ゴアテックス製の登山用レインウェアのおすすめは?

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。
2017.04.20

引用:mizuno.jp

登山中の急な天候変化や気温低下などの不測の事態にも対応できるレインウェアは必需品です。最近の登山用レインウェアの機能進歩は目覚ましく、ゴアテックスなどの防水透湿性素材を使用した物も多く初心者の道具選びも選択肢が増えています。ゴアテック製のレインウェアは雨を通さず、汗など内部の湿気を外に逃がすことで快適な着心地を維持できるのが最大の特徴です。ゴアテックス製レインウェアのおすすめをご紹介します。

 

ゴアテックス製レインウェアの利点とは?

46_1_201704

引用:mizuno.jp

ゴアテックス製レインウェアの最大の利点は、外部からの雨を通さずにレインウェア内部の湿気を外に逃がす防水透湿性素材の性質を最大限に利用していることです。ゴアテックスの様な防水透湿性素材でない普通のナイロン系素材の場合には外部からの雨の侵入は防ぎますが、内部の湿気を外部に逃がす機能がありません。

通常の晴れた登山であったとしても基本的にはジョギングやウォーキングと同じ有酸素運動ですので、人によって多い少ないの差はありますが必ず汗をかいています。晴れていて外部の湿度が低ければ自然とウェアの外に湿気が逃げて行きますが、雨の場合ではそうは行きません。

ゴアテックス製レインウェアは外側の環境が湿度100%に近い状態であっても、ウェア内部の湿度を一定レベルに保つため汗などの湿気を外部に放出し続けますので雨の中でも快適に登山を続けることができるのが最大の特徴です。

続いてゴアテックス製レインウェアのおすすめをご紹介します。

 

①:ミズノ ストームセイバーVレインスーツ

46_2_201704

引用:Amazon

ウェア本体の素材はゴアテックスではありませんが、ミズノ独自の防水透湿性素材である【ベルグテックEX】を使用し、多雨多湿である日本独特の登山環境に合わせたレインウェアになっています。キャッチフレーズも「日本の山に、日本の雨具」と強気な語彙になっておりメーカーの自信の程が伺えます。ストリームセイバーVレインスーツの特徴をご紹介して行きます。

1:ベルグテックEXと呼ばれるゴアテックスと同様の防水透湿性素材を使用しており外部からの耐水圧は約30,000mm以上で雨の侵入を防ぎながら、内部の湿気を外に逃がす透湿性は約16,000g/m2・24hと高性能を誇っています。

2:雨の侵入し易い素材の縫い目には裏側からシームリングと言われる特殊加工を実施し内部への雨の侵入を防ぐようになっています。

3:フロントファスナー部やポケット口には内部に雨が侵入しないように雨返しやフラップを設置し対策をしています。

4:これだけの高性能登山用レインウェアなのに価格がメーカー希望価格で14,500円(税抜き)とコストパフォーマンスが高いです。

おすすめの理由は、やはりこれだけの機能を有しながら低価格に設定してありコストパフォーマンスが圧倒的に高いことです。

 

②:モンベル ストームクルーザージャケット

46_3_201704

引用:Amazon

モンベル製のレインウェアの中でもスタンダードと言える高機能を有したのがストリームクルーザージャケットシリーズです。生地構造が3層構造になっており、裏地にはモンベルの独自技術である「GORE C-ニットバッカーテクノロジー」を使用、2層目に防水透湿性素材のゴアテックス、3層目の表地にもモンベル独自の「バリスティックナイロン」と独自技術とゴアテックスを高次元で融合させたレインウェアです。

1:レインウェアで一番雨が侵入すると言われる袖口に、ベルクロテープで締め具合を調整できる「アルパインカフ」と言われる機能を追加して雨や雪の侵入を防いでいます。

2:フロントジッパー部分からの雨の染み込みを防止するため止水性の高い「アクテクトジッパー」を採用しています。

3:強風によるレインウェアのバタつきやフィット感をポケット内のドローコーを調整するだけで簡単に行えるように「リードインコード・システム」を装備しています。

4:デメリットとしてはジャケットとパンツが別売りになっており合計で30,000円を超え高額になることです。

初期購入費が高額ですがストリームクルーザーシリーズの性能を考えると長く愛用出来ますので相対的なランニングコストは下がりますのでお買い得です。

 

③:ノースフェイス レインテックスフライト

46_4_201704

引用:Amazon

ノースフェイスのレインウェアと言えばレインテックスと言うくらいに、ゴアテックスを使用したレインウェアとして広く知名度のあるアイテムです。レインテックスには2種類のブランドがあり、主に登山用に使われるフライトシリーズとトレイルランニングなどのアスリート向けの軽量型であるプラズマシリーズに分類されます。デザインも長年変わらないオーソドックスな形状で人気です。

1:フロントジッパーとポケットに雨侵入防止のフラップが取り付けられた2重構造になっていて機能性とデザインを両立しています。

2:1層目にナイロン素材の表地、2層目にゴアテックス、3層目の裏地にメッシュ素材を配置した3層構造でレインウェアにゴアテックスを使用した老舗らしい機能性を発揮しています。

3:パンツについては裾部分の横に長めのファスナーを設置して靴を履いたままで着脱が出来るように工夫がされています。

価格については上下セットということもありメーカー希望価格は39,000円と高額ですがデザインが変わらず長く使えるメリットがあります。

 

④:モンベル レインダンサージャケット

46_5_201704

引用:Amazon

モンベルには最高峰のトレントフライヤー、ベストセラーのストームクルーザー、スタンダードのレインダンサーの3種類が販売されていますが、その中でも価格的にも機能的にも登山初心者の方が最初に購入するのに最適なレインウェアがご紹介するレインダンサーシリーズです。ゴアテックスを使用しているのは勿論ですが、登山熟練者から初心者まで快適に使用出来る様になっており長年愛されているものうなづけます。

1:雨が降り始めてフードをかぶってしまうと思った以上に視界が狭まってしまいますが「トライアクスルフード」と言われる3方向からのフードの調整機能で良好な視界を確保出来ます。

2:レインウェアの肘部分から肩にかけて立体裁断をした作りになっており、雨中でも腕の動きやすく設計されています。

3:レインウェアを使い終わった後、フード内に一時的に収納できる様になっています。

4:唯一、他のレインウェアと比べると収納サイズが大きく重さがある事が劣る点になっていますが、その分価格は他の2種類と比較してもリーズナブルです。

収納サイズが若干大きい事と重量が重い事以外での機能面については他の2シリーズと変わりないですが、それ以上に価格面で上下を合わせて3万円を切るのは非常に魅力的です。

 

防水透湿性素材が主流になりつつあります。

ざっとご紹介をした4種類以外でも登山用レインウェアの素材の主流は、やはりゴアテックスなどの防水透湿性素材になりつつあり、雨天での着心地の良さやムレないと言った利点は登山熟練者、初心者を問わず共通です。雨天や急な天候不良でも楽しめる登山をするための必要なアイテムですので、じっくりと選んでみては如何でしょうか。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。