歴史ある建造物がたくさん!太平山をハイキングするときのポイント

引用:PEXELS
ハイキングをする際には、その山のことを事前に調べておくことをおすすめします。見どころを知っておき、具体的なハイキングルートを決めておくことで、余裕を持ってハイキングを楽しめるようになります。また、その山のハイキングに適した服装や装備なども調べておきましょう。今回は、関東平野にある太平山をハイキングするときのポイントを紹介していきます。

古い歴史を持つ太平山の特徴とは?


引用:ぱくたそ
太平山は標高約340mで、関東平野の切れ目に位置しています。素晴らしい眺望で、四季おりおりの風景を楽しむことができます。標高はそれほど高くありませんが、それでも素晴らしい眺めなのは、南側に視界をさえぎる山々が無いからです。軍神、上杉謙信も太平山からの眺望の素晴らしさに感動を覚えたと言われています。また、渡良瀬川と古利根川の間に丘陵があるため、陸の松島とも呼ばれています。太平だんごや卵焼き、焼き鳥などが有名で、これだけを目的に遠くから訪れる人もいるそうです。ハイキングコースは、登りと下りの両方がある登山道で、所要時間は約2~3時間です。休憩を含めると、大体4~5時間はかかることが予想されます。登山用に整備されている道があるので、ハイキング未経験の人でも楽しめるでしょう。レインウェアやヘッドランプなど、基本の登山用品は必ず携帯しましょう。

太平山をハイキングするときに見ておきたいスポット


引用:ぱくたそ
太平山のハイキングコースの途中には、謙信平があります。越後から関東平野に攻め込んだ上杉謙信は北条氏康と対峙し、その後に和睦しました。自分が治めることを予想していた関東平野を太平山から見渡し、その場に長くとどまったと言われています。その留まっていた場所を謙信平と言い、そこには石碑が建てられています。続いて、太平山神社も見どころの一つです。この神社は、慈覚大使によって建てられたと言われており、徳川家より庇護されてきたとされています。また、太平山神社の山門である髄神門は、仁王と髄神が門の中で一体になっています。天井には、雲を起こして遊ぶ龍が描かれています。次に立ち寄れる大中寺は、曹洞宗の寺社として使われていたと言われています。その後、上杉軍と北条軍の仲立ちするために狐渓和尚が立ち上がり、大中寺で和睦したとされています。山頂付近には、晃石神社があります。藤原秀郷が平将門を討伐成功した後に社が寄進されたと言われています。

文化と歴史に触れることができるスポット


引用:ぱくたそ
大平歴史民俗資料館は、太平山に行った際に立ち寄っておきたいスポットの一つです。原始時代から平安時代にいたるまで様々な時代の資料や出土品などが展示されています。また、郷土資料館が隣接しており、そこでは江戸時代に床屋を営んでいた白石家の屋敷があります。こちらは、営業時間が9:00~17:00、10~2月は16:30で営業終了となっているので、立ち寄る場合はハイキングの開始時間を調整しましょう。入館料は1000円、郷土資料館は100円です。駅までの道には、牡丹の名所として名高い清水寺(せいすいじ)があります。十一面の千手観音が本尊です。また、ぶどう団地という50軒以上もの観光ぶどう園が並んでいる場所があります。6~10月の間は、巨峰やピオーネなど様々な品種のぶどうを楽しむことができます。

目と耳で楽しむことができるスポット


引用:ぱくたそ
あじさい坂は、太平山神社の表参道のことを指します。これは、6月中旬~7月にかけて、たくさんの色とりどりのあじさいが咲くために、こう名付けられたと言われています。あじさいを目で見て楽しむだけではなく、あじさいの花や葉についた雨が落ちる音、蛙の鳴き声など耳でも楽しむことができます。このようなことから、日本の音風景100選にも選定されています。また、京都の六角堂に似ていることから名付けられた連祥院六角堂には、聖徳太子が作ったとされる虚空蔵尊があります。

太平山のハイキングに持っていきたいウェア


引用:amazon
太平山のハイキングに行く際には、軽量のレインウェアを持っていくことをおすすめします。一般的なレインウェアの約半分程度の重さしかないため、長時間のハイキングでも疲れにくいというメリットがあります。軽量のレインウェアは、ツルツルとした肌触りのものが多く、汗を吸ってくれないというデメリットがあります。裏側に微細なニットを貼り合わせたものもあり、そういったレインウェアであれば汗をかいてもサラサラな肌触りがキープされます。また、湿度を外部へと逃がすタイプのものを選ぶことをおすすめします。長時間着用していると、外気温と服の内部の気温差で結露が発生します。湿度を一定に保ってくれるレインウェアであれば、快適に着続けることができるでしょう。また、急な雨風にも耐えられる高い防水性と耐久性を備えているものを選びましょう。

歴史に触れられるハイキングスポット

太平山には、太平山神社やあじさい謙信平など、歴史と文化に触れられるスポットがたくさんあります。あじさい坂では、きれいなあじさいを見て、蛙の鳴き声を聞いて楽しむことができます。ハイキングコースは険しくはありませんが、しっかりと登山の準備をすることをおすすめします。

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