引用:トリップアドバイザー
大倉山という名前を聞くとみなさんは、「大倉山シャンツェ」とか「大倉山ジャンプ台」とか聞いたことがあると思います。大倉山は、冬スキー競技でおなじみのジャンプ競技を行うジャンプ台がある、北海道札幌市の山ですが、三角山とともに気軽に縦走登山が出来る山としても親しまれています。今回は、その大倉山をご紹介します。
大倉山とは?
大倉山は、北海道札幌市中央区にある標高307メートルの低山です。ジャンプ台で有名ですが、自然歩道で札幌市西区の三角山(標高311メートル)と通じており、夏はさわやかな登山が楽しめます。この三角山は、プロスキーヤーで世界最高齢エベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんが札幌ではじめて登った山として有名です。ここを登ると数々の賞をもらったことから、三浦さんはここを「縁起のいい山」とおっしゃっているそうです。
大倉山へのアクセス
車の場合
大倉山は、大倉山ジャンプ場を目指せば簡単にたどり着けますが、宮の森側の登山口は駐車台数が少ないので、三角山の、山の手側の登山口に入り縦走するのがおすすめです。トイレも完備されています。札幌中心部から約20分程度です。
公共交通機関
山の手側の場合、地下鉄東西線「西28丁目」からジェイ・アール北海道バスで、「山の手4条11丁目」下車(所要約10分)して、徒歩5分です。宮の森側の場合、JR北海道バスの大倉山競技場バス停が最寄りのバス停です。また、市営地下鉄円山公園駅などがあります。詳しくは、札幌大倉山展望台のWEBサイトをご覧ください。
札幌大倉山展望台:http://okura.sapporo-dc.co.jp/index.html
大倉山登山の必要な装備
夏の大倉山は、基本的な装備で問題ありません。ローカットかミドルカットのトレッキングシューズと、レインウェア、デイパックで気軽に登りましょう。しかし、冬は雪山になりますので、しっかりと防水できるハイカットの登山靴と防水防寒できるアウター上下を着用してください。また、雪山歩きは足元が不安定ですので、トレッキングポールもおすすめです。
持っていってよかったもの
冬の大倉山、三角山は雪山登山になりますので軽アイゼンやチェーンアイゼンがあれば安全です。また、スノーシューやカンジキがあれば、もっと雪山を楽しめますのでおすすめです。
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大倉山の難易度は?
夏の大倉山は、初心者でも問題なく登山できます。冬の場合、雪山になりますが、多くの登山者が登っており、踏み跡もしっかりとついているので、それほど難しくは無いでしょう。初心者の方の雪山登山入門におすすめです。
大倉山のイチオシポイント
大倉山は展望台が完備されていますので、札幌の市街地や石狩平野、石狩湾が一望できます。また、ジャンプ競技が行われていなければジャンプ台にも入れます。このジャンプ台は、1972年に開催された冬季オリンピックの会場にもなった有名なジャンプ台です。ジャンプ台の上から、オリンピック選手になったつもりで、身もすくむような急傾斜を目の当たりにしてみてください。
おすすめルート
おすすめルートは、三角山と大倉山の縦走ルートです。距離が短いですので、三角山へ戻ってもいいですし、大倉山の宮の森側へ下ることも可能です。
三角山山の手登山口から入山し、30分で三角山山頂に至ります。そこから約30分で大倉山山頂にたどり着きます。途中、ジャンプ台へ立ち寄り、そこから、奥三角山まで行き、宮の森側へ下山する事も可能です。そのまま戻る場合は、約40分で登山口へ戻れます。
【三角山・大倉山往復】
三角山山の手登山口 ⇒30分⇒ 三角山山頂 ⇒40分⇒ 大倉山山頂 ⇒50分⇒ 三角山山の手登山口
○総歩行時間2時間
【三角山・大倉山縦走】
三角山山の手登山口 ⇒30分⇒ 三角山山頂 ⇒40分⇒ 大倉山山頂 ⇒45分⇒ 奥三角山 ⇒35分⇒ 宮の森登山口
○総歩行時間2.5時間
混雑している時期、空いている時期
夏も冬も札幌市民に親しまれている山なので、一年中登山者がいます。特に混んでいるという時期は有りませんが、比較的、夏休み時期は家族連れでにぎわいます。冬は積雪が多いので、空いている時期と言えるでしょう。
大倉山で気軽に山歩き
大倉山は、三角山とセットで楽しみたい山です。また、夏には大倉山展望ラウンジではソフトクリームなども楽しめますので、登山というより散策気分で楽しめる山です。ぜひ、ご家族連れや、仲間と大倉山で気軽に山歩きを楽しんでください。
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