〜用途別〜 登山の持ち物チェックリストまとめ

登山の際には様々な持ち物が必要となります。登山の持ち物は極端に言えば、山で生活するために必要とされる物、と言い換えることができます。よって持参すべき物は、衣類から食料、装備まで、非常に多岐に渡ります。登山の持ち物は大きく分けると、1.衣類、2.行動用品、3.生活用品、4.緊急用品他に分けることができます。今回、各分類毎に登山に必要とされる物品をまとめました。チェックリストとしてご活用ください。

衣類、登山には基本的に綿製品は使わない

・帽子→紫外線防止や熱射病防止に。強風で帽子が飛ばされることも多いので、紐等で飛ばないような工夫が必要。
・長袖シャツ→速乾性のシャツを着用のこと、綿製品はNG。
・半袖シャツ→同上。
・ズボン→ロングパンツが主流だが、タイツ着用でショートパンツもOK。
・ソックス→ウールが主流、当然登山用のソックスを着用のこと。
・下着→下着も速乾性が便利。盲点だが、速乾性の下着は一度着用すると手放せなくなります。
・リュック(ザック)→登山レベルに応じて選ぶこと。
・防寒着→フリースが万能。
・レインウェア→雨対策で必需品。安くてもよいので必ず登山用のものを用意すること。
・着替え→下着や靴下、また帰りの電車用で通常の衣服もあると便利。
・タオル→唯一綿製品でも問題ありません、通常のコットンタオルで十分。手ぬぐいがかさばらず、便利でもある。
・予備の靴紐→登山靴の靴紐が切れると、非常にバランスが不安定になり危険。1本は予備の靴紐を用意しておくこと。
・スパッツ→雪山だけでなく夏山でも小石等が靴に入らないようにするのに役立つ。

行動用品、登山内容によって取捨選択が必要

引用:Amazon

・登山計画書→計画書を作成するのは引率するリーダーだが、引率される側も必ず登山計画書のコピーを入手して、コースの把握を行うこと。
・地図→引率される側であっても、必ず入手し事前にコースの予習を行うこと。
・コンパス→時計にコンパス機能が付属の場合もあるが、必ずコンパスの実物も持参する(電池切れ等のトラブルがあるため)。
・時計→登山用がベターだが、丈夫なものであれば問題なし。
・ザックカバー→雨対策に必要。ザックの購入時に必ず一緒に購入すること。
・ヘッドランプ→日帰りでも、遭難対策で持参がベター。予備の電池も用意する。
・テント→テント泊登山の必需品、ポール類の付属品も忘れないように。

生活用品、かさばらないような工夫が必要

引用:PHOTO AC

・水筒→小分けでも構わないので、一人1.5~2リットルは水を持参のこと(日帰りの場合はお茶でも可)、特に夏は水分補給が必要不可欠、多めの水を持参する。
・食料→日帰りであれば弁当やおにぎりでOK、昼食に時間がどの程度とれるかで、持参する食料の量も変わります。
・ガス→バーナーとガスのセットがあれば、熱湯が沸かすことができ、山でコーヒー等で一服できるので重宝する。
・トイレットペーパー→トイレ以外にもティッシュ、キッチンペーパー等、非常に重宝する。登山の必需品。
・ウェットティッシュ→食事の際等あると非常に重宝する。必需品ではないが、登山便利グッズの代表格的存在といえる。
・ビニール袋→食事の際に出るごみ等をまとめる。ごみは必ず持ち帰って処分することが、山での最低限度のマナーとなります。
・ナイフ→食事の際に利用できるだけでなく、糸を切る際にも使える。登山の必需品ではあるが、それほど利用機会は多くない。
・日焼け止め→山の日差しは強烈。下山後に出勤して日焼け姿を会社で驚かれないため、男性も日焼け止めをお勧めします。
・筆記用具→行動記録用、コンパクトなものでOK。
・保険証→事故等が発生して登山先で病院に行く際に必要。
・お金→行き帰りの電車賃等。日常用とは別に、登山用に財布を用意しておくと便利。

緊急用品他→日帰り登山でもある程度の準備が必要

引用:PHOTO AC

・ファーストエイドセット→登山用品店で緊急時に必要とされる一式をまとめて販売されているので、必ず購入すること。
・薬品等→絆創膏、傷薬、胃腸薬、包帯、湿布を用意すること。山で捻挫することが多いので、包帯と湿布は必需品。定期的に使用期限を確認すること。
・スマホ・携帯電話→通常利用しているものでOK。電池のもちが悪い時は予備電池も持参がベター。緊急時に唯一の連絡手段となる。
・非常食→カロリーメイトや板チョコ等、カロリーが取れるものを2品程度用意すること。人間は水と最低限の食料があれば、空腹でも2週間は生存可能です。
・ツェルト→緊急時のビバーク(山での宿泊)用。

様々な登山の持ち物チェックリストを参考にしたい

登山の内容によっては、上記の全てが必要となる訳ではありません。よって行こうとしている登山計画がどのような内容次第で、必要とされる登山の持ち物も大きく変わってきます。 上記は登山の持ち物チェックリストとして、大枠はカバーしています。目先の登山では必要のない物ではあっても、登山を続けようとすれば、必要不可欠と言える物ばかりです。 ただし登山の便利グッズは案外多く、ネット上や書籍で多くの登山用持ち物チェックリストを確認すると、意外な便利グッズを発見することもあるので、他のチェックリストも色々と見てみると、得るものも多いですよ。 安全に帰ってきてこその登山。その登山には必要不可欠な持ち物が多々あります。登山に行こうとするなら、上記のリストにある持ち物は、なるべく早く用意するようにしましょう。それが安全登山の第一歩になりますよ。

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