目次
引用:PEXELS
登山はよく人生にたとえられることがあります。一歩一歩進んで行くことや達成感を味わうことの大切さを登山と重ね合わせているんですね。しかし、いざ「印象に残っている名言は?」と聞かれると思い浮かばないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は登山を連想させる名言を各方面の著名人から選んでみました。登山の途中でこのような名言について会話をするのもおもしろいかもしれませんね。
ロバート・ルイス・スティーブンソン(作家)の言葉
引用:写真AC
「希望に満ちて旅することは、 目的地にたどり着くことより よいことである。」
この言葉はイギリス人作家であるロバート・ルイス・スティーブンソンの言葉です。登山をする際、頂上まで登ったときの達成感に魅力を感じる人も多いかもしれません。しかし、登るまでの過程も満ち足りたものでありたいですよね。旅行だって同じです。ヨーロッパまで旅行へ行くとなったとき、目的地に到着することが楽しいわけではないですよね。目的地までの道のりや、旅先での会話、食事などに楽しさを感じるわけです。もちろん登山は旅行とはちがった部分もありますが、その過程を楽しむという姿勢は忘れないでいたいなと思います。そして、「希望に満ちて旅する」には準備も不可欠ですよね。登山を楽しむためには役割分担をするなどして、持っていくべきものなど忘れないようにしましょう。
戦後を代表する政治家・吉田茂の言葉
引用:写真AC
「『忙しい』と『疲れた』は、自慢にならん。」
戦後を代表する政治家である吉田茂の言葉です。混乱の中にある日本で長きにわたって総理大臣を務めた偉大な政治家です。吉田のこの言葉はユーモアも感じますが、今この時代に聞いても「あるあるだなぁ」という感想を私は持ちました。登山中、「疲れた」という言葉を使うことってありませんか?その言葉が絶対的に悪というわけではないですが、あまりに連発すると甘えのようにも聞こえてしまいます。そして、登山へ行きたいと思っていても「忙しい」という言葉で片付けたり、忙しいアピールをしたりしまうこともありません。「忙しい」と「疲れた」は自慢にならない。これを肝に命じておくと登山に限らず、もっとアクティブに行動できるのではないかと感じました。
アメリカの偉大なギタリスト レス・ポールの名言
引用:写真AC
「成功する秘訣は、 今より少しだけ上を目指すこと。 これを続けること。」
登山でもよくいわれる一歩ずつ進むことの大切さが伝わってくる言葉です。一見派手な世界にも思える音楽界のギタリストが言っているということにとても価値があると感じました。「少しずつ上を目指したい」という思いはきっと多くの人が持つことでしょう。それを続けることの大切さを言っていることに、この言葉の重みを感じます。昨日の自分よりも少しだけ今日頑張ってみる。いきなりジャンプアップを目指してもそれは無理でしょう。登山する過程、成長する過程を楽しみながらも、日々成長していきたいなと感じる言葉でした。
ウォルト・ホイットマン(詩人)の言葉
引用:写真AC
「寒さにふるえた者ほど、 太陽の暖かさを感じる。 人生の悩みをくぐった者ほど、 生命の尊さを知る。 」
これはアメリカの詩人、ウォルト・ホイットマンの言葉です。誰しもこのような経験はあるのではないでしょうか。冬場、家に帰ってきて暖房が効いていると、そのありがたみを強く感じることもあると思いますし、その寒さが厳しいほどその思いは強くなりますよね。登山にしても人生にしても同じで、辛い状況を乗り越えた先で得られるものは大きいと思います。もちろん登山をする過程を楽しむというのは大切なことですが、辛い状況が全くないわけではありません。この言葉を胸に山の頂上を目指しましょう。
アーノルド・J・トインビー(歴史学者)の言葉
写真AC
「ベストを尽くせばいい。 それ以上のことなんて、 だれにもできはしないのだから。」
イギリスの歴史家・トインビーの言葉です。人によっては登山を連想しないかもしれませんが、この言葉はとても胸に響きました。ありふれた言葉といえば、そうかもしれません。ただ、自分がベストを尽くした状況というのは自分を含めて誰も超えることはできないというのは本当にその通りだと思い、すっと胸に入ってきました。もしベストを尽くさなかったとしたら、ベストを尽くした自分がそれを超えられたわけです。何もしないありのままの個人が尊いわけではなくて、ベストを尽くしたからこそ尊い。この言葉はこれからも胸に秘めておきたいですね。
豊かな人生を送るためにこれからも名言を探していこう
今回は登山を連想させる名言を紹介しました。人生を山登りにたとえることはよくあります。ときには下山する勇気が必要だといわれることもあるので、絶対に頂上を目指さなければならない!と無理をしないように気をつけましょう。今回紹介した言葉以外にもたくさん名言はあるので、一度書籍やインターネットで調べてみるといいでしょう。そして、いっしょに登るメンバーや自分自身と対話するのもおもしろいかもしれませんね。