登山の食事はどうしているの?初心者の山ご飯のポイント

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2017.05.08

引用:pixabay.com
登山中に食事をしたいと思っても、お店などがあるわけではありません。山小屋で食べることを計画することはできますが、そこに辿り着く前にエネルギー切れを起こすと大変です。今回は、初心者の為の山ご飯のポイントをまとめてみました。登山に興味関心はあるけれど、料理なんてしたことがないという方も大丈夫です。誰でも気軽に実践できる登山の食事について解説していきます。

登山の食事の3つのポイント

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登山で食事をとることは、楽しみという意味合いもありますが、同時にエネルギー補給という側面も持っています。登山は体重などにもよりますが1時間につき350〜500キロカロリー程度のエネルギーを消費します。一見それほど高くないように思えますが、山を登り始めると数時間かかるのはよくあることです。その間ほぼずっと体を動かしていることになります。行程次第ではありますが、エネルギーを適度に補給していないとスタミナ切れを起こしてしまう可能性もあるのです。動ける体を維持するためにも食事は大切と言えます。

登山の食事のポイントは主に3つです。
①軽量化
②水を大切にする
③日持ちを考える

①軽量化
登山では荷物をできるだけ少なくすることがコツとなります。必要十分な簡易包装、持っていくものを必要な分だけ小分けにするなど、工夫すると良いでしょう。軽いものを選ぶことも有効です。こうすることでゴミを最小限に抑えることもできます。

②水を大切にする
山において水は貴重です。水を補給できる場所が常にあるとは限りません。スープなどを残さないことと合わせて、料理をしたい人は特に水を確保できるように事前に工夫しておく必要があります。

③日持ちを考える
山に持っていく食事や食材は腐らないように日持ちを考慮してくことが必須です。ドライ食材は強い味方と言えるでしょう。

最初はコンビニやフリーズドライを有効活用してみよう

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引用:west-magazine.com
初心者の登山は、料理をするための器具を持っていく余裕がない場合が多いです。そんな時にも気軽に食事を楽しむために有効なのがコンビニなどを活用する方法です。朝の内にコンビニでおにぎりやパンを購入しておき、山の上で食べることがおすすめです。普段見れない自然豊かな景色の中で食べると、コンビニ飯でも一味違って味わえることでしょう。

夜ご飯も山の上で食べたいなら、フリーズドライやレトルト食品を活用する方法がおすすめです。軽量で日持ちがするので初心者でも扱いやすいです。荷物を最小限に抑えられるメリットもあります。必要な分だけできるだけ小分けにして持っていくことが大切です。レトルト食品なら、パッケージの箱から出しておくなど工夫しておきましょう。

登山の食事は、その場で考えてできるものではありません。事前に行程や体力を見越して計画しておかないと、食べられないものです。山ご飯は、実は山に登る前から始まっているとも言えるのです。キチンと計画をして、山登りを楽しみ、素晴らしい景色とともに味わう食事は、手軽なものであっても満足度が高く味わえます。

料理の第一歩なら塩おにぎりがおすすめ

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自分で作った食事を味わいたいと思ったら、まずは塩おにぎりからチャレンジしてみましょう。おにぎりは炭水化物なのでスタミナ補給の意味でも最適です。炭水化物は食べることで筋肉や肝臓に効率よくグリコーゲンを貯めることができスタミナに直結しています。また炭水化物が不足すると低血糖に陥って危険です。しっかり適度に補給することが必要と言えます。

塩おにぎりは比較的簡単に作ることができます。料理が得意な人からすると、簡単すぎて味気ないと感じてしまうこともあるかもしれません。ただし大切なのは自分で作ったものを山の上で食べるという経験をしてみることにあります。最初は簡単で構わないのです。できるだけハードルの低いところからチャレンジしてみましょう。自分で作った塩おにぎりを山の上で食べることは爽快です。山ご飯への興味が増してくることもあります。登山経験が増え、料理をする余裕が出てきたら、食材や機材を持ち込むなど、より本格的な料理を楽しむことも可能です。まずは、手作りを山の上で味わってみてください。今までと違う景色が見えてくることがあるでしょう。

単独か複数かによって状況が異なる

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山での食事を考える際、単独行か複数かによって状況が変わってきます。

単独行の場合は、自分一人だけですので、出来るだけ手間が少なく手軽に済ませられるものがまずは良いでしょう。複数の場合は、事前に打ち合わせをしておく必要があります。各自で済ませるスタイルもありますが、機材や食料を分担して持っていき山の上で料理を作るという場合もあります。みんなで料理をすることは、1人で作ることとはまた違った楽しみもあります。1人ではなかなかできないメニューにチャレンジすることも可能です。

登山の食事はまずは手軽なところからチャレンジしてみよう

食事をすることで登山の魅力が深まります。まずは、コンビニのパンや、手作りおにぎりなど手軽なところからチャレンジしてみましょう。1回行ってみると、ステップアップに必要なことが明確になります。少しづつ初めて見ることで、気がついたら難しいと思っていたことができるようになっていることもあります。簡単なところから一歩踏み出してみましょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。