金剛山|毎日登山できる、関西の登山客に愛される山

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2018.03.07

引用:サンポー

金剛山は、奈良県御所市と大阪府の唯一の村、千早赤阪村の間に位置している山です。修験道の開祖である役小角とも縁があるとされる山ですが、近隣の小学校では遠足で登るなど初心者でも登りやすく関西の登山客に愛されている山です。山頂へは様々なルートがあり、沢登りや、冬には雪も楽しめる何度も登りたくなる山。そんな金剛山へ登る際に必要となる基本情報をまとめてみました。

金剛山へのアクセス

引用:sada-takedomi.at.webry.info

公共交通機関を利用する場合

■近鉄長野線 富田林駅から金剛バス千早線
「千早ロープウェイ前行き」に乗車し、「金剛登山口」バス停または終点「千早ロープウェイ前」バス停下車(金剛登山口止まりの便もある)。
「水越峠行き」に乗車し、「葛城登山口」バス停または終点「水越峠」バス停下車(土日限定)。
■南海高野線および近鉄長野線 河内長野駅、南海バス小深線
「金剛山ロープウェイ前行き(8、11系統)」に乗車し、「金剛登山口」バス停または終点「金剛山ロープウェイ前」バス停下車。

自家用車を利用する場合

金剛山本道入口周辺に駐車場がある他、ロープウェイ駅周辺にもあります。ロープウェイを利用すると、山頂付近まで行くことができるので、お年寄りや小さい子供と一緒でも行けます。

金剛山へ登る際に必要な装備

服装

金剛山は、標高が1000m程度の山ですので、通常の登山スタイルであれば問題ありません。靴は、コースによって運動靴で行ける場所と、登山靴がおススメの場所とあります。階段が多く、汗をかくので着替えを持って行くと良いでしょう。

持ち物

水分補給のための飲み物は多めに用意して行きましょう。コースによっては水場のある場所もありますが、基本的な登山本道となる道には自動販売機などはありません。その他、救急セットや雨対策グッズを持参しましょう。

金剛山の難易度は初~中級程度

金剛山はコースによって様々に登ることができるので、初心者でもおススメですが、沢登りや冬期登山の場合にはそれなりの装備が必要です。四季を通じて楽しめる山で、冬には滝が凍るいわゆる氷瀑を見られることでも人気です。登山にかかる時間は、メインの登山本道では大人の足で登って2時間程度です。一部、ダイヤモンドトレールに繋がっており、そこから足を延ばすことも出来ます。

金剛山は家族でも楽しめる山

金剛山は非常に愛されている山です。登山情報を詳しくまとめたサイトやブログなどの情報も充実しています。

珍しい登山回数カウントシステム

金剛山練成会への入会を行うと、登山回数カウントシステムを利用できます。このため、毎日のように登る人もいるようです。登山回数ごとにバッチがもらえ、100回を超えると表彰されるのだとか。実際に1万回登山した方もいるそうで、その伝説の人を目指してかお仕事の出社前後に登る方もいるようですね。また、金剛山へは子供連れで登ったという人が多く、関西方面の方には小さいころから馴染みの山なのでしょうね。3歳程度の子供を連れても一緒に登れるようです。

雪遊びも楽しめる山

冬は雪遊びが出来、そりやかまくら作りも本格的にできたり、見事に成長したつららを見ることも出来ます。樹氷や氷瀑なども見ることが出来るので、毎日登山を行っている方は冬でも登山を休みません。箇所によっては凍って滑るところがありますので、アイゼン着用が推奨されています。

山頂付近のちはや園地にはキャンプ場も

四季を通じて楽しめる金剛山には、山頂付近にキャンプ場があります。ピクニック広場には本格的なアスレチックがあり、子供に人気です。キャンプ場にはバンガローや常設テント設備があり、テントの持ち込みも可能です。バーベキューも楽しむことが出来るので、食材を持参すれば機材はレンタル可能です。食材などが重い場合はロープウェーで運べるのも魅力。景色の良いところでバーベキューはたまりませんね!場内にある、ちはや星と自然のミュージアム(URL:http://1000m.chihayaakasaka.osaka.jp/)では、金剛山で見ることのできる自然や天体への理解を助ける資料が展示されています。

混雑するシーズンは?

金剛山はこれまでに何度も記載している通り、四季を通して楽しめる山です。春はもちろんのこと、夏にも沢や滝があって涼しいですし、キャンプ場も家族連れで賑わいます。キャンプ場のあるちはや園地では夏祭りも開催されます。秋は絶好の紅葉シーズンですし、冬は雪遊びや樹氷などの観察で人が絶えることは無いようです。とは言え、やはり冬の登山は装備に注意が必要で慎重に登る必要がありますし、厳しい寒さのため人は減るようですね。冬でも耐寒登山とか樹氷登山といって好きな方は登り続けるようです。日課になっている方も多いですからね。このように登山回数のシステムといい、ロープウェーで山頂にアクセスできる点といい、金剛山は誰でも親しめるように工夫された素晴らしい山だと思います。

金剛山登山のおすすめルート

48もの登山ルートがあると言われる金剛山ですが、やはり基本的な千早本道を通る道が定番です。

コース紹介

金剛登山口バス停から、まつまさという商店前を通過し楠木塚、のろし台跡を経由、国見城跡で休憩をして最高点付近の葛木神社に到着します。詳しくは、以下のコースマップをご参照下さい。(出典:南海電鉄)

季節ごとに様々な表情を見せる大人気の山

人々に愛される金剛山についてご紹介しました。一つの山でここまで多彩な楽しみ方ができるというのは、なかなか無いですよね。何度登っても新しい発見があり、気軽にまた行こうと思える山があるって幸せなことです。金剛山を愛する人達による保全活動も盛んな一方、登山客が多いことでのマナー違反が問題となっています。こんなに私たちを楽しませてくれる貴重な資源を大切に守っていくために、ごみの持ち帰りや節水など最低限のマナーを徹底したいですね。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。