予算7万円!?初期投資が大切。登山を始めるなら初心者でも基本装備はしっかり揃えよう

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これから登山を始める初心者の方が一番悩むのが必要な装備は何か、さらに装備を揃えるにはどの位の予算が必要かという事ではないでしょうか。

ただ登山初心者でフル装備を準備するにはかなりの予算がかかりますし、やってみたい登山の仕方や時期によっても必要な装備がかなり違って来ます。自分の登山スタイルを決めてから少しずつ装備を追加して行く事をおすすめします。

まずどんな登山をしたいか考えてみましょう。

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一口に初心者の登山と言っても人によって色々なスタイルがあります。春、夏、秋の3シーズンを野山の雄大な自然を楽しみながらのトレッキングに近い日帰り登山や、しっかりとした装備を用意して少し標高の高い1,000m級の山の登山をしたり、少し慣れてきたら山頂でのテント泊登山だったりと人によって楽しみ方は千差万別です。

今、簡単にご紹介した3つの登山スタイルでも持って行く装備品には違いが出て来ます。まず初心者の方には、自分がどんな登山に憧れているのか、どんな風に山を楽しみたいのかという事を考えてもらう事が非常に大切になります。自分の登山スタイルのイメージが出来てから、無理のない範囲で予算を考えて装備を少しづつ揃えて行く事をおすすめします。

初心者の方が考える登山スタイルと言えば、恐らくですが春から秋までの3シーズンを基本シーズンとして、標高の低い山を日帰りでトレッキングに近い手軽なスタイルで登山するという感じではないでしょうか。逆にこの登山スタイルから徐々に慣れていく事で、登山を趣味として長く続ける秘訣にもなります。

初心者がまず揃える登山の基本装備1

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ご自身の初心者登山スタイルが決まった所で、絶対に揃えておきたい基本的な装備と予算をご紹介して行きます。

①:登山靴、トレッキングシューズ
長い時間、足場の悪い野山を歩くためには軽くて足にぴったりとフィットする登山靴を選ぶ事が大切です。また山の天候は変わり易いので急な雨などでも対応できるように防水仕様になっていて、出来れば足首全体まで覆うようなハイカット、若しくはミドルカットタイプがおすすめです。予算的には1万円から3万円ほどと高いですが、やはり登山の基本となる一番重要なアイテムですので良い物を用意して下さい。
ノースフェイス社のヘッジホッグシリーズやコロンビアのハイカットブーツなどがデザイン的にも機能的にもお手頃なおすすめ登山靴です。

②:ザック+カバー
購入する時には、必ず登山用のザックを選ぶ事をおすすめします。登山用と汎用では、背負った時のバランスが違いますので長時間の登山では疲れ方が全く違って来ます。お店などで現品を背負って試してみる事が大切で、容量的に50リットルと少し大き目の物を購入しておけばステップアップしてテント泊などを行う時にも使えますので便利です。予算的には1万円前後になりますが、登山靴と同様に長く使う物ですので、多少高くても自分の背負い易い物を選ぶようにして下さい。また雨対策のザックカバー(2,000円程度)も一緒に必ず購入して下さい。

初心者がまず揃える登山の基本装備2

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基本装備1からの続きで必要な装備としては、レインウェアや水筒になります。

③:レインウェア
山の天気は変わり易く急に雨が降ったりしますので雨具兼防寒具となるレインウェアは必需品となり、上下に分かれた2ピースタイプの方が動き易いのでおすすめです。最近ではゴアテックスなどの防水透湿性高級素材で出来たレインウェアもあり雨の中でも快適な登山が出来るようになっています。予算は1万円~2万円とやはり少し高いですが、大切な基本装備なのできちんとした物を選ぶことが重要です。

④:水筒
登山中には気が付かないうちに、思った以上に汗をかいている事が多く最低でも1~2リットルは入る大きな物を用意しましょう。登山の途中で湧き水などが出ている所もありますが、やはり生水なので飲料用としては向いていませんし、登山中に脱水症状を起こしては大変ですので人によっては水筒を2本用意して登山する方もいらっしゃいます。予算は2,000円前後のワンタッチタイプが簡単に操作出来ておすすめです。

初心者がまず揃える登山の基本装備3

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いよいよ初心者が揃えておきたい基本装備の最終アイテムのご紹介です。

⑤:ヘッドライト+予備バッテリー
登山初心者の方からすれば、なぜヘッドライト?となると思いますが、これは安全上とても大切なアイテムになりますので必ず購入してザックの取り出しやすいポケットに、予備のバッテリーと一緒に収納しておく事をおすすめします。日帰りでの低山登山やトレッキングだとしても、天候悪化でのビバークや下山時間が遅くなったりと不測の事態が起こることもありますので必需品となります。予算は3,000円から5,000円程度となります。

⑥:サバイバルシート
もし何ら中の理由でビバークしなければならない時に、身体に巻き付けて体温維持をすることが出来る非常に薄いシートで防寒や保温に適していますのでお守り替わりにザックに忍ばせておいて下さい。予算は高くても500円程度です。

⑦:コンパス+周辺地図
コンパスと周辺地図については、登山道を間違ったりする可能性もありますのでもしもの不測の事態に対する備えという観点から用意をしておいた方が良いです。

登山を趣味にするには初期投資が必要です。

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先に紹介させて頂いた7つのアイテムが日帰り、低山登山やトレッキングに必要な基本装備になります。あくまでも基本装備に対する予算になりますがざっと計算すると約7万円程度の費用が必要となります。

最初にここまで費用を掛けなくても安価な物で済ます事も出来ますが、登山に慣れて来るにしたがって装備に対しての不満が大きくなり、最終的には買い直す事にも繋がりますので、初期投資と思って最初から良い物を購入された方が結果的に安く済む事になります。登山専門店などで、しっかり現品を見ながら選ぶ事が大切です。

手入れをしっかりすれば長く使えるのでお得です。

ここでご紹介したのは、あくまでも登山初心者の方が必ず装備して欲しいアイテムとその予算となります。思った以上に初期投資は掛かりますが、一度高価な道具を購入し大事に手入れをすれば長く使う事が出来るため安価な物を買うよりもランニングコストを下げる事が出来ますので、長期的に考えてみる事が大切です。

また登山に慣れて来ると、ここから更にさまざまなアイテムが欲しくなって行きますので、少しずつ買い揃えていく事をおすすめします。

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