登山ブログの楽しい世界、ただし参考情報というスタンスを忘れずに

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2017.01.04

引用:pexels

実は、登山ブームとインターネットの普及は、ほぼ同じ時期に始まっています。そのような事情もあり、インターネットの普及とともに山の情報サイトや登山ブログも増加して、現在は登山専用のSNSまで存在しています。 読み始めると引き込まれるものも多い登山ブログは、登山の前に読むと勉強にもなりますが、間違った情報が書かれている可能性もあるので、あくまでも参考情報と考えるのが適切です。

数の多い登山ブログ、登山情報豊富なブログも存在

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引用:写真AC

インターネットで検索すると数多くの登山ブログがヒットします。実は、登山ブームとインターネットの普及はほぼ同時期に始まっており、登山ブログ(以前は登山のホームページ)は、インターネットの黎明期より存在しており、個人が日記的に数多くのホームページを立ち上げていた分野でもあります。スマホからもブログ投稿が可能になっている現在は、さらに登山ブログの数が増えています。

個人が登山の記録を好きに書いているブログから、アウトドアショップや登山専門店が非常に専門的な内容を書いているブログまで、その内容はさまざまですが、山好きであれば一概に読んでいて楽しいブログとなります。中には登山ブログから登山知識を得ている方も多いのではないでしょうか?

特に登山記録が役に立つ登山ブログ

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引用:ぱくたそ
登山に行った際に、登った山の行動記録をつづったブログも存在しています。単に距離や所要時間、そして道の状況を箇条書きなどで簡単に記したサイトもあれば、距離や時間を記載しつつ、非常にうまく登山記録を文章でつづっているブログも存在します。
読んでいて面白いブログは当然後者となりますが、前者の箇条書き的なブログでも十分に活用の余地があります。

登ろうとしている山の行動時間や高低、道の状況を知るためには、一度登ったことのある人の話を聞くのが一番。実際に登ったことのある人から直接話を聞くことができればベストですが、ブログの情報は実際に登った人の情報であり、非常に参考になります。
地図や本に記載された行動時間と、実際に登った時の行動時間がまったく違うということは、山の世界では普通にあるので、やはり直接登った方の情報は非常に貴重です。

登ろうとしている山が、実際現在どうなっているのかを知るために、ブログの情報は非常に適していると言えます。

ただし登山ブログの情報は参考程度にとどめるべき

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引用:写真AC
使える情報の多い登山ブログですが、そうは言っても筆者が無料で書いているケースがほとんど。説明をはしょったり、勘違いで書いていたり、間違った記憶で書いているケースがあります。よって、どんなに有用な登山ブログであっても、特に個人ブログの場合は、参考情報にとどめるべきです。

書店で売られている登山地図ですら、記載の行動時間と実際の行動時間が異なるケースがあるのですから、無料で提供されている個人の登山ブログに間違った情報が書かれていても文句は言えません。

登山専門店などが提供している情報は、個人ブログに比べればはるかに信頼性はありますが、それでも記事が古くなっている可能性もあるので、ブログの情報を全面的に信じるのではなく、参考情報として押さえるのがベターです。

以前より格段に情報は増えているが登るのは自分自身

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引用:写真AC
インターネットやブログ、そしてスマホの普及により、誰でもインターネットで情報発信ができるようになった結果、登山ブログの数も随分と増えました。玉石混交ではありますが、それでも登山情報といえば書店で販売されている地図や書籍程度しか情報がなかった時代と比べれば、格段に情報収集ができる環境が整っています。

行動時間が長時間に及ぶ登山の場合、経験者がいないとどうしても不安になる部分が多いのですが、今ではインターネットで検索をすれば、登ろうとしている山の登山記録をつづったブログを容易に発見することができます。それらのブログを事前に見ることで、アバウトながら登山道などのイメージを掴むこともできるため、ブログを見ての登山の予習は効果がある面は否定しません。

しかしながら、最終的に登山するのはブログを読んでいる本人です。読んでいるブログに誤った情報があった場合、間違ったイメージのまま登山に向かい、登山ルートで大失敗を起こす可能性もあります。読んでいて楽しいブログも多いのですが、実際に山を登るのは自分自身、という意識は常に持ち続けたいものです。

まとめ~冷静な視線で登山ブログを見ること

大学の登山部など、組織として登山を行っている場合、登山者は登った山の記録の提出を求められることがほとんどです。過去のメンバーの登山記録が保管してあり、それらが貴重な登山のデータベースとなっている場合が多いのです。

実際にその山に登った人の記録は非常に貴重な情報となります。現在はブログという形で、登山した方の生の情報がインターネット上で無料で配布されている、登山者には非常に恵まれた時代となっています。
しかしながら、その発信されている情報は、本人の思い如何にかかわらず、正確性は誰も担保できるものではありません。よって、ある程度冷静な視点で登山ブログを見るという姿勢は必要不可欠となります。

登山の際の情報集めは、地図や書籍といった王道からスタートして、ブログの記事は王道の情報の肉付けに参考として利用するようにしたいものですね。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。