徒歩キャンプにぴったりなギアってどんなギアなのでしょうか。
この記事では、
- 徒歩キャンプに必要なギアの条件
- 徒歩キャンプにおすすめの8つのギア
について紹介しています。
なぜ徒歩キャンプにおすすめなのか、理由も一緒に紹介しているのでぜひキャンプギア選びの参考にしてください!
徒歩キャンプって?
ソロキャンプやキャンプツーリングなど、キャンプというワードに別の単語をつける言葉はキャンプ界隈ではよく耳にしますが、「徒歩キャンプ」はあまり聞いたことがない人もいるかも知れません。
ソロキャンプやファミリーキャンプがキャンプのスタイルを示すもの、キャンプツーリングがキャンプをするための手段を示すものだとすると、徒歩キャンプはキャンプツーリングと同じ部類のキャンプの手段を示す言葉だと僕は思っています。
自分で持ち運べる範囲のキャンプギアをもち、公共交通機関(電車やバス等)と自らの足を使ってキャンプ場まで向かうキャンプのこと。
僕なりに定義すると徒歩キャンプはこんな感じ。登山リュックやキャリーケースを使って、電車などでキャンプ場まで移動するキャンプのことです。
徒歩キャンプについて、魅力や注意点について詳しく書いた僕の記事もありますので、併せてぜひご覧ください。
車やバイクで向かうキャンプとはかなり趣向が違うので、選ぶキャンプギアにも特徴が出てきます。どんなギアが徒歩キャンプに最適なのか、今までの経験を元に考えてみました。
徒歩キャンプで助かるギアとは
パッと想像できるのは、「UL(ウルトラライト)」という一つのキャンプスタイル。出来るだけ軽量に、コンパクトにすることに拘ったキャンプスタイルです。
徒歩キャンプも近い考えですが”ウルトラ”とまで拘らなくても大丈夫です。実際僕は”極限”に軽いギアを購入する経済力はないので”比較的”軽めのギアを使っています。しかし問題なく徒歩キャンプを楽しめています。ULは重量も軽いですがお財布も軽くなりますから…
軽くできるならするに越したことはありませんが、、、、それによって自分のしたいキャンプから離れてしまうなら、それはするべきではないかもしれません。あくまでも自分がキャンプでしたい最優先事項を忘れないようにしましょう。
徒歩キャンプでギアを選ぶ上で意識することは
- 重量
- 収納サイズ/パッキングのしやすさ
の二つです。ULほどとは行かずともこの2点は気にしてあげると、徒歩キャンプがより快適になります。
重量
重量は出来るだけ軽い方がいいです。徒歩キャンプは全てのキャンプギアを自分の力のみで運ぶことになるので、車で運ばないといけないようなあまりにも重いギアは向きません。(逆に言えば自分で運べればオーケー)
例えば、テンマクデザインから発売されているパンダシリーズ。現在発売されているパンダシリーズには、大きく分けて二つの種類があります。
比較的軽いモデルのパンダREDとパンダLIGHT、重いモデルのパンダTCとパンダVC。同じデザインのモデルですが前者は両方とも2kg前後、後者は約5kgです。当然前者の方が徒歩キャンプに向いています。5kgのテントを持ち運んで電車に乗るのは大変です。
収納サイズ/パッキングのしやすさ
収納サイズとはつまり「いくら軽くても大きかったら持ちにくいよ」ということです。
例えば、多くのキャンパーさんが使っているキャプテンスタッグのフォームマット。とても安価で軽くて扱いやすい良商品の一つですが、徒歩キャンプという面から見ると少しポイントが下がります。
なぜか。でかいからです。
上の写真を見ていただくと分かる通り、大きくリュックからはみ出てしまっています。この状態だと駅のホームやバスの中など、狭いところで大変動きにくくなってしまうのです。
僕は今資金が足りないので、邪魔でもこのフォームマットを我慢して使っていますが、できることならもっと小さくなるインフレータブルマットやエアーマットに変えたいなぁとずっと思っています。
フォームマットも軽いし寝心地はいいので、移動で邪魔ということ以外は不満はないのでいいですけどね…
もう一つの例を挙げさせてください。またまたパンダテントシリーズです。僕はすでに廃盤になったモデル、「パンダクラシック」を愛用しています。ほぼ今のパンダREDと同じタイプです。
このパンダクラシックは徒歩キャンプにぴったりなんですよ。何がぴったりなのかというと、そのパッキング性能。
もともとコンパクトなワンポールテントなのでかなり小さくパッキングできるのですが、このテントはそれに加えて収納袋を分けてパッキングできるのです。
別々に分けて収納できることで何がいいのか。パッキングが別々に分けられるとその収納サイズを分散させることができるので、インナーテントはリュックの中、フライシートはリュックに入らないからトートバックで持っていこうなんてことができるんですよ!
つまりパッキングの自由度が上がるのです。リュック、トートバック、キャリーケースなどを駆使する徒歩キャンパーにとってはこのメリットはかなり嬉しいポイント。
まとめると、軽いというポイントに加えてパッキング性能も徒歩キャンプでは考慮に入れる必要がある、ということです。軽くて収納サイズが大きいものは運びにくいですが、逆に収納サイズが小さくバラバラに分けて収納できるギアはパッキングがしやすいのです。
これだけ聞くとそれもうUL(ウルトラライト)なのでは?と突っ込みたくなりますが、大丈夫です。先ほども触れましたが、徒歩キャンプは”ある程度“で十分です。もちろん軽さにこだわる徒歩キャンプがしたい!という方はULを極めるのが一番楽しいと思います。でも徒歩キャンプは軽さにこだわり抜かなくても楽しむことは可能です。
そんなに長い距離を歩くことも多くないので、僕なんかはリュックの重量15kgを超えるなんてことはザラですし、キャリーを使ってコロコロとギアを運ぶこともできます。コロコロで薪を運んだこともあります笑 めっちゃ重かった…
重さや収納サイズに少しでも注意してみると、より楽に徒歩キャンプを楽しむことができます。参考にしてください。
では、お次は僕もめが徒歩キャンプにおすすめするキャンプギアを、5つに絞って紹介していきます。紹介しているギアを調べてみるのはもちろん、それと同時に「もめはこんなことを考えてギアを選んでいるんだな〜」ってことに注目して読んでみるのも面白いですよ。
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