ひとつ上の山を目指す!! 高性能登山用レインウェア3選

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2017.05.14

引用:Pixabay

初心者の頃購入した登山用品。使用年数を経過し、そろそろ買い替え時期の方も多いのでは?特に気にしたいのはレインウェア。使用頻度にもよりますが、レインウェアなどの防水生地の耐用年数は3~5年と言われています。また、最初に購入したレインウェアは、限られた予算の中で、低価格のものを選んでいる事が多く、機能的に不満がある方も多いと思います。そこで、今回はとにかく性能だけを考えたレインウェアをご紹介します。

 

ノースフェイス オールマウンテンジャケット

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引用:Amazon

耐久性と軽量性は、相反するものでしたが、このジャケットは、その常識を覆しました。ゴアテックスの新しい裏地構造である、C-KNIT バッカーを採用した、軽さと強さを併せ持つ防水シェルジャケットです。非常に細かく薄いマイクロトリコットの裏地は、従来の透湿性能と比較して15%以上向上しているので、雨天時も快適な登山ができる事でしょう。晴天時でも、ジャケットとして使用できるほどの透湿性であり、70デニールナイロンを使用した防護性の高い表素材なので、長期縦走での装備としてお勧めします。ノースフェイスには、「マウンテンジャケット」というモデルもありますが、それと違うのは、マウンテンジャケットはあくまでも、山岳での長期使用を目的としているため、軽量性、機動性に欠けます。このオールマウンテンジャケットは、丈が短めで動き易く、アクティブな行動を行うためのジャケットと言えます。ただし、オールマウンテンジャケットは、マウンテンジャケットに採用されているジップインジップシステムを搭載していないため、ダウンジャケットなどを内部に接続する事はできません。あくまでも、行動するためのジャケットという意味でしょうね。

・重量490g
・参考価格49680円

 

モンベル トレントフライヤー ジャケット

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引用:Amazon

このジャケットはとにかく軽くてコンパクト。畳めば500mlのペットボトルよりも小さくなります。しかも重量は215g!!びっくりするくらい軽量です。ちょっとしたシャツより軽量です。その生地の薄さは不安になるぐらいですが、着用してみると意外と、ジャケットとしての安心感があります。軽量化のために、スマートソーイングの採用、縫製箇所の削減、シームテープの幅を細くするなどで、ここまでの軽量化を果たしています。ゴアテックスパックライトファブリクスを採用し、裏地は、コーティングなので2.5層です。コーティングなので、長期耐久性には劣ると思いますが、価格はそれほど高くないので、短いスパンで交換していく事も考えていいのでは。夏のレインウェアは、ザックの中で畳まれているで、ザックを重くしているだけのものであったりします。とはいえ、登山にレインウェアを持っていかないのは非常識ですから、できるだけ軽くしたいものです。このトレントフライヤー ジャケットは、そんな欲求を満たしてくれるだけでなく、軽い着心地なので、ウィンドブレーカーとしての使用も抵抗が有りません。脇の下を開けられる、ヒットジップを採用しているので、蒸れを少なくします。なお、ポケットが胸ポケットだけで、ハンドポケットは有りません。不便かもしれませんが、それも軽量化の一因なのでしょう。

・重量 215g
・参考価格 ¥21,000

 

ミレー W7 50000 ストレッチ ジャケット

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引用:Amazon

抜群の透湿性とストレッチ性を備えたレインジャケットです。このレインジャケットは、ゴアテックスではありません。新開発の防水透湿素材「ドライエッジ™ダブルセブン50000」を採用しています。50,000g/㎡/24hという最高度の透湿性を実現しています。通常のレインウエアに使用されている素材の透湿性は10,000〜30,000g/㎡/24hですので、かなりの透湿性と言えます。この生地最大の特徴は、ゴワゴワ感がない、ソフトシェルのようなしなやかな着心地という事です。ゴアテックスのレインウェアはどうしても、中にフィルムが入っているような、独特な感触が有りますが、このレインウェアはその独特な感触が無く、自然な着心地を実現しています。また、ストレッチ性に優れており、体の動きに追随するストレッチ性は、登山中の体の動きを邪魔しません。シュラフの中で寝る時も違和感が無いので、まさに24時間着続けられるレインウェアと言えますね。

ゴアテックスに代わる防水透湿素材は、各メーカーが挑戦していますが、なかなか、定着しません。その中でも、この「ドライエッジ™ダブルセブン50000」は、次世代の透湿素材としての可能性を広げてくれる素材です。ゴアテックスのようなゴワゴワ感が嫌いな人にはおすすめのレインウェアです。

・重量 306g
・参考価格 ¥29,000

 

もはや「レインウェア」ではないかも

おすすめの3つの高機能レインウェアをご紹介してきました。これだけの性能とデザイン性なので、レインウェアとしてではなく、晴天時でも着用しても抵抗感が有りません。また、山だけでは無く街着のジャケットとしても問題ないほどのデザインです。それぞれ、高価ですが、ソフトシェル兼用、街のジャケット兼用と考えれば、コスパが高いかもしれませんね。

 

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。