マムートのおすすめハードシェルジャケット&パンツ9選!レイヤリングでアウトドアを快適に楽しむ方法
アウトドアを楽しむ人にとって、「MAMMUT(マムート)」は憧れのブランドの一つではないでしょうか。
マムートといえば可愛い「マンモスマーク」でおなじみですが、その可愛さとは裏腹に、8000m峰を踏破する登山家に愛用されるほどの性能を備えています。
しかし、いくらウエアの性能が良くても、正しい使い方を知らなければ宝の持ち腐れになりかねません。ウエアの性能を最大限に発揮するためには、ウエア選びの基本「レイヤリング」のマスターが必須です。
ここでは、アウトドアでの基本テクニックであるレイヤリングと、マムートのおすすめハードシェルジャケット&パンツをご紹介しましょう。
MAMMUT(マムート)とは
マムートは1862年にスイスで設立されたアウトドアメーカーです。現在ではウエアやシューズ、山岳ギアなどを扱う総合アウトドアメーカーですが、設立当初はクライミング用のロープを製造していました。創業者のカスパー・タナーが、ドイツでのクライミングロープ製作実習をへてロープメーカーを立ち上げたのです。
そして、1943年に「マムート」という製品名のロープを開発し、現在の「マンモスマーク」が誕生しました。ちなみに、MAMMUTはドイツ語でマンモスという意味です。その後、フットウエアの「Raichle(ライケル)社 」やバックパックの「Fürst(フュルスト)社」などを買収し、現在の総合アウトドアメーカーへと発展しました。
マムートの主力シリーズである「EIGER EXTREME(アイガーエクストリーム)」には、北壁が困難な登頂ルートとして知られる、スイスの高峰「アイガー」の名前が採用されています。その名前からもうかがえるように、マムートはアルパインクライミングに強みを持つメーカーであり、数々の登山家に愛用されてきました。
日本では、日本人初の8000メートル峰全14座の登頂者、竹内 洋岳氏の愛用ブランドとして知られています。このことは、生命の維持が困難なほどの環境(標高8000m以上は”死の世界”と呼ばれている)での、マムートの信頼性の高さを証明しているのです。
アウトドアでの天候・気温変化にはレイヤリングで対応しよう
アウトドアでは刻々と環境が変化します。朝夕の寒暖差は都市部より大きく、標高が100m上昇するたびに0.6度ずつ気温が下がります。風雨にさらされれば体感温度はさらに下がり、真夏でも低体温症の危険があるほどです。
そのような環境に対応し、快適に過ごすためには「レイヤリング」のマスターが欠かせません。レイヤリングとは、ウエアを効率よく組み合わせてアウトドアの環境に対応する、重ね着のテクニックのことです。基本は「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の3層で考え、この考えは四季を通じて変わりません。
例えば、真夏の低山での行動中はTシャツや短パンで過ごすことが多いでしょう。しかし、標高1000mでも海抜地点との気温差は6度もあります。風が吹けばTシャツでは寒さを感じることがあります。そのため、真夏で雨がふっていなくても、レインウエアのようなアウタージャケットが必要なのです。春先や秋冬は言うまでもありません。
大切なことは体をドライに保つこと
レイヤリングで最も大切なことは、体をドライに保つこと(ぬらさない)、冷やさないことです。なぜなら、水の熱伝導率は空気の約25倍もあり、ぬれると体温をまたたくまに奪われるからです。低体温症に陥れば命の危険もあります。
ですので、適切なレイヤリングをマスターし、暑い、寒いを我慢せずこまめに脱ぎ着しましょう。具体的には、汗をかく前に1枚脱ぎ、体が冷える前に1枚着るなど。この基本を覚えておけば、さまざまなアウトドアアクティビティーに対応できるでしょう。
ベースレイヤー(肌着)
ベースレイヤーの役割は、肌に1番近く、汗をすばやく吸い上げ発散させることです。肌をドライに保つことで、汗冷えによる体温の低下を防ぎます。
ベースレイヤーは一見地味な存在ですが、その選択を誤ったことが一因で発生した遭難死亡事故も発生しているほどで、非常に大切なアイテムなのです。
具体的にはTシャツ、C3fitやSKINSに代表される高機能タイツ、アンダーウエアなどがベースレイヤーにあたりますが、選ぶ際には素材に注目しましょう。必ず、吸湿速乾性能を備えた「ポリエステル」などの機能素材を選んでください。
肌着といえばコットンが一般的な素材ですが、コットンは吸湿性が高い反面、汗を発散させず汗冷えの要因になることからアウトドアには適しません。同じ理由で、ユニクロの「ヒートテック」シリーズも汗の乾きが遅くアウトドアには適さないでしょう。繰り返しになりますが、大切なのは吸湿速乾性能を備えた機能素材を選ぶことなのです。
ミドルレイヤー
ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る中間着がミドルレイヤーです。厚手のシャツ類やフリース、ダウンジャケットなどの防寒着がミドルレイヤーにあたり、空気の層をつくり暖かさを保つのが目的です。秋冬はもちろん、夏場の高山に出かける場合にも欠かせません。最近は高性能な製品が多数販売され、ポケットサイズに収納できるものも多いので、必ずバックパックに忍ばせておきましょう。
アウターレイヤー
アウターレイヤーは、1番外側に着用し、風雨などの外的環境から身を守るためのものです。無積雪期にはレインウエアが、雪山ではアルパインウエアがその役割をはたします。
「雨がふっていなくても、レインウエアは必要なの?」
と疑問に思われる人も多いかもしれません。結論から言うと、雨がふっていなくてもレインウエアは必要です。レインウエアは「全天候型ウエア」とも呼ばれ、雨をはじめ、あらゆる外的環境から身を守ってくれます。すでに述べた通り、夏場でも悪条件がそろえば体温はみるみるうちに奪われます。それを防ぐために、風や雨、雪、露などから体を守ってくれるウエアが欠かせません。
また、アウトドア用のレインウエアは、GORE-TEX(ゴアテックス)に代表される防水透湿素材が採用されており、あらゆる環境で快適に使用できます。次項で詳しくご説明しましょう。
アウタージャケットでよく聞くGORE-TEX(ゴアテックス)とは
ゴアテックスとは、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造する防水透湿素材のことです。ゴアテックスのメンブレンには、水滴は通さない、しかし水蒸気は通す0.3μm程度の穴が無数に空いており、雨の侵入を防ぎながら蒸れを外に逃がし、ウエア内をドライに保ちます。水は通さないが水蒸気は通す、一見相反する機能を実現させた高機能素材なのです。
コンビニなどのビニールカッパには透湿性がないため、たまった蒸れがウエアの内側をぬらし、不快で体温低下もまねきます。また、ゴアテックス以外にも、アウトドアメーカー各社がオリジナルの防水透湿素材を開発し、ウエアに採用しています。アウタージャケットを選ぶ際には「防水透湿素材が使われているかどうか」に注目しましょう。
マムートのおすすめハードシェルジャケット&パンツ9選
レイヤリングのアウターレイヤーにあたる、マムートのおすすめハードシェルをご紹介します。アルパインクライミングなど本格的な登山用途ではなく、ハイキング程度の軽いアウトドアや、街中でも使いやすいアイテムを選びました。
Convey Tour HS Hooded Jacket
素材:Gore-Tex(R) Paclite(R) 2.5-layer 他
耐水圧:耐水圧28,000mm
素材:Gore-Tex(R) Paclite(R) 2.5-layer 他
耐水圧:28,000mm
素材にゴアテックスを採用し、優れた耐水性と透湿性を備えたジャケットです。2Way ファスナーを使用した脇下べンチレーションや、3方向調整可能フードなどを設け、悪天候でも快適に過ごせます。
Convey Tour HS Pants
素材:Gore-Tex(R) Paclite(R) 2.5-layer 他
耐水圧:28,000mm
素材:Gore-Tex(R) Paclite(R) 2.5-layer 他
耐水圧:28,000mm
アウトドア用のレインウエアは上下別売が一般的ですので、ジャケットと一緒にパンツもそろえておきましょう。耐水圧28,000mmのGORE-TEX素材を採用し、股下や膝は立体裁断がなされ、激しいアクティビティーにも対応します。サイドには長めのサイドファスナーが設けられ、シューズを履いたままでの脱ぎ履きも容易です。
Masao Light HS Hooded Jacket
素材:Pertex(R) Shield 20DEN x 20DEN 3-Layer 他
耐水圧:耐水圧20,000mm
透湿:20,000g/m2/24h
素材:Pertex(R) Shield 20DEN x 20DEN 3-Layer 他
耐水圧:耐水圧20,000mm
透湿:20,000g/m2/24h
「Pertex(R) Shield(パーテックスシールド)」という防水透湿素材を使ったジャケットです。ゴアテックス同様に耐水圧、透湿性ともに優れ、悪天候下でも肌をドライに保ちます。付属の収納袋にコンパクトに収納でき、登山やハイキング用途に最適です。
CLIMATE Rain -Suit
素材:GORE-TEX(R) 2.5 Layer Paclite Plus 50DEN x 50DEN 他
素材:GORE-TEX(R) 2.5 Layer Paclite Plus 50DEN x 50DEN 他
上下セットの全天候型レインスーツです。付属の収納袋にジャケットとパンツを合わせて収納でき、コンパクトでかさばりません。耐水圧、透湿性、耐久性に優れたゴアテックスプラスを採用し、あらゆるアウトドア用途に最適なレインスーツです。
Teton HS Hooded Jacket
素材:GORE-TEX(R) 3-Layer C-Knit 40DEN x 40DEN 他
軽く、しなやかな40デニールGORE-TEX(R) C-Knit 3-Layerを使用した完全防水のジャケットです。脇下のベンチレーションファスナーでの温度調整を可能にし、止水ファスナーを使用したクロスオーバー・スタイルの両胸ポケットを配置。山岳アクティビティーに必要な機能を随所に盛り込んだ高機能ジャケットです。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。
日本オリエンテーリング協会 読図・ナヴィゲーションスキル検定:シルバーレベル|フルマラソンベスト:3時間29分|将来、狩猟にも挑戦すべく「第1種銃猟免許」と「わな猟免許」を2018年に取得したものの、都市住まいではなかなか活用できないのが悩みの種。 http://takashi-kawaguchi.com/