目次
引用:pixabay
登山初心者はこれから登山を始めようとする時に、どんな本を読めばいいのか迷ってしまいますよね。まず登山の心構えとか、どの山を選べばいいのかとか、装備はどうすればいいのかとか、できれば彼女と登山デビューしたいけどそんなハイキングのような初心者用の山はあるのかとか、知りたいことはたくさんあるはずです。そういったことを手っ取り早くわかるような本をご紹介します。
登山初心者はどんなことを知っておけばいいのか?
引用:pixabay
登山初心者が登山デビューをしようとする時に悩むことは、どんな山があって、それぞれの登山の難易度やその山の魅力がわからないということではないでしょうか?あるいは、とりあえず登ってみたい山はあるのだけれど、果たして自分に登れるのだろうかということではないでしょうか?
まずは、登山ルートが紹介されていて、写真やイラストなどが多くてビジュアルにイメージをつかめる本がいいですね。本を読んでいるだけでその山に登っているような気持ちになれます。あとは所要時間が書かれていると、その山がどのくらいの負荷なのか想像できます。また、その山に登った人のバックパックの中身が書いてあったりすると参考になりますね。
さて、ハイキング並みの登山といっても登山は登山です。必要最低限の知識は必要です。登山用具の種類や選び方とか、山に天候の知識とか、飲み物や食べ物や救急用具など何を持って行ったら良いのか、万が一遭難のようなことに遭遇したらどうすべきかとかについては、やはり正しい知識が必要です。
「東京近郊ゆる登山 (ブルーガイド)」
引用:amazon
この本は女性向けとして書かれているので、男性でも初心者としてはちょうどいいレベルです。写真も多く、レイアウトや紙の質も良くて読みやすく、読んでいるだけでその山に登ってみたくなるような本です。やはり初心者向けといっても対象が男性と女性の場合ではコースの選び方にも差があるので、この本のように女性向けとしてある方が「ゆる登山」という印象には合っています。
また、この本は所用時間別にコースが紹介されているので、コースのきつさ度合いがイメージしやすいと思います。コースの紹介は、歩くことに慣れる、3時間くらいの山、4-5時間の山、あこがれの山、日本一の山という5段階に分けられており、慣れるところから始めて、最後は日本一の山である富士山に登るというイメージになっています。
最初に紹介されているのが東京近郊の高尾山、筑波山でどちらも超有名な超人気スポットですね。高低差の少ないコースやケーブルカーの利用が紹介してあったりして、登山初心者が登山デビューするにはもってこいのコースであり、ぜひ一読されることをオススメしたい本です。
「最新版 入門山トレッキングサポートBOOK 」
引用:amazon
この本は登山初心者が登りやすい優しい山が50紹介されています。独自の難易度レベルで比較されているのでわかりやすくなっています。最も簡単な妙義山(石門コース)から最も難しい塔ノ岳までがランク付けされているので、自分のレベルのあった山を見つけることができます。
また、レイアウトが見やすく、掲載されている山の特徴がひと目でわかるようになっていて山を選びやすくなっています。写真と説明文の分量が程よく、沢歩きが楽しめるところとか、展望が素晴らしいところや湿原が綺麗なところとかバラエティーに富んでいて楽しめます。
難易度は軽いハイキング程度の山から、ちょっとした岩場があったり急傾斜があったりと、初心者が少しずつ中級者へレベルアップしていけるような順番になっていて、今の自分のレベルだったら多分これぐらいかなとか想像して楽しむことができます。
「山登りはじめました めざせ!富士山編」
引用:amazon
この本はコミックエッセイになっていて、マンガなので読みやすいということが一番の特徴です。ところがマンガだからと侮れないところがこの本のすごいところです。読み物としても夢中になれるのですが、気配りある情報も満載です。それぞれが大変高いクオリティーで書かれているのです。
「登山初心者女子限定」のような印象がありますが、いい意味で裏切られてしまいます。20年以上登山をしている男性が読んでも、新鮮に感じたり、共感してみたり、おもわず懐かしさを感じたりして、たくさんの考えさせられるところがあります。登山初心者だったらどういうところに不安や興味を感じるのかがよくわかります。
この本には登山に対する心構えや登山の準備についてきちんと書かれていますし、宿泊施設・山小屋や食事処・甘味処、おみやげ情報なども丁寧に書かれています。マナーや歩き方についてもわかりやすく解説されていて、山に対する著者の愛が伝わってきます。これから登山デビューしようとしている人には最適の入門本です。
本を読んだら、実際に登山デビューしよう
このように色々な本が出ており、まだまだ多くの登山に関する本が出版されています。登山初心者は本当にどれを読んだら良いか迷うと思います。しかし、これさえ読めばOK!というような正解はありません。
これだと思うような本を読んだら、まずは初心者向けの山から実際に登ってみましょう。そうすることによって自分が読んだ本が良かったのか、役に立ったのか初めて実感できると思います。百聞は一見にしかず!さあ、山が待っています!