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夜に移動する登山の場合、ヘッドライトは必須です。ヘッドライトがあるとダブルストックを使え、より登山を安全に楽しむことができます。とはいっても、たくさんあるヘッドライトの中から自分にとって良い商品を選ぶのは簡単ではありません。そこで今回は、光の強さや光のモードなど、ヘッドライトを選ぶうえで大切なポイントをまとめ、さらにおすすめのヘッドライトを紹介していきたいと思います。
光の明るさは最も重視した方がよいポイント
引用:AMAZON
ヘッドライトを購入する際、最も重視した方がよいポイントは、光の明るさです。現在は数十ルーメンから数千ルーメンまで、たくさんの商品が出ています。しかし、そのルーメンの数値がそのまま明るさに反映されるとは限りません。レンズ、反射鏡などによって実際の明るさは変わってくるので、注意しましょう。
Litom LEDヘッドライト スポットライトは、168ルーメンで、通常の登山であれば夜間でも問題なく使えます。1000ルーメンを超えると、明るすぎて周囲の登山者に迷惑がかかることもあるので注意しましょう。ハイ、ミドル、ロー、点滅といったモードも選べるので、状況に応じた光を選択できる点も便利ですね。
光の量だけではなく、質やバリエーションも大切
引用:AMAZON
ルーメンで示される光の量だけではなく、光の質やバリエーションについても、照射距離の長短や明るさを段階的に選べるかなど、商品によって違いがあります。
ライトの種類に関しては、スポットビーム、ワイド照射といった種類がありますが、スポットビームは視界が悪いときに掲示などを確認する際に必要ですし、ワイド照射は足下を広く照らすのに適しています。どちらかに偏った商品ではなく、バランスのとれた商品を選ぶといいでしょう。
N-FORCE ヘッドランプシリーズ SQ-04Rは、(1)Highモード(2)Lowモード(3)高速点滅(SOS)モード(4)モールス信号風モードという4つのモードを搭載。シチュエーションによって使い分けることができます。センサーがついており、手をかざすことでスイッチのON-OFFが切り替えられるので、手が汚れてしまったときにも躊躇なく操作ができます。また、後頭部にある電池ボックスの部分が光るので、存在を知らせる意味で安心感がありますね。
ヘッドライトは電池の持ちも重要なポイント
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最近のヘッドライトはLEDを使用したタイプのものがほとんどで、従来の電球型に比べて電池の持ちは改善されています。乾電池式のものも、充電式のものもありますが、どちらのタイプも電池の残量が減るに伴って光の強さも弱くなる商品がほとんどなので、製品情報に書かれている時間よりも実際に使える時間は短めになることもあり、注意が必要です。大がかりな登山の場合は、予備のバッテリーを持参した方がよいでしょう。
Bengoo ヘッドライトは、電池式ですが、充電池を使えるタイプなのでとても経済的です。登山から戻ったら液漏れを防ぐためにも電池を外してジップロックなどに入れておきましょう。また、スマートフォンなどへの予備バッテリーとしての役割も果たすので、万が一スマートフォンなどの電源が切れても安心です。
ヘッドバンドも合う、合わないがある
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頭に装着するときに必要なヘッドバンド。3点でとめるタイプと円状にとめる一般的なタイプがありますが、3点でとめるタイプは、製品によっては装着に時間がかかるので注意が必要です。また、ゴムが薄かったり、細かったりすると、すぐ伸びてしまい、使いづらくなることもあります。
ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズは、3点でとめるタイプですが、ヘルメットや帽子がなくてもしっかりと違和感なく固定できる優れものです。
防水性も高いに越したことはない
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ヘッドライトは防水性があった方が安心です。山は天気が変わりやすいですし、なかでも雪山ではその重要性は高まります。
Xluminos 超強力ヘッドライトは、防水仕様にもかかわらず、値段はリーズナブル。明るさも3段階選べるので、その場に応じた明るさで照らすことができ、登山以外のシチュエーションでも役に立ちます。電池を除いた重量がわずか50gで、体の負担が少ないのも魅力の1つです。家に置いておく際は、災害時用グッズの1つとして、いつでも持ち出せるようにしておくとよいでしょう。
ヘッドライトがあると安心感がちがう!
今回は登山で使うためのヘッドライトについてまとめてみました。ヘッドライトは、光の量、光のバリエーション、電池の持ち、バンドの強度、防水性が選ぶ際のポイントになります。今回紹介した商品はそれぞれに強みがあるので、自分の目的に合った商品を選んでくださいね。
「日帰りの登山にヘッドライトは必要ない」と考える人も多いですが、日帰りこそスケジュールがタイトになりがちなので、必ず用意しておきましょう。ライトがあるのとないのとで安心感も違いますし、まずは「明かりを確保する」ということを心がけてください。夜の登山には日中の登山では味わえないワクワク感があります。安心して楽しむためにも準備を万端にしておきましょう。