登山をするならパーティーを組んで出かけよう!安全性と技術アップ!

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2017.03.17

引用:pixabay
登山をする時は、よほど技術に自信があるベテラン以外はパーティー登山になると思います。単独登山は極少数派でしょう。パーティー登山の最大のメリットは、リーダー、サブリーダーがパーティー全体の安全に気を配り、それぞれのメンバーの技量を判断し最も未熟なメンバーに合わせた登山計画を立案し、実行していく中で様々な判断の基準をリーダーから実践を通じて学び、成長していけるということです。

パーティー登山ではリーダーの役割が重要

登山ではどんなことが起こるかわかりません。突然雨が降ってきたり、雷が鳴ったり、突風が吹いたり、雪やみぞれが降ってきたりと天候も急変します。ルートを外れて道に迷ったり、怪我をしたり、落石があったり、滑落したり、突然野生動物が出現して襲われたり、下山時間が遅れて暗くなってきたりと、まさに予想外のことが起こる可能性があり、それらに冷静に対処する必要があります。

登山の目的は、まずは全員が無事に怪我もなく安全に下山することです。リーダーやサブリーダーは全ての判断においてそのことを優先させます。したがって、メンバーはリーダーやサブリーダーの判断に従うことを約束しなければなりません。パーティー登山の場合はメンバー全員がそのことを理解し、実践する必要があります。

登山の人数による形態は、単独登山、パーティー登山、ただの仲間(パーティーではない)に区別されますが、このただの仲間と言うのが最も危険な形態だと言っても過言ではないでしょう。SNSで知り合ったとか当日初めて会った仲間とかが一緒に登山する姿も見かけますが、今回のパーティー登山の範疇ではないことをはっきりしておきたいと思います。

パーティー登山で守るべきルール

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引用:mou-dameda.com
パーティー登山の場合、一歩間違えば自分やメンバーの命を危険にさらすこともありえます。したがって、全員の安全を守るためには全員が理解し守るべきルールがあるのです。それはリーダーとサブリーダーを決めて全員がリーダーの指示に従うということです。これは仕事では上司と部下であるだとか、年齢が上とか下とか、男女とかなどは全く関係がありません。パーティーの中での指揮命令系統を確立しておくということなのです。

リーダーの役割ははっきりしていて、どのような状況に遭遇してもメンバー全員を安全に下山させるということです。そのためにリーダーには強いリーダーシップが必要で、メンバーの技量に合わせてパーティーの行動を計画し、実行していかなければなりません。サブリーダーも基本的には同様で、何らかの理由でリーダーがその役割を果たせなくなった時は、サブリーダーがリーダーの代理を務めなければなりません。

ではどんな人がパーティーのリーダーになれるのかというと、その山を登るに当たって、ふさわしい技術や知識、経験があってメンバー全員を無事に下山させるだけの資質があることということになります。そして、全体をまとめられる統率力やメンバーからの信頼が厚いことも必要になります。

パーティー登山で自分の技量をあげよう

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引用:freedom-univ.com
登山に関して自分の技量がまだまだだと思っている人とか登山初心者の人は、いいリーダーの元でパーティーを組んでもらって、何回か一緒に登山をすることによって自分の技量が少しずつ上がっていくことを実感するのではないでしょうか。いくらマニュアルを読んでも人の話を聞いても、実際に体験して理解し覚えることにはかなわないと思います。

パーティーのリーダーになれるくらいの技量や知識、経験があるならば別ですが、パーティーで登山をしながら、リーダーや経験の豊富な人の話を現場で聞いたり、様々な判断をしていく時にその場に身を置いて体験することが貴重な経験になるのです。そういうことを積み上げていくことで、自分の技量を磨いていくことができるのです。

リーダーの判断を聞く時、より効果的なことは、そういう場面において自分ならどう判断するだろうかということを常に考え、そこでリーダーの判断についてなぜそう判断するのだろうと考えることです。分からなければ、後でリーダーに訊いてみるのです。大事なのは判断する根拠を自分の中に取り込むことです。そうすれば、次第にリーダーと同じような判断ができるようになるのです。

パーティー登山でのメンバーの心構え

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引用:pixabay
パーティー登山ではリーダーの指示に従うことが重要です。しかし、全てをリーダーに任せておいていいのかというと、決してそうではありません。登山は自己責任ということが前提です。自分が登ろうとしている山について、どんな山なのか、どんなコースがあるのか、天候の予想はどうなのか、どんな危険があらかじめ予想できるのかなどを自分で調べてから参加することがパーティーメンバー全員に対しても、自分の成長のためにも重要なことです。

登山をするならパーティーで出かけよう

登山は単独登山やパーティー登山などがありますが、自分が超ベテランでない限り、仲間とパーティーで行くことになると思います。その時は、自分の技量を磨きつつ、より深い登山の魅力に触れることのできるチャンスと捉えて積極的に参加してみてください。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。