人気の特集も紹介!おすすめ登山の雑誌5選

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。
2017.02.23

引用:PEXELS

書店に行くと、登山・アウトドア関連の雑誌が専用スペースにずらりと並んでいますよね。種類も数も以前に比べて飛躍的に増え、ハイカーとしては嬉しい限りです。雑誌の表紙にはいつも魅力的な特集タイトルが踊りますが、あなたならどうやって雑誌を選びますか?今回は、筆者のお気に入りの特集から、おすすめ雑誌をご紹介していきます。

バランスの良い定番雑誌|山と渓谷

12_1

引用:Amazon

日本の登山界をリードしつづける総合山岳雑誌として、確固たる地位を誇り続けている「山と渓谷」。初心者も上級者も、一度は読んでおくべき定番雑誌です。

月ごとにさまざまな特集をしており、内容の濃い紙面づくりが特徴的。今回は、その中でも筆者が特に好きな特集をご紹介します。

2016年5月の特集は、『テストしてわかる「売れている道具」の「売れる理由」プロが選ぶ、薦める、登山道具2016』。実際に登山ガイドがフィールドテストをしているため、ただのカタログ式登山道具紹介にとどまらぬ、非常に参考になった特集でした。すでにある定番品はもちろん、これから来る「あらたな定番品」にもスポットを当てており、ギアのトレンドをつかむことも出来ます。

二つ目の特集は、2015年6月号の「来られ 立山・剱岳 裏剱・八ツ峰・美女平」です。 北陸新幹線が金沢まで開業したタイミングで、新幹線を利用した北アルプスの立山・剱岳周辺の山々へのアクセス方法を解説してくれています。

綴じ込み付録は「立山・剱岳登山MAP」で、宿泊施設・テント場情報も掲載されています。実際に登山の計画をするときに使えるアイテムにもなり、雑誌としてのお得感があります。

 

人気の特集シリーズもあり|岳人

12_2引用:Amazon

山岳界をリードする山の専門誌として、硬派でより専門的な記事の多い岳人。白地にイラストの表紙が特徴的です。

筆者のお気に入りの特集は、2016年4月号の「山と写真」特集です。「山への想いをふくらませてくれる一枚の写真にめぐり会いたい」をコンセプトに、見ていて心躍る美しい写真が並びます。雑誌でありながら写真集のような趣があり、山岳写真好きにはイチオシの号でした。

また、2014年10月号 にはじまった日本の山シリーズも人気があります。これまでに剱岳、穂高岳、北岳、黒部、 屋久島が特集され、中には売り切れになるバックナンバーもありました。内容は山行記、歴史、ガイド、雑学、小屋、グラビア(展望)と多岐にわたり、雑誌一冊でその山の概要を詳しく知ることができます。

 

ポップで読みやすい第三の定番|PEAKS

12_3引用:Amazon

PEAKSは、登山初心者や、これから登山を始めてみたいと考えている人に向けた雑誌です。上の2つより読みやすく、幅広いコンテンツを扱っています。「見ためはポップに、データーは正確に」をモットーにしているだけあり、写真やレイアウトは美しく、登山者目線で読んでいて楽しい紙面づくりがされていると評判です。

おすすめは、年に一回のペースで特集される、山道具やギアのカタログ号。通常の2倍以上のページ数を使ってほぼすべての種類のギアを取り上げ、商品紹介はもちろん、ブランドの背景や歴史まで解説してくれます。2015年は「山道具完全カタログ」号、2016年は「ベストバイ!!マウンテンギア」号としてともに4月号に特集されたので、2017年版にも期待が高まりますね。

 

自由に登山を楽しむ|ワンダーフォーゲル

12_4引用:Amazon

山と渓谷社が隔月で刊行している「ワンダーフォーゲル」のコンセプトは、「365日、山を楽しむ」です。登山は夏山や紅葉だけではなく、一年中いつでも楽しめる遊びであるという立場で、より自由な発想で登山を捉えたコンテンツが豊富です。初心者〜中級者向けの内容ですが、専門的すぎず、かといってカジュアルすぎない、「ちょうど良い」立ち位置にある雑誌と言えます。

2016年 12月号の特集である「雪山2年生」という言葉からも分かるとおり、これまでの登山をもう一歩ステップアップさせたいと思っている登山者にぴったりです。特集は、ルポや山の魅力はもちろん、実用的な知識、方法論なども取り扱っています。

 

言わずと知れた山ガールブームの火付け役|ランドネ

12_5引用:Amazon

山ガールブームの火付け役とも言える雑誌が「ランドネ」です。ファッションや食などのコンテンツが比較的多めで、ライフスタイルという観点から「登山」を捉え直した、女性向けの内容になっています。これまでの、辛くて大変という「登山」のイメージを大きく変え、「もっと自分らしく登山を楽しんでも良いんじゃない?」というメッセージが紙面から感じられます。女性向けではありますが、もっとゆるく登山を楽しみたいと考えている男性や、楽に楽しめる登山の方法を探しているファミリー層、年配の方にとっても有益な情報が満載です。

 

自分に合った雑誌を見つけて、家でも登山を楽しもう

いかがでしたか?登山ブームや山ガールブームが訪れ、登山やアウトドア系の雑誌は飛躍的に増えました。内容の難易度やターゲット層も多岐にわたり、読者である私たちにとっては、選択肢が増えるという喜ばしい現状ですよね。今回ご紹介した雑誌以外にも、まだまだたくさんのアウトドア雑誌が存在します。自分の欲しい情報やレベルに合った雑誌を見つけられれば、知識が増えることはもちろん、登山のモチベーションの向上にもつながるはず。ぜひ色々読み比べして、あなたにぴったりの雑誌を見つけてみてくださいね。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。