【県立赤城公園キャンプ場】予約の取り方やバスでのアクセス、キャンプ場の注意点を解説!

こんにちは、もめです。

魅力的なキャンプ場はたくさんありますが、中でも特に私が気に入っているキャンプ場があります。それが赤城公園キャンプ場。湖畔のロケーションが素晴らしい、無料のキャンプ場です。

今回はそんな赤城公園キャンプ場をご紹介。特徴や予約の取り方や注意点、さらにバスでのアクセス方法も解説します。

湖畔沿いの好ロケーション!県立赤城公園キャンプ場とは

県立赤城公園キャンプ場は、群馬県赤城山にある公営の無料キャンプ場です。

日本百名山としても数えられている赤城山。その山頂カルデラにある湖を「大沼」と言い、湖畔に赤城公園キャンプ場はあります。

2020年からリニューアルオープンされ、区画サイト・予約制のキャンプ場になりましたが、料金は無料のまま、トイレや炊事場が完備されていることもあり、リニューアル後の2020年も大人気のキャンプ場でした。(11月上旬ごろ~4月下旬までは冬季閉鎖)

基本情報

住所 〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山32
電話番号 027-287-8402(赤城公園ビジターセンター)
予約方法 事前ネット予約のみ
キャンプサイト 区画/土
料金 無料
設備・サービス 水洗トイレ・炊事場・水道・直火不可・駐車場・冬季閉鎖(11月上旬~4月下旬ごろまで)
公式サイト https://www.pref.gunma.jp/04/e23g_00061.html

赤城公園キャンプ場の特徴6つ

赤城公園キャンプ場の特徴は主に6つ!

  • 山上湖の湖畔にあるからロケーション最高
  • 利用料なんと無料!でも最低限の設備はばっちり
  • 紅葉やワカサギ釣りなど季節ならではの楽しみ方がある
  • ゆったりした区画サイトだから落ち着いたキャンプができる
  • 車中泊専用スペースもあり!
  • 徒歩圏内には日帰り入浴がある!

山上湖の湖畔にあるからロケーション最高

湖を望む景観は最高

赤城公園キャンプ場は、赤城山の山頂にあるカルデラ湖「大沼」を望む形で位置しています。

湖畔の眺めはもちろん、市街地から離れた山上湖からの星空も最高です。

標高は1,500mほどのため、10月ごろには一桁台の初冬の気温になり、少し早めの紅葉キャンプ・冬キャンプを楽しめるのも特徴です。

利用料なんと無料!でも最低限の設備はばっちり

水道

赤城公園キャンプ場の大きな特徴と言えば、なんといっても利用料が無料なところ!公営のキャンプ場で、誰でも利用できる無料のキャンプ場です。

しかもそれでいて、トイレや炊事場などキャンプに必要な設備もばっちり完備されています。

外観は普通ですが、便器は新しく、こまめに掃除されています

2020年のリニューアルに伴い、キャンプサイトが区画で分けられるようになり、一緒に駐車場も用意されています。

区画によって看板が立てられている。各サイトには駐車場付き。

設備が充実しすぎていて、実際に訪れてみると、これで無料でいいんですか?!と驚くこと間違いなしです。

紅葉やワカサギ釣りなどその土地ならではの楽しみ方がある

赤城公園キャンプ場周辺の大沼エリアは、紅葉の名所としても有名。キャンプ場の対岸にある赤城神社には、紅葉の時期毎年多くの人が訪れるようです。

赤城神社

紅葉の時期は湖畔の散歩も良いアクティビティです。

大沼湖畔周遊散歩楽しい。

さらに、大沼ではワカサギなどの釣りを楽しめます。近くの「青木旅館」では、釣り用のボートを借りてのボート釣りができるそう。

静かな山上湖で楽しむボート釣りもなかなか楽しそうですね…!

赤城神社近くの雰囲気良い感じのボートハウス

ゆったりした区画サイトだから落ち着いたキャンプができる

自分のスペースが決まっているから気兼ねなくキャンプを楽しめる

赤城公園キャンプ場のキャンプサイトは、すべて予約制の区画サイトです。A~Jまで、10区画に分けられています。区画サイトの良いところは、自分のスペースが決まっていて、ゆったりと落ち着いたキャンプができるところ。

隣のキャンパーさんともある程度距離を開けることができるので、プライベート感あるキャンプを楽しめますよ。

さらにこのキャンプ場、人数によって様々な大きさのサイトが用意されているのも特徴です。

30㎡ほどのソロ向けサイトや50㎡ほどのデュオ向けサイト、100㎡前後のファミリー/グループ向けサイトなど、大小さまざまなサイトが。

引用:赤城公園キャンプ場

実際にソロサイトを利用したことがありますが、ソロキャンプにちょうどいいサイズに区画されていて隣もソロなので、落ち着いたキャンプを楽しめました。

こんな風にスタイルによってサイトを選べるのは、とっても魅力的ですよね!

車中泊専用スペースもあり!

ちょっと広めの駐車スペースが確保されてる

キャンプサイトだけではありません。車中泊専用サイトも4つ用意されています。駐車スペースに加え、その後ろにはテーブルやタープを広げてのんびりできるスペースが確保されている車中泊専用サイト。

4月や5月、紅葉の時期はまだまだ寒い赤城山。テント泊はちょっと不安!という方でも車中泊で気軽にキャンプを楽しむことができるんです。

徒歩圏内には日帰り入浴!

私のような徒歩キャンパーにとっては、特に嬉しいポイント!それが徒歩圏内に日帰り入浴できる旅館があるところです。

キャンプ場から徒歩約10分、湖畔沿いを歩いていくと見えてくる「青木旅館」では、税込み550円で旅館のお風呂に入れるんです。

先日は、2泊3日で毎晩暖まらせていただきました。10月下旬の寒さで冷え切った体で入る熱々の湯舟…幸せすぎる。お風呂のあるキャンプ最高!

赤城公園キャンプ場の予約の仕方は?

赤城公園キャンプ場、2020年のリニューアルからは完全予約制となりました。

ただ、ゲスト登録など予約の仕方が少し特殊。予約するときの流れを簡単に解説します。

予約方法①ホームページでゲスト登録する

まず予約する前にしておきたいのが、「群馬県公共施設予約システム」へのゲスト登録です。予約するときの個人情報などを事前に登録しておき、ログインしてから予約します。

登録の流れは以下の通り。

公共施設予約メニューをクリック

引用:県立赤城公園キャンプ場

利用者情報の設定・変更をクリック

引用:県立赤城公園キャンプ場

ゲストの登録・変更をクリック

引用:県立赤城公園キャンプ場

ゲスト登録をクリック

引用:県立赤城公園キャンプ場

利用規約を確認して、規約に同意するをクリック

引用:県立赤城公園キャンプ場

個人情報を入力する

引用:県立赤城公園キャンプ場

電話番号を入力する。

引用:県立赤城公園キャンプ場

メールアドレスは任意になっていますが、予約を簡単に確認できるので、登録しておくのをおすすめします。

IDとPWを決める。
内容を確認して、登録をクリック。

ログインするときは、トップページの左上「ログイン」から、IDとPWを入力します。

予約方法②利用したい1か月前から予約可能に

ゲスト登録ができたら、いよいよ予約をします。

赤城公園キャンプ場は1か月前から予約が可能になりますが、確実に予約するためのコツは、ちょうど一か月前の0時、つまり予約が解禁された瞬間に予約を取ることです。

というのも、赤城公園キャンプ場は区画分けされるようになったので、1日に車中泊含め合計14組しか利用できません。もともと人気のキャンプ場だったこともあり、平日であろうが大抵の予約が埋まっています。

そのため、利用したい日の一か月前の0時になった瞬間に予約手続きをしないと、予約はほぼできないと思っていいでしょう。

例えば、私は先日10月23日~25日で2連泊をしてきました(一組最大2連泊まで)。

その予約をした時の記録がこちら。

ちょうど1か月前の23日と24日の0時になった瞬間に予約手続きを済ませています。

絶対に赤城公園キャンプ場に行きたい!という場合は、1か月前の0時に予約できるように計画しておきましょう!

予約方法③利用したい区画を選んで必要事項を入力

予約するときは、利用したい区画を選びます。A~Jまでの10区画のキャンプサイトと、4つの車中泊サイトがあります。

引用:赤城公園キャンプ場

ソロ用やグループ用など、面積や形がかなり異なるので、予約する前に事前に確認しておくといいですね。

予約方法④予約完了メールをチェック

予約ができた場合は、予約完了メールが届きます。

これは予約をしている証にもなるので、お気に入り登録しておいて、大切にとっておきましょう。どこのサイトを予約したのかもわかりますしね。

ちなみに、予約サイトにログインすることでも予約内容の確認ができます。有効に活用しましょう。

赤城公園キャンプ場へ徒歩キャンプで行く!

赤城公園キャンプ場のもう1つの特徴が、バスでも比較的簡単に行けること。赤城山自体が観光地なこともあり、最寄りのバス停からキャンプ場までは徒歩20分程度で行くことができるんです。

しかし、比較的簡単とはいえ、乗り換えがある場合もあるので少し複雑なアクセス方法。詳しく解説していきますね。

また、バスで行くときの薪の調達やお風呂についても軽く触れていきます。バスを使ったキャンプの参考にしてくださいね。

アクセス方法

赤城公園キャンプ場の最寄りのバス停は、『湖尻厚生団地入口』です。そこまで行くためにはJR『前橋駅』か上毛線『中央前橋駅』からバスに乗ります。

前橋駅か中央前橋駅

そしてその後に乗り換えがあるかどうかは、土日と平日によって異なります。

平日

前橋駅・中央前橋駅 ー 富士見温泉 or 畜産試験場入り口 ー 湖尻厚生団地入口

平日夏ダイヤ時刻表

土日・祝

①前橋駅・中央前橋駅 ー 富士見温泉 or 畜産試験場入り口 ー 湖尻厚生団地入口

②前橋駅・中央前橋駅 ー 湖尻厚生団地入口

土日夏ダイヤ時刻表

平日は必ず「畜産試験場入口」か、終点の「富士見温泉」のどちらかで乗り換えが必要になります。(どちらでも大丈夫ですが、「畜産試験場入口」の場合、降りる場所と乗る場所が少し離れているので注意)

平日は畜産試験場入口か富士見温泉で乗り換える

土日の場合、一日に何本かは乗り換えなしで赤城山の方へ直通するバスがあるのでそれを利用するのが便利です。

詳しい時刻表や路線図などは、関越交通のホームページから確認できるので事前に確認しておきましょう。

下にスクロールして、「けやきウォーク前橋・前橋駅~富士見温泉<乗換>赤城山ビジターセンター線(急行バス含む)」のところを見ます。夏ダイヤと冬ダイヤがあるので注意。キャンプができる期間に使うなら基本夏ダイヤ。

乗換含め大体駅から1時間~1時間半ほどで最寄りのバス停に到着します。

湖尻厚生団地入口に到着

バス停に到着したら、目の前に下る坂が見えるので下ってゆきます。

この先を下る

どんどんと下っていき、青木旅館を通り過ぎると湖に出ます。これが「大沼」。

この日は霧がすごかった

大沼に出たら時計周りに湖畔沿いを10分程度歩くと、キャンプ場が見えてきます。キャンプ場まで上りは全くありません。楽!(帰りは少し大変だけど…)

湖畔沿いを真っ直ぐに歩くだけ

徒歩で行くキャンプ場としては、かなり行きやすい部類のキャンプ場になると思います。

薪の調達はホームセンターがおすすめ

ところで、キャンプと言えば焚き火ですが、赤城公園キャンプ場は管理人さんが常駐していないので、薪の販売などは行っていません。聞いたところによると、キャンプ場の周辺でも薪を買えるところも無いそうです。

じゃあ徒歩キャンプでは焚き火ができないのか!そう思い、私もいろいろと調べました。

その結果、今のところベストな調達方法は、道中のホームセンターで購入することだと結論付けました。

キャンパーの味方コメリ

運ぶのが少し、いやだいぶ大変ですが、利用するバスの通り道でちょうどよいホームセンターがあったので、キャンプ場に向かう前に買っていくのがおすすめです。

最寄りのバス停は「不動入口」です。徒歩1~2分。

キャリーカートがあれば比較的楽に運べるので、あるといいかもしれませんね。

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■安定感のある直径9.5cmの肉厚タイヤ
■伸縮性のあるフックバンドは約122cm
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ホームセンターの向かいには大きいスーパーがあるので、食材の調達も一緒にすると効率的です。

日帰り入浴は徒歩圏内にあり!

徒歩キャンプでもう1つ気になるのが、お風呂ですよね。

車やバイクなら、キャンプ場の近くに温泉が無くても少し離れた温泉に行けますが、交通手段を持っていないとそれも大変です。

でも赤城公園キャンプ場なら、近くの「青木旅館」で日帰り入浴ができます。なんと550円で!

キャンプ場からは湖畔沿いに徒歩10分程度のところなので、キャンプ中でも気軽に行けます。徒歩キャンパーにとってこんなにうれしいことはありません。

ちなみにキャンプ後の帰りも、帰り道の途中の富士見温泉でお風呂に入ることができますし、なんと前橋駅前にもスーパー銭湯があります。お風呂入り放題ですね!

赤城公園キャンプ場の注意点6つ

最後に、赤城公園キャンプ場でキャンプをするときに特に気にしておきたい注意点を6つ紹介します。

管理人はいないタイプのキャンプ場

まず、赤城公園キャンプ場には管理人が常駐していません。常駐していないことで注意しなければならないことはいろいろとあります。

  • 防犯面。キャンプ場エリアにはだれでも入れる。
  • ルールを自分で事前に確認する必要がある。
  • 薪販売や売店など、忘れものをしてもなんとかしてくれる人はいない。

赤城公園キャンプ場は、行政の方やたくさんのボランティアの方が定期的に掃除や見回りをしてくれているそうですが、それでも限界があります。

ある程度は自分たちで自衛をしたり、キャンプ場を綺麗に使ったりと気にしながら利用する必要があります。無料でキャンプをさせていただいていることを忘れずに利用できたらいいですね!

ゴミや消し炭はすべて持ち帰り

ホームページや現地の看板にも記載がありますが、ゴミや使用済みの炭・灰はすべて持ち帰りです。正しく処理して、家まで持ち帰りましょう。

いつものキャンプ道具の他に、ゴミ袋や火消壺が必要になりますね。

決まった区画以外はキャンプ禁止

赤城公園キャンプ場では、決められた区画のみでキャンプが許可されています。

自然破壊や増水の危険もあるため、キャンプ場以外の湖畔沿いや駐車場などでキャンプをすることは出来ません。

リニューアル前の名残なのか、以前訪れた時は禁止エリアでキャンプをしている人も見かけました。誰かがやっているからと言って、自分はやらないようにしたいですね。

赤城公園キャンプ場を永く大切に使って行くために重要なことです。

キャンセルするときは必ず事前キャンセル!無断キャンセルは厳禁

忘れがちなポイントが、キャンセルについて。

赤城公園キャンプ場は利用料が無料で、管理人も常駐していないキャンプ場です。そのためキャンセル料などは存在しません。

しかし、予約したまま無断でキャンセルをしてしまうと、その分予約していたスペースが無駄に空くことになり、利用したい人が利用できなくなってしまいます。

キャンセルするときは前日までネットからできるので、予約したけど行けなくなってしまった場合は事前にキャンセル手続きを行いましょう。

道路が目の前だから日中は車通りあり

これはキャンプをするときの注意なのですが、キャンプサイトと湖を挟むところには普通に車道が通っています。日中は観光客ドライバーもバンバンに通ります。

そのため、いつものキャンプ感覚でふらっとトイレに歩いていくと轢かれます。特にお子様を連れてキャンプをする場合は、目を離さないようにした方が良いかもしれませんね。

加えて、景観的な意味でも、下の方のサイト(ソロサイトなど)はどうしても道路が目に入ってしまいます。このあたりも考慮してサイトを予約しましょう。

駐車場から遠い(登る)区画あり

赤城公園キャンプ場は、サイト間の高低差が大きいキャンプ場です。山の斜面に作られている形なので、上の方のサイト(広めのサイト)に行くには、それなりの坂を上ることになります。

特にファミリーキャンプなど大きな荷物が多い場合は、運ぶ人手がいたほうが良いかもしれません。

でもその分プライベート感のあるサイトを楽しめるので、良いポイントでもありますね!(逆に下にあるソロサイトは道路に面しているため割と目線を感じる(笑))

ロケーション最高の赤城公園キャンプ場!徒歩キャンプにもおすすめ

今回は赤城公園キャンプ場の紹介でした。湖畔沿いで最高のロケーションなのに無料!

私は先日の紅葉キャンプを体験して、絶対来年も来ようと決心しました。そのくらいには良いところです。

今回のリニューアルで、予約する必要が出てきて、利用するハードルは上がりました。

ただ、その分区画サイトになって広々キャンプを楽しめたり、人が多すぎない落ち着いたキャンプを楽しめたりと、新たなメリットもたくさん生まれているなと感じました。

バス停も近く、徒歩キャンパーさんにもおすすめです。

ぜひ訪れてみてくださいね!

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