山のようなアクティビティには向きません。そこで、必要になってくるのが帽子という訳です。

 

夏の登山向きの帽子を選ぶポイントは?

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引用:pixabay

では、どんな帽子が夏の登山向きなのでしょうか? ポイントは、

1. 速乾性がある。

 

コットン100%ではなく、速乾性がある機能性素材で使用している事。人にもよりますが、夏山登山では帽子がびっしょりと濡れ、したたり落ちることもあります。また、雨で濡れることもあります。できるだけ早く乾き、不快感が長く続かないことが望ましいですね。ちなみに帽子の汗対策に、「アセステ」という汗対策商品があります。

イオンスポーツ おでこから流れる汗をシャットアウト 帽子用「アセステ」
イオンスポーツ おでこから流れる汗をシャットアウト 帽子用「アセステ」
サイズ:10個パック(40枚)
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併用するといいでしょう。

2. UVカットされている。

 

UVカットの表示がされていること。ちなみに、夏は淡い色を選びがちですが、白いほど紫外線を通す率が高くなります。濃い色を選びましょう。

3. 通気性がある。

 

帽子を被っていると、一番不快なのは帽子内部の蒸れですね。これが嫌いで被りたくないという方も多いことでしょう。蒸れ防止のための穴があるか、通気性を確保する素材であったりするのか確認が必要です。

4. 日差しを遮るのに十分な日陰ができる庇がある。

 

これが無いと意味がありません。もし、お持ちの帽子の日陰が少ないと感じている場合は、このように、後付けできる「モンベル ステンレスメッシュ シェード」という商品もあります。

(モンベル)mont-bell ステンレスメッシュ シェード
(モンベル)mont-bell ステンレスメッシュ シェード
素 材:ポリエステル・メッシュ
長 さ:37cm
サイズ:フリーサイズ(54~60cm)
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夏山登山向きの帽子をセレクト ベーシックタイプ

引用:Instagram by hiroshi41
まずは、街でも被ることができるようなベーシックなタイプをセレクトしてみました。

・マムートユニセックス 帽子 GORE-TEX Pocketable Cap

 

ゴアテックス使用ですので、防水でありながら透湿性があります。デザインはベーシックなキャップタイプなので、山以外でも違和感ありません。マムートらしいデザインで、マンモスのロゴがかわいいですね。

 

(マムート)MAMMUT ユニセックス 帽子 GORE-TEX Pocketable Cap
(マムート)MAMMUT ユニセックス 帽子 GORE-TEX Pocketable Cap
メイン素材: ポリエステル
サイズレンジ: M, L
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・マムートCABAL CAP

 

同じく、マムートですが、これは、ゴアテックスではないので防水性はありませんが、その分、通気性に優れています。ゴアテックスが驚異の透湿性といっても、やはり蒸れやすいのはたしかなので、あえて、蒸れ防止を優先するとこの商品でしょう。この帽子の最大の特徴はつばが折りたためる事です。これにより携帯性に優れ、ポケットにしまえるほどコンパクトになります。

MAMMUT(マムート) CABAL CAP
MAMMUT(マムート) CABAL CAP
サイズ:ワンサイズ(フリー)
重量:50g
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・ザ・ノース・フェイス ラフィアハット

 

ヤシ科の天然素材ラフィアを使用したサファリハットです。広めのツバが太陽光線を遮ってくれるため、暑い日に最適なハットです。ツバはワイヤーが内蔵されていて型崩れを防止。あごのストラップ付きです。通気性が高く、蒸れることもありません。ちょっとレトロな感じのデザインで人気があり、あえて街歩き用に購入する人もいるほどです。

(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE ラフィアハット
(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE ラフィアハット
素材:ラフィア
メンズフリーサイズ
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夏山登山向きの帽子をセレクト テクニカルタイプ

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引用:Instagram by w.kogiku
次に、日差し対策バッチリのテクニカルな商品をご紹介しましょう。

・モンベル  WIC クール Dサンブロックバイザー

 

大きなツバを持つサンバイザーと、付属の日除け布を用いて4パターンのかぶり方ができるアイテムです。遮光性に優れながらも風通しがよく、炎天下でも涼しく着用できます。消臭機能を備えているため、汗のにおいも気になりません。

mont-bell(モンベル) WIC クール Dサンブロックバイザー
mont-bell(モンベル) WIC クール Dサンブロックバイザー
カラー:SV
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・フェニックスArbor Cap

 

サイドパンチングによるベンチレーション機能が付いており、サイズアジャスト仕様で細かなフィット感を調節可能です。サンシェイドは着脱式で用途によって使い分け可能で、額部分には吸汗速乾素材を採用しているので、汗をかいても素早く吸収します。

(フェニックス)phenix Arbor Cap(シェード付きキャップ)
(フェニックス)phenix Arbor Cap(シェード付きキャップ)
原産国: 中国
素材構成: 表:ナイロン100%,裏:ポリエステル
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高機能な夏山用帽子を準備して、思いっきり楽しもう

 

なぜ帽子が必要なのか、どんな帽子が夏山向きなのか、また、いくつか実際に商品をセレクトしてみました。これらのポイントを押さえて、機能性だけではなくデザインも併せて検討し、ご自分のスタイルに合った帽子を選んで、夏山を楽しみましょう。ただ、くれぐれも、熱中症対策を忘れずに。

 

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。