上達への近道!ボルダリングのルールを知ってもっと「登り」を楽しもう

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最近、はば広い年齢層でボルダリングが人気です。スポーツクライミングが2020年・東京オリンピックの種目に決定したことも影響しているでしょう。ボルダリングは、高価な道具も不要で、室内スポーツのため天候を気にせず楽しめるのが魅力です。ボルタリングは気軽に始めることができますが、実はルールがあります。覚えれば役立つのはもちろんのこと、ほかの人の登りを見る楽しさも増すのです。ぜひ参考にしてくださいね。

コースの難易度によって色分けしてある


ほとんどのボルダリングジムでは、コースの難易度を示す「グレード表」を貼っています。特に「何色が何級」というルールはありません。例をご紹介しましょう。

青いテープ(7級):初心者の人向けコース
オレンジテープ(6級):青テープのコースで物足りなくなった人向けのコース
黄色テープ(5級):最後の足は自由で色々なムーブができる
赤色テープ(4〜3級):足限定の入門編
白色テープ(3〜2級):足使いが重要になるコース
緑色テープ(2〜1級):多彩なムーブとパワーで登れるコース
グレー(初段以上):達人レベルのコース

上記は、とあるボルダリングジムのルールです。すべてのジムでテープの色や階級が同じではないので注意してください。初めてのジムではスタッフが説明してくれます。初心者の人はもちろんのこと、あまり経験がない人は無理して高いレベルのコースに挑戦しないほうがいいでしょう。

登るときのルール〜スタートとゴールのホールド〜

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ボルダリングジムに行くと、壁一面にカラフルで多様な形をした「ホールド(突起物)」が並んでいます。そしていくつもの課題(コース)が設定されているのです。自分が登る課題のホールドは、横に貼ってあるシールを目印に見付けてください。課題ごとにシールの形や数字が書いてあるのですが、表記の方法はジムによっても異なります。最初にスタッフから課題についてのルール説明を受けましょう。

壁に登るとき、最初に見付けなければならないのが、「スタート」のホールドです。前項で、階級ごとにテープの色が異なることをご説明しましたが、スタートのホールドは、横に「『S』と書いた各階級の色のテープ」が貼ってあります。

また、「ゴール」のホールドにも同様に「G」と書いたテープが貼ってあるのです。つまり、たとえば7級(青いテープ)コースを登る人は、「S」と書いてある青いテープが貼ってあるホールドが「スタートホールド」で、「G」と書いてある青いテープが貼ってあるホールドが「ゴールホールド」になります。

スタートとゴールのホールドは、「両手で持つ」のが基本のルールなので忘れないようにしましょう。

初心者を脱却しよう!登り方のルール


最初は、何も考えずにただ夢中で登る人も多いと思います。けれども、慣れてきたら登り方のルールを守って「初心者脱却」をしてみましょう。

① つま先でホールドに立つ
初心者の人は、つま先を使わず足全体でホールドに乗っていることが多いのです。つま先を軽く乗せるように意識しましょう。そうすると、「体と壁の間にスペースができる」「足を高く上げる」「つま先を軸にして体の向きを変える」ことができます。インサイドヘッジ(ボルタリングシューズの内側のつま先部分)を使って立てるように練習しましょう。

②できるだけ「腕の力」は使わない
初心者の人は、つい腕の力にものをいわせて壁を登ってしまいます。けれども、その方法ではすぐに疲れてしまうのです。ホールドはギュッと力を込めて握らずに、「ひっかけるイメージ」で軽く持つようにしましょう。

③考えながら登る
最初のころは、とにかく夢中で登ってしまいますが、慣れてきたら作戦を考えながら登るようにしましょう。いつも失敗するホールドは持ち方を変えてみるなど工夫をしてください。ボルダリングは腕や足だけではなく、頭を使うスポーツでもあるのです。

忘れないで!気を付けたいこんなルール


① ゆずり合う・声をかける
ボルダリングジムは休日や週末は混み合います。1つの壁を登るために順番待ちすることも多いでしょう。待っている人を無視して独占するようなことはやめてください。また、「ここ並んでいますか?」「次いいですか?」など声をかけるのもおすすめです。

②アクセサリーは外す
指輪や腕時計、バングルなどを付けたままでボルダリングをすると、ホールドにぶつけて傷付けてしまいます。また、ガチャガチャと音をさせると、周囲の人が気が散るので外してください。

③着地は気を付ける
ボルダリングでは着地に気を付けないと、事故を起こすことがあります。ゴールする場所は高い位置にあるので、そのまま下に飛び降りるのはやめましょう。ゴール後は、徐々に壁を下り低い位置に到着してから降りてください。降りるときは、近くに人がいないか確認しましょう。

もっとルールや上達のコツを知りたい!という人へ

引用:Youtube by壁のボル部
ボルダリングのルールはもちろん、上達のコツを知りたい!という人には、具体的な写真付きでていねいに解説してある本を読むのもおすすめです。もちろん、ボルタリングの練習は実際にジムで行うのが1番でしょう。しかし、解説書などを読みながら自分の頭の中で登り方のイメージをするのもいい練習になるのです。

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初心者はもちろんのこと、ちょっとボルダリングに慣れてきた中級者の人にもおすすめです。キンドル版と書籍版の両方があります。「今日は忙しくてジムにいけないな」というときは、本を読んでイメージトレーニングをしましょう!

また、Youtubeなど動画サイトやSNSにも参考になる上達法が紹介されていますので
こちらも利用すると良いでしょう。

ルールを知ればもっと楽しめるボルダリング!

ボルダリングは、いろいろなルールや動作などがあるので結構頭を使うスポーツです。「腕力や脚力があれば簡単に登れる」というわけでもないのがボルダリングの面白さでしょう。道具も必要としないので気軽に挑戦できます。ルールを知っているとより楽しくなるので、ぜひ覚えてくださいね!
画像引用:Instagram 他

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