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登山の装備で最も重要なもののひとつが登山靴です。登山靴は多くのメーカーから販売されていますが、人によっておすすめのメーカーは違います。
今回は、登山靴のおすすめのメーカーを5つご紹介します。それぞれのメーカーで、特色や得意分野が違うため、一概に「このメーカーが一番!」と言えないのが登山靴の奥深いところ。
自分の足や登山スキル、登りたい山など、状況によって選ぶべき登山靴は変わります。
究極の履きやすさを求めて|キャラバン
引用:AMAZON
キャラバン(CARAVAN)は日本の登山用品ブランドで、主に登山靴を製造・販売しています。登山靴は、雪山用以外のラインナップがそろっています。
その中でも特に、「キャラバンシューズ」と呼ばれるシリーズは、入門者・初心者におすすめです。「軽くて履きやすくて歩きやすいこと」を使命として生まれた「キャラバンシューズ」シリーズは、富士山や低山への登山、屋久島トレッキングなどに求められる機能を備えながら、「ファースト・トレッキングシューズ」にふさわしい作りとなっています。
キャラバンシューズでは飽き足らない、テント泊や縦走にも耐えうる登山靴を求めているなら、ひとつ上のランクになる「グランドキング」シリーズがおすすめです。どちらかと言えば渋めのカラーバリエーションも、逆におしゃれです。
セミオーダーで理想の靴が作れる|ゴロー
引用:GORO
ゴロー(GORO)は、東京の巣鴨駅から徒歩5分の場所に店を構える、靴のオーダーメイド店です。既存の木型を元にサイズなどをオーダーするセミオーダー方式のため、比較的リーズナブルに自分にピッタリの靴が作れます。どうしても市販品が合わない、左右で足のサイズが大きく違う、などという方は、セミオーダーという方法を検討してみてもよいかもしれません。
ラインナップは豊富とは言えませんが、雪山対応の登山靴の取り扱いもあります。初心者は、ブーティエムやブーティエルがおすすめです。オーダーはサイズだけでなく、足首の深さなども注文することができるので、ハイカットの登山靴でいつも足首を痛めてしまう、という方にもうってつけです。
店舗は東京文京区にしかありませんが、東京近郊以外にお住まいの方も通信販売で購入することが可能です。その際は、申込書と一緒に自分の足型を同梱する必要があります。
安心安価の国内ブランド|モンベル
引用:楽天
モンベル(mont-bell)も、上の2つと同じく日本の登山メーカーです。どちらかと言えば幅広の足型は、日本人の足に合わせて作られているといえます。
ハイキングのような軽登山靴から、積雪ありの雪山登山にまで対応した靴まで、豊富なラインナップを取り揃えています。加えて、価格が安価な点も魅力的です。また、全国に店舗があるので、気軽に試着できるのも大きなメリットです。登山靴は試着してみないことには始まらないので、モンベルは「買いやすさ」という点ではトップクラスにあるでしょう。
レディースの種類も豊富なので、女性はまずモンベルに行ってみることをオススメします。
イタリアの老舗ブランド|スカルパ
引用:楽天
スカルパ(SCARPA)は、創業から約80年の歴史を持つイタリアの登山靴ブランドです。入門シューズから雪山用シューズまで、登山靴全般を取り扱っています。シーンによって登山靴を何足も揃えて使い分けるという中級〜上級ハイカーであれば、1足は持っているのではないでしょうか。質の高い作りから、日本でも多くの愛好者がいます。
足首やかかと周りがゆったりめに作られているので、ハイカットの締め付けが好きでないという方は、一度スカルパを試してみることをおすすめします。
画像のミラージュGTX は、幅広甲高で登山靴選びに苦労している人におすすめです。
おしゃれかつ高機能|スポルティバ
引用:楽天
スポルティバ(LA SPORTIVA)はイタリアの登山靴ブランドです。登山・クライミング・トレイルランなど、登山関連全般の靴を製造、販売しています。
スポルティバの登山靴は色使いが斬新で、非常にスタイリッシュな点が特徴です。もちろん、可愛いだけではありません。足首をしっかりホールドしつつ、屈曲もしやすい3Dフレックスシステムや、靴紐不要のクロージャーシステムを導入することで、片手でもフィッティングができるなどの工夫が盛り込まれています。ボルダリングシューズも多く作っており、トレイルランシューズやファストパッキング用のシューズなどにその技術が生かされています。
おしゃれさと高機能性の両方とも譲れないという人におすすめのメーカーです。
自分に合った登山靴メーカーを見つけよう!
今回ご紹介した登山靴メーカーのほかにも、優れた登山靴を作っているメーカーはたくさんあります。
たとえば、アウトドア用品全般を手がけているコロンビア(Columbia)や、雪山登山靴まで手がけるマムート(MAMMUT)などが挙げられます。
登山靴は、メーカー名で決められるほど簡単なものではありません。能書きもいいですが、実際に自分で試着してみて履き心地を確かめないことには、自分に合った登山靴に出会うことはできないでしょう。
メーカーそれぞれの特色を理解した上で、あなたにピッタリの一足が見つかるといいですね。