レインウェアを長持ちさせる手入れの手順まとめ

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購入したレインウェアを長持ちさせようとすると手入れは不可欠です。汚れがついていたり、摩耗が進んでいたりすると撥水性能が落ちてしまうのです。普段あまり洗濯をしないという人もこの機会に手入れの手順を知っておきましょう。レインウェアは登山用ウェアのなかでいうと値段は高めです。せっかく買ったものなのですから、正しい手入れの手順を知り、レインウェアの性能を持続させるように心がけましょう。

手入れをしないとどうなるのか?

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手入れをしないといけないと聞くけれど、手入れをしないとどうなってしまうのかと疑問を持つこともあるかもしれません。結論からいうと、汚れが付着することで撥水性能と透湿性が落ち、ウェアの内部が蒸れてしまうのです。そしてウェアの内部が蒸れてしまうと、レインウェアの内側に着ているアンダーウェアやミドルウェアが濡れてしまうという事態にもつながります。ウェアが濡れた状態で登山をしたくはありませんよね?春から秋にかけての登山だと暑さと汗で不快になりますし、冬登山の場合は、休憩時に体温の低下にもつながります。面倒くさがらずに、使用したら手入れをするということを習慣にしましょう。

レインウェアの手入れ 手順まとめ

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最初に手入れの手順を簡単にまとめておきます。詳しい説明は次の段落以降にしているので、もっと知りたい人はそちらを参考にしてくださいね。

1.洗濯する(ラベルを確認し、洗濯機か手洗いにするかを決定する)
2.すすぐ(洗濯機では2倍ほど時間をかけるなど、洗剤が残らないように入念にすすぐ)
3.脱水する(洗濯機の脱水機能は使わない。軽く手で絞る程度にする)
4.乾燥させる(ラベルを確認し、乾燥機を使用するか自然乾燥させるかを決定する)
5.熱処理を行う(アイロンやドライヤーを使用する)
6.撥水スプレーを吹きかける ※撥水性能が低下してきた場合

手入れの基本、汚れたら洗うを徹底しよう!

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着用したレインウェアに関してはその都度洗濯するように心がけましょう。タグを確認して洗濯機が使えないようであれば手洗いをします。素材の表面が汚れていると水をはじきにくくなり、防水透湿性能が落ちてしまうので、洗濯は必須です。

洗濯機を使用する場合はネットに入れて、防水ウェアの専用洗剤を使うといいでしょう。専用洗剤がないのであれば中性洗剤で代用が可能です。洗剤が残っていると、汚れと同じように撥水機能が低下してしまうので、しっかりとすすぎは行いましょう。通常の洗濯より2倍ほど時間をかけて行うといいです。生地を傷めるので、脱水はせずに手で軽く絞りましょう。

手洗いの場合は、ぬるま湯を使って防水ウェアの専用洗剤か中性洗剤で押し洗いをします。汚れがひどい場合は柔らかい布やスポンジを使ってやさしく取り除きましょう。

こんなときにおすすめしたい洗剤が、防水ウェアへの使用に適しているNIKWAX(ニクワックス) LOFTテックウォッシュ。ゴアテックスのような防水透湿性に優れた素材についた汚れもよく落とし、熱処理をしなくても撥水性能が回復します。

洗濯して終わりではない!乾燥と熱処理も大切にしよう

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乾燥の仕方も要注意です。タグを確認して、可能なら乾燥機を使いましょう。乾燥機を使えない場合は紫外線に当たらないように、風通しの良い日陰で乾かすことが大切です。

洗濯して自然乾燥させて終わりではありません。熱を加えることで撥水性能が回復するので、中温の設定で当て布をしてアイロンをかけましょう。アイロンを使うことが難しい場合は、ドライヤーで温めても問題ありません。乾燥器の使用が可能なのであれば、大きめのネットに入れて乾燥機で熱処理してもいいでしょう。

保管方法と撥水性能を回復させる方法

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レインウェアは直射日光の当たらない風通しのよい場所で保管しましょう。通気性を確保するためにも、ビニール袋に入れたりせず、ハンガーにかけて保管して下さい。

洗濯をしたあと、熱処理を行っても撥水性能が回復しない場合は、市販の撥水剤を使用しましょう。撥水剤での処理後は、熱処理を加えるとさらに効果的ですよ。使用する際は一部分に集中させるのではなく、全体的に満遍なく吹きかけるようにしましょう。

SRスプレー(330ml)はモンベル(mont-bell) が出している撥水剤。テントやタープ、レインウェアなどに使用が可能で、ゴアテックスを使用したウェアにも使うことができます。

汚れ以外でも摩耗によって撥水性能が落ちることもあります。あまりに摩耗がひどいと、撥水剤を使っても撥水性の回復が難しいケースがあります。そのような場合は、ウェアの買い替えを検討しましょう。

レインウェアを長持ちさせて、快適に登山しよう

レインウェアの手入れの方法について今回は紹介しました。洗濯、すすぎ、脱水、乾燥、熱処理、撥水スプレーの使用。それぞれに注意点はありますが、まずはレインウェアのタグ表示を確認して洗濯機や乾燥機を使えるか確認することが大切です。意外と見落としがちなのは、すすぎが足らずに洗剤が付着したままになるということ。撥水性能や透湿性が低下する原因にもなるので注意が必要です。レインウェアは登山ウェアの中でも高価な部類に入ります。自分の納得いく製品を選んで、それを少しでも長く使って行けるように、手入れをしていきましょう。

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