いつまでも焚き火をおこせなくて、困り果てた経験はないでしょうか。
焚き火はキャンプやアウトドアの大きな楽しみの1つですが、うまく火をおこすにはコツがあり、慣れないうちは難しいかもしれません。
しかし、正しい手順を覚えて焦らずに取り組めば、誰にでも焚き火をおこせます。
また、焚き火を楽しむにあたり、環境保護の観点から直火禁止のキャンプ場が多く、焚き火台が必須アイテムです。各メーカーからさまざまな焚き火台が販売されていますが、本記事では「LOGOS(ロゴス)」に焦点をあてました。
ここでは、焚き火台を使って上手に焚き火をおこす方法と、ロゴスのおすすめ焚き火台をご紹介します。
LOGOS(ロゴス)とは
ロゴスは、大阪市住之江区に本社を構える、キャンプ・アウトドア用品メーカーです。
1928年、創業者の柴田実昭氏が、船舶用品問屋「大三商会」を設立したのが始まりです。船舶用品や海洋レジャー用品の販売を経て、1983年からキャンプ用品の販売をスタートしました。1997年には、現在の「株式会社ロゴスコーポレーション」に社名が変更されています。
ロゴスでは「enjoy outing!」を合言葉に、水辺5mから標高800mで使うアイテムを製造・販売しています。標高800mといえば、高地のキャンプ場や低山のハイキングに相当し、ファミリーでも無理なく楽しめる環境といえるでしょう。
「誰もが気軽にアウトドアを楽しめるそのフィールドで一番役立つアイテムを作ること。」引用:ロゴス
これがロゴスのこだわりであり、ロゴスは家族を笑顔にするためのファミリーブランドなのです。
その中でも、焚き火は人が集まる場所として、ロゴスが昔から大切にしてきたものです。家族が手軽に安全に焚き火を楽しめるよう誕生したのが、焚き火台の「ピラミッドシリーズ」です。ピラミッドシリーズはキャンパーからの評判も良く、焚き火台の定番品となりました。
次項から焚き火のおこし方とロゴスの焚き火台をご紹介しますので、ぜひロゴスで焚き火を楽しんでみてください。
焚き火を上手くおこす3つのステップ
なかなか焚き火をおこせない、その原因はどこにあるのでしょうか。
- 下準備ができていない
- 焦って炎を大きくしようとする
初心者が失敗する原因は、おおむね上の2点です。逆にいえば、下準備を整え、焦らずに焚き火を育てていけば成功するということです。ここではキャンプ場での焚き火を想定して、焚き火の方法を詳しく解説していきましょう。
用意するもの
まずは以下のものを用意してください。
- 焚き火台
- 着火剤
- 薪
- ナタや手斧(ておの)・ナイフ
- 革手袋
- ライター
着火剤は市販の焚き火用着火剤が最適でしょう。もしくは、よく乾燥させた牛乳パックや古新聞なども燃えやすくおすすめです。自然のものでは、乾燥した杉の葉や松ぼっくりなどが適しています。
また、購入した薪を小分けするためのナタや手斧を用意しましょう。やけど防止のために革手袋もかかせません。
1.薪の下準備
道具の用意ができたら下準備にとりかかります。
まず、購入した薪を、焚きつけ用の細い木と、熾火(おきび)用の太い木に分けます。なぜなら、火はいきなり太い木にはつかないからです。焚き火のコツは、着火剤からスタートし、割り箸程度の太さの薪から燃やし、徐々に太い薪をくべて炎を大きくしていくことです。購入した薪は熾火に適した太い状態ですから、ナタや手斧で細く加工しておきましょう。
薪が用意できたら、焚き火台に薪を組みます。着火剤を一番下におき、その上に割り箸ほどの太さの薪、親指ほどの太さの薪、腕の太さほどの薪と、順番に太い木を組み上げます。この時、空気の出入り口を確保し、上昇気流を活用できるよう三角形に組むことがポイントです。薪が組めたら着火剤に火をつけましょう。
2.炎が安定するまで待つ
着火してすぐに、組んだ薪をさわったり、新しい薪をくべたりすると失敗します。下手にいじると、せっかく組んだ薪が酸欠状態におちいり、炎は消えて煙をあげるばかりです。着火したら、組んだ薪にしっかりと火がつくまで待ちましょう。
3.太い木を加えて熾火(おきび)を作る
炎が安定したら、少しずつ太い薪を加えていきます。先に述べたように、割り箸ほどの薪から徐々に太い木をくべて、炎を大きく育てるのが焚き火のポイントです。
最終的には、角材ぐらいの太さの薪に火がつけば簡単に消えることはありません。ここまでこれば焚き火は成功です。炎は安定した熾火となり、調理にも最適な状態です。
あとは焚き火を囲んでアルコールを楽しんだり、焚き火料理を楽しんだりと、自由な時間を過ごしましょう。
ロゴスのおすすめ焚き火台5選
ロゴスの焚き火台からおすすめの5選をご紹介します。
ピラミッドシリーズ
LOGOS the ピラミッド TAKIBI
サイズ:(約)39×38.5×28cm
収納サイズ:(約)42×26.5×7.5cm
構成:本体・焚火ゴトク(串焼きプレート付)・ワイヤーロストル・収納バッグ
主素材:ステンレス・スチール・ポリエステル
LOGOS theピラミッド TAKIBI L コンプリート
サイズ:(約)39×38.5×35cm
収納サイズ:(約)41×26×11cm
構成:本体・焚火ゴトク(串焼きプレート付)・ワイヤーロストル・ファイヤーラック・チャコールデバイダー×2・SPネット×2・収納バッグ
主素材:ステンレス・スチール・ポリエステル
初めての焚き火台にはこれ! 焚き火台やグリルと万能に使える
これ1台で、焚き火台としてもBBQグリルとしても使える万能選手です。分解して収納袋に収めることで簡単に持ち運べ、組み立て・撤収時間はわずか10秒を実現しました。初めての焚き火台選びに迷ったら、ピラミッドシリーズを選べば間違いありません。
焚き火ゴトクが秀逸
ピラミッドシリーズには「焚き火ゴトク」が標準装備され、このおかげで誰でも簡単に焚き火を楽しめます。
焚き火のおこし方で、薪を組む時は空気の出入り口を確保するために、三角形に組むことがポイントだと解説しました。慣れないうちは三角形に組むのが難しいのですが、ゴトクのおかげで薪を立てて組みやすく、燃えても崩れにくいのが特徴です。これなら失敗も少なく、誰でも簡単に焚き火を楽しめるでしょう。
薪を組む以外にも、ゴトクにはダッヂオーブンやケトルを載せられ、付属の串焼きプレートを使えば魚の串焼きも楽しめます。
豊富なオプションパーツでカスタマイズできる
ピラミッドシリーズには豊富なオプションパーツが用意されています。例えば「SPネット」を使えばBBQグリルとして使え、「ファイヤーラック」を使えば焚き火をしながら鍋料理を楽しめます。
まずは「LOGOS the ピラミッドTAKIBI L」を購入し、必要なオプションパーツをそろえるのも1つですが、面倒な人は「LOGOS the ピラミッドTAKIBI L コンプリート」を選びましょう。コンプリートには、SPネット・ファイヤーラック・チャコールデバイダーがセットされ、焚き火をしながらBBQや鍋料理も楽しめます。
KAGARIBIシリーズ
LOGOS KAGARIBI
[組立時](約)46×42×66/29cm[ローポジション時高さ](約)29cm
収納サイズ:(約)42×41×12cm
主素材:ステンレス・スチール
大人数での焚き火はハイポジションが便利!
「LOGOS KAGARIBI L」は、足の長さを変更することで、ハイポジションとロースタイルを変更できる焚き火台です。ファミリーや少人数でゆったりと座って楽しむにはロースタイル。大人数で楽しむには、テーブルと同じ高さ、かつ動きやすいハイポジションと、用途に合わせてスタイルを選べます。
焚き火台、BBQグリル、ダッチオーブン料理と3通りの使い方
オプションパーツ不要で3通りの使い方ができる点も見逃せません。焚き火台としてはもちろん、耐久性に優れた焼き網も標準装備し、BBQグリルとしても使えます。12インチのダッチオーブンにも対応し、焚き火からダッチオーブンまで楽しめるのが特徴です。
KAMADOシリーズ
LOGOS the KAMADO
サイズ:[組立時](約)51.5×51×57cm
収納サイズ:(約)48.5×39×12.5cm
主素材:ステンレス、スチール
LOGOS the KAMADO コンプリート
サイズ:(約)61×57×97/64cm
収納サイズ:(約)48.5×39×12.5cm
主素材:ステンレス、スチール、木材
本格野外料理を楽しみたいならこれ! 多機能万能調理グリル
「かまど構造」を採用した万能グリルで、本格的な野外料理を楽しむのに最適です。上部には10インチのダッチオーブンをセットでき、鍋料理や「かまどご飯」も楽しめます。本体の「カマ」には石窯と同じ仕組みを取り入れたことで、ピザ・ホイル焼き・鶏の丸焼きなどを美味しく調理できます。BBQや簡単な鍋料理に飽きてしまった人、本格的な野外料理に挑戦したい人におすすめといえるでしょう。
焚き火台やグリルと多彩に使える
「LOGOS the KAMADO」の使い道は、かまど料理だけではありません。別売の焼き網をセットすればBBQグリルとして、また、かまどを取り外せば焚き火台としても使えます。これ1台で焚き火や焚き火料理のほとんどに対応できるため、キャンプを長く続けたい人は、選択肢の1つとして考えてみてください。
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