南浦和店スタッフブログ

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2018.4.19

道具の価値とは

こんにちは。

南浦和店の北村です。

ゴールデンウィークという新年度序盤の大型連休が待ち望まれる今日この頃。仕事の公休の9割が雨予報という、抜群の雨男振りを記録してしまい、山へのウズウズを感じております。これもきっと、ゴールデンウィークを大いに楽しめる様にと仕掛けられた地球からの試練なのでしょうか。

ところで、皆様が日々大切にお使いになられている道具の中で、特に気に入っているものはありますか?ザックの様な大型の物から小さな携帯品まで、きっと十人十色の思い出と想い入れがあり、手放そうにも一心同体、離したくても離れられない一品があるものと思います。

私にもそんな一品が幾つかあり、活躍の場は減った物の未だに現役ののバーナー(交換推奨の使用具合ですが、なかなか代え難い)、ボーナスで意を決して購入したハイエンドのハードシェル、沢で何度無くしても奇跡の発見を遂げてきたチェーンスパイクなどなど。

中でも持ちが良く、今でも現役で使われている2点、のフレンチガイドパックとDUGの焚き火缶をご紹介。

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モンベルのフレンチガイドパックは、主にタウンユースを想定されたデイパックで、その堅牢な作りとクラシカルなデザインに、猟銃で撃ち抜かれた獲物が倒れこむほどに大ヒット。メインコンパートメントも「上だけじゃなぁ。。」と思いお店で手に取ったところ「あんた、ここにもあるわよ。」と妻がサイドアクセスジッパーを発見。気がつけばレジにてお会計を済ませていました。以降、知り合いの子どもに汚されようと、焚き火の煙で燻製になろうと、いつでも何を言うわけでもなく背負わされてくれた愛用のザック。使い心地も良く、何より背負えば背負うほど味わい深くなり、小さなシミから匂い、その形に至るまで、使用者に近くなってくる感覚は、こうしたクラシカルなモデルならではの特典。正に人生を共に歩む一品と言える品物です。

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沢ヤなら誰もが持っているDUGの焚き火缶。使用用途によってサイズがあり、スタッキングが可能な名品です。一般的なクッカーなら汚れや傷、焦げを気にするものですが、このアルミ製のクッカーは、沢ヤの為に生まれたと言っても過言ではない、使い込めば込むほど愛着が湧いてくる調理器具です。コストパフォーマンスが高く、多少凹んでも(というより凹みやすい)気にすることなく使え、文字通り焚き火に放り込んでも、マグマから這い出た強戦士の様に生き延び、冷えた体を内に蓄えた汁物で温めてくれるのです。銀色の潔白ボディから日焼けサロンでガンガンに焼かれた様に真っ黒になるのが、この焚き火缶の宿命であり、何より大きな魅力のひとつ。使う事で値段以上の価値に仕上がる、正に道具の価値の本質を突いた様なアイテムなのです。

この2つのアイテムは、今でも現役、そしてこれからも、焚き火缶は沢の友として、ザックは街中の相棒として活躍してくれるでしょう。

皆様はどんな道具をお持ちですか?

大切なお品物を次の方へと思われたら、是非マウンテンシティへご連絡くださいませ。

お客様の歴史と共に、大切にお買取させて頂きます。

※記事の掲載内容、所属や役職は執筆当時のものです。