はじめての山探し
こんにちは!
ただの会社員なのに、山を買って、
キャンプ場を作り始めた上山夫婦・妻の「ちさこ」です。
ラノベ感出ていますが、こちらノンフィクションです!
前回の記事で書いた通り、
理想のキャンプ場を作りたくて、
私たちは山を探し始めました。
※記事に書いてあることは2018年の内容です
インターネットで山が買える?!
「山ってどうやってゲットするの…?」と思い
とりあえずググってみました。
[山 購入]で検索してみると、物件がたくさん出てきます。
普通の土地と同じように売っていました…。
ですが、どの物件も情報量が少なすぎ!
酷いものだと
サイト「山林です。面積これくらい。場所ここらへん。連絡ください。」
いや分からんよ!(笑)
こっちは山どころか家の土地すら探したことないのに!
万年賃貸暮らしの人間には難易度高め。
と、思っていましたが、見つかりました!
夫「お、ここいいんじゃない?川がある山やって。」
私「川だと…?!」
意外と見つかる素敵な山
インターネットで見つけたのは京都府の「崖下に川が流れている山」
キャンプ好きなら分かる。川は……強い。
「夏は川があるキャンプ場に行きたいの!」という
キャンパーも多いのでは?
しかもサイトには
「趣味で畑をしても良し、
キャンプ場にも向いています!
昔田んぼだったので、既に平坦で~す!
1万平米(3,300坪)くらいで、十分な広さ!」と書いてある始末。
(実際はこんなフランクではありません)
間違いありません。我々を呼んでいます。
すぐ不動産屋に電話。無事に見学予約をしました。
見学する前から大興奮!
土地を見に行く前に、夫婦で妄想します!
気分は既にキャンプ場オーナーです。
夫「京都といえば、外国人観光客が多いよね」
私「キャンプ場を外国人向けにしても良いかもね」
夫「グランピングをメインにして、海外で話題になるんじゃない!?」
私・夫「ギャアハハハハハ!!」
お花畑です。傍から見れば、めでたい夫婦でしょう。
見学の日取りも決まり、数日後。
☎<<トォ~ルルルルルル…
見に行く前に不動産屋さんから一本の電話が。
「「すみません、決まっちゃいました」」
なんと…先を越されました。
土地探しの洗礼を受けた私たち。まあまあショック。
でも、出鼻をくじかれたことで冷静になれて、逆に良かったかもしれません。
(私の持ち前のポジティブさで切り抜けます)
「この土地いいな!」と思ったらすぐ見に行く
「どうせ山買いたい人なんて他にそんなおらんやろ~焦らんでいいよね。」と、正直思っていました。
ですが、
・田舎暮らしに憧れている人が最近増えている
・畑・林業をするために買う人もいてる
らしく、良さげな土地が出てくるのを長年待ち続けている方もいるそうです。
なので、競争率は意外と高いのかもしれません。
引っ掛かる3つの点
あと、この京都の土地、いくつか引っ掛かるポイントがありました。
①面積が狭い
平坦地が運動場くらい広いのですが、1万平米はやっぱり物足りないと思いました。
②ハザードマップに指定されている
崖下の川が氾濫した場合に備えて、大雨が降ったら避難しないといけないようです。
実際見てないので、どんなもんか分かりませんがね!
③元々田んぼなので、平坦地だけど一段下がっている
想像してもらったら分かるんですが、田んぼって地面より下がってますよね。
水が溜まるようになってるので、埋め立てる必要があるそうです。
地盤が弱いので、地盤改良でお金がかかるかもしれない。
実際見てないので、どんなも(省略
そうこうして、ネットで再び山を探しているうちに、
私たちの「理想の条件」ができてきました。
絶対譲れない!理想の山4つの条件
①ライフライン
電気が通せる
(電線引っ張ってくるために、近くに電柱が必要)
水が確保できる
(上水道、井戸水、湧き水のどれか一つは欲しい)
道路と接面している
(道路から敷地へアクセスできないものは、道路を作るところから始まるので大変!歩きでしか進入できない土地はたくさんあります!)
②面積は3万平米(1万坪)以上
駐車場を含む、広めのサイトが50個分作れる広さ。
自分たちのよくいくキャンプ場の広さと、テントを張れる数を計算して、理想の広さを決めました。
③平坦地多め
山は頂上の部分が、平坦になっています。
それ以外は傾斜だらけ!
日本は、山が大量にありますが、「平坦地が多い山」は全然ない!!
重機に乗ったこともない私たちにとって、傾斜での作業は不安ですね。
(ショベルカーが斜面から転がり落ちていくイメージしか湧かない)
④大阪から3時間圏内、最寄りのICから車で40分以内
近ければ近いほど、ファミリー層に喜ばれるというデータがあります。
「でも絶景があるなら、遠くても行くよ!」というキャンパーも多いですね。
ここらへんは上手い感じに妥協することになりました。
この時点で、検索のプロ(自称)の私がまとめた資料は、こんなことになっていました。
実際に見た!山の良いとこ悪いとこ
色々調べて行きついたのが、岡山の「自然と暮らす」(公式HPはこちら)
(田舎暮らしや、山遊び用の土地を専門に売っている。古民家付き、小屋付き、元牧場地など、色んな土地を扱っている。)
こちらのサイト、山好きが見たら確実にテンション上がります。
サイトに載ってる「良いな~と思う土地」をいくつか伝え、見学の予約をしました。
さあ、お店へ行ってみましょう。
初めての見学!
入店。こちらの考えを伝えます。
私「キャンプ場をしたいな~と思っていて、まだ探し始めたばかりなんですが、
とにかく広くて、平坦地が多い土地を探しています。」
担当のHさん(男性)「キャンプ場を作るんですか。はい。では何件かまわって行きましょうか。」
なんという落ち着きようなんだ。
不動産屋の方って、テンション高くてグイグイくるタイプが多いと勝手に思っていましたが、この人は違う…!できる…!(かどうかは知りません)
まず1件目。「隣に池がある山」へ到着。
こちら3万平米(9,000坪)で、330万円です。
やっすい!!
担当のHさんを先頭に、ガンガン山奥へ。
◎OK◎
平坦な場所が広い。温泉施設すぐそこ。
最寄りICから25分。
大きな池を見下ろせる位置にあり、景色は良さそう。
(実際は木が邪魔で景色は見えません。切った後をイメージします)
(雑木林というんでしょうか、ブランコ引っ掛けられそうな木がたくさん)
×NG×
平坦な場所まで、崖があって、車で行けない!
お隣さんと交渉して、隣りの土地もゲットできたら、そこに道は作れそう。
民家が少し近い。池がそんなに綺麗じゃない。
ひと通り見まして…
私「もし隣りの土地も手に入ったらさあ…ここ良くない!?」
夫「え、早くない…?お隣と交渉とか難しそう。もうちょっと色々見よう。」
私「うん。そうやね!」
ということで、私の中でこっそり候補に入れたまま、
次の「イノシシが出る山」へ案内してもらうことになりました。
↓次の記事はこちら
≪山が欲しい人におすすめ!≫
私たちの実体験をもとに、山を買うことのメリットやデメリット、よくある質問や、買う前にしておくべきことをかなり丁寧に解説してみました。
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