登山後の温泉は最高な大人の贅沢!オススメ登山温泉スポット3選【コースガイド付き】

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。
2016.10.26

秋も深まり紅葉の季節も終わりが近づき、同時に夏山登山のシーズンも終わりが近づいてきていますね。日帰りでの登山もいいですが、何日かかけて山を歩くことができるのは、大人にだけ許された極上の贅沢と言えるでしょう。日々の仕事が少し忙しくても、今シーズンの締めくくりに、下界と離れて泊りがけでの登山と温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか?

そこで、今回は大人だけが味わえる泊りがけの登山温泉スポットをご紹介します。

北海道十勝岳連峰 ~温泉で一泊する大人の登山~

25_1_20161026

十勝岳連峰は、北海道の中央にある大雪山系に続く連山で、その勇壮な景観は訪れる人の心に感動を呼び、自然への敬いを思い出させてくれます。
そんな感動のあとは、下界に戻って温泉でのんびり汗を流し、ビールと山の幸を堪能するのも大人の登山の楽しみ方ですよね。
十勝岳連峰の登山コースの入り口は4つあり、そのうち2つの入り口に温泉宿がありますので、登山&温泉を満喫するにはもってこいの登山スポットです。

十勝岳に登り十勝岳温泉に泊まる「十勝岳コース」

25_2_20161026

現在も火山活動が続く十勝岳は、大雪山系十勝岳連峰の主峰です。十勝岳コースは上富良野岳、上ホロカメットク山を縦走し十勝岳山頂を目指すコースです。活火山ならではのダイナミックな展望は、登山者の心を激しく揺さぶるでしょう。

【所要時間】
往復約7時間
【山頂標高】
2,077m
【コース概要】
十勝岳温泉登山口→三段山分岐点→上ホロ分岐点→十勝岳温泉分岐点→大砲岩分岐→十勝岳山頂

三段山に登り吹上温泉に泊まる「三段山コース」

25_3_20161026

三段山コースは吹上温泉登山口から一気に算段山の山頂を目指す険しいコースです。秋には十勝岳の紅葉が美しく、冬は山スキーが楽しめます。三段山の山頂から眺める十勝岳の勇壮な姿は絶景の一言に尽きるでしょう。

【所要時間】
往復約4時間
【山頂標高】
1,912m
【コース概要】
吹上温泉登山口→三段山山頂

八ヶ岳オーレン小屋 ~温泉のある山小屋から八ヶ岳周遊~

25_4_20161026

オーレン小屋は八ヶ岳中信高原国定公園特別保護地区にあり、宿泊や休憩ができる山小屋です。独自の水源を持つオーレン小屋は、水に不自由することがなく、ヒノキの温泉があります。春には小屋の名前にもなった高山植物のオウレンの花が登山者を優しく迎えてくれます。
オーレン小屋に荷物を置いて、硫黄岳・天狗岳をトレッキングや八ヶ岳の縦走など、オーレン小屋を起点とした周遊が人気です。

荷物を置いてラクラク登山「硫黄岳・天狗岳コース」

25_5_20161026

硫黄岳と天狗岳への登山は、桜平の登山口から上るのが最短コースになります。途中のオーレン小屋に荷物をおいて、1日目は硫黄岳にトライしたあとはオーレン小屋でゆっくり温泉につかり、2日目は天狗岳にトライするのがおすすめの登山コースです。もちろん2日目の天狗岳のあとにオーレン小屋で温泉に入ってから下山することもできます。
天狗岳から望む360度のパノラマは、都会の喧騒を忘れて清々しい気分にさせてくれること間違いなしでしょう。

【所要時間】
1日目:6時間30分
2日目:5時間
【コース概要】
1日目:桜平→夏沢鉱泉→オーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳→赤岩の頭→蜂の松目→赤岩の頭→硫黄岳→夏沢峠→オーレン小屋
2日目:オーレン小屋→根石岳→東天狗岳→西天狗岳→東天狗岳→オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平

南八ヶ岳と北八ヶ岳を制覇する「美濃戸口コース」

25_6_20161026

登山に慣れて体力のある方には、2泊3日で南八ヶ岳と北八ヶ岳を制覇する「美濃戸口コース」がおすすめです。
まず1日目は麦草峠の駐車場を出発し、東天狗岳を制覇して、オーレン小屋で1泊します。ここで温泉に浸かって、ついでにビールなどを飲んで2日目、3日目への英気を養いましょう。2日目には硫黄岳、横岳、赤岳などを制覇し赤岳でキャンプを張り、ひとときの孤独を楽しみましょう。そして、3日目は美濃戸口に下山します。長いコースですが、山に慣れてきた人には、存分に登山の醍醐味を味わえるコースです。

【所要時間】
1日目:5時間15分
2日目:4時間15分
3日目:4時間
【コース概要】
1日目:麦草峠→高見石→中山峠→東天狗岳→根石岳→オーレン小屋
2日目:オーレン小屋→硫黄岳→横岳→赤岳
3日目:赤岳→美濃戸口

秘湯山岳露天風呂 ~雲の上の温泉で下界を忘れる~

25_7_20161026

山には歩いてしか行けない秘湯がたくさんあります。雲の上の温泉に浸かれば、下界を忘れて仙人のような気持ちになれ、仕事のストレスも霧散しスッキリして、週明けからの仕事も能率がアップすること間違いなしです。

高峰温泉 中央アルプスを望む標高2,000mの秘湯

25_8_20161026

高峰温泉は長野県小諸市高峰高原にある標高2,000mの1軒宿で、湯の丸高峰自然休養林の中心にあるため、池の平湿原や浅間連邦の山々などの登山に最適です。

白馬鑓温泉 登頂した者のみが味わえる信越のご来光

25_9_20161026

白馬鑓温泉は白馬鑓ヶ岳の中腹、標高2,100m地点にある雲の上の温泉で、1番近い登頂口である猿倉から登っても4時間以上かかる地点にあります。ここで1泊しご来光を見ることができるのは、その4時間を踏破した限られた人だけです。

登山のあとの温泉は、体の疲れと心の疲れを洗い流してくれる秘薬です。今度、連休が取れたなら、日ごろのストレス解消に登山リュックを背負って、山の温泉を目指しませんか?

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。