登山中に熱中症!?もしもの時に知っておくべき対処法まとめ

2017.08.22

引用:pixabay.com
暑〜い夏の登山は、熱中症の危険もつきまとうもの。山で熱中症にかかってしまうと、まさに命の危機に直結することもありますよね。しっかりとした予防を行っておくべきなのはもちろんのこと、万が一の時に備えて対処法を知っておくことも大切です。そこで今回は、登山中に熱中症になってしまった場合。あるいは熱中症で倒れている人を見つけた場合に役立つ対処法をご紹介していきます。

どんな症状がはじまったら要注意?

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まずはどんな変化が身体に現れたら「熱中症」の合図なのかを知っておかなければ、自分が熱中症になりかけているのか。あるいは同伴者や近くの登山者が熱中症になりかけているのかを判断することができませんよね。
正しい対処を行うためには、その判断が大切です。そこで、熱中症の初期症状としてどんな変化が起こるのかを知っておきましょう。
まず体温が高温になると血管が拡張してしまい、血圧が低下します。これによってめまいや数秒の失神といった症状がみられます。水分は取っていたけど塩分の補給が足りていなかった際には、足がつったり筋肉痛のような痛みを感じることもあります。この時点でもう既に熱中症一歩手前ですので、もしこのような症状を感じたら対策を講じる方が良いでしょう。
さらに水分が不足し塩分も不足した状態に陥ると呼吸の乱れやめまい、吐き気、頭痛が現れ、自分でも「なんだかおかしいぞ。」と感じるようになるでしょう。
そして深刻な状況になるとまっすぐ歩けなくなったり、人からの呼びかけへの反応がなくなるという意識障害が発生したり、錯乱状態に陥るという症状がみられます。
また、体を起こすことができずに意識不明の状態になる人もいるでしょう。このような症状が現れると命の危険が迫っていますので要注意。すぐに医療機関に罹る必要があります。

予防するにはどうしたらいいの?

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毎年多くの人が命を失う熱中症は、予防法を知っておくだけでほぼ確実に防ぐことができる症状です。
まずは日光をダイレクトに浴び続ける事を避けるため、帽子をかぶるなどの日よけ対策を行いましょう。暑い日には30分ごとに木陰で少し身体の火照りを冷ましてあげることも有効です。
持参する水分は、適度に塩と砂糖を混ぜた経口補水液を作って持っていくことをお勧めします。経口補水液はただの水やスポーツドリンクよりも非常に素早く体内へ吸収され、身体の水分保持を支えてくれます。
少し独特な味がするので苦手という方も多いかもしれませんが、そんな方も500mlペットボトル一本分くらいは経口補水液を持っていくようにしましょう。
あとはひたすらこまめに水分を取ることが大切!登山中にお手洗いに行きたくなる事を心配して水分補給を控えるのは禁物です。暑くて発汗が頻繁に行われるので、しっかり水分補給をしても意外と尿意を催さずにすむことも知っておいてくださいね。
一度に大量に水分を取っても逆効果となってしまいますので、「のどが渇く前の水分補給」を合言葉に、頻繁に水分を取るようにしてください。

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もしも熱中症の症状が出たら応急処置を!


どんなに気をつけていても、登山に夢中で気がついたら熱中症になっていたなんてこともあるかもしれません。そこで、適切な応急処置法を知っておくことが命を守るポイントとなります。
まず気にしてほしい点が、「意識があるかどうか。」という点です。意識がある場合にはすぐに木陰へ運び、衣服をゆるめましょう。首の後ろやわき、足の付け根など血液が集中しているところに濡れタオルなどを当てて、心臓を手足よりも高い位置に持ってきます。
この状態で少しずつ水分を取ると、熱中症初期の場合には通常回復します。歩けるほどに回復したら再び登山を続けたくなる人もいるでしょうが、それは不可!その日の登山は潔く諦めましょう。
ゆっくりと休憩をとりながら下山を試み、無事下山ができた際にはすぐに医療機関の診療を受けるようにしてください。
一方で意識がない場合は要注意!非常に危険な状況ですのですぐに医療機関へ行かなければなりません。携帯電話で麓の救急に連絡をとり、指示を仰いで救助を待ちましょう。また、救助を待っている間にも消防からどのような処置をするべきかの指示や、どのような症状なのかの質問が行われますので、それらに従って対処するようにしてください。

予防だけではだめ!万が一の対処法も大切!

熱中症の予防法を知ることはもちろん大切ですが、それだけでは万が一の時に対処を取ることができません。いつ何時、誰が熱中症になるのかは予測できないことですし、登山中に別の登山客が倒れているのを発見することもあるやもしれません。
そんな時にも慌てず正しい対処法が取れるように、あらかじめしっかりと知識を入れておきましょう。熱中症は正しい予防法と対処法を心得ておくだけで、ほぼ確実に命の危険から身を守ることができるものです。
知識がなかったがために大変な危険と隣り合わせになってしまうようなことのないように、自分だけではなく一緒に山に登る登山仲間たちともお互い確認し合うようにしましょうね。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。