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キャンプに限らず、アウトドアでの寒さ対策は大変重要です。服装での防寒対策はもちろんのこと、テント泊の場合は寝る場合の防寒対策を万全にする必要があります。山では日中暖かくても、夜になると突然冷え込むことが少なくありません。自然豊かな場所は、湿度も高めで大気からも地面からも熱をうばう原因となるのです。ということで、寒くて眠れないなんて辛い思いをしないために必要な準備についてまとめました。
キャンプでの防寒対策の基本とは
キャンプでの防寒対策の基本的な考え方をご説明します。キャンプでの防寒は、
1.服装による防寒
2.テント自体の防寒
3.内側から温める
4.外側から温める
ということになります。まずは、自分自身の体温をいかに逃さないかという工夫をします。そして、自分のいる空間の保温につとめます。1と2の部分は、夏以外のキャンプでは対策が必要でしょう。3と4に関しては、必要に応じて。特に冬キャンプで欲しくなる防寒対策です。
キャンプでの防寒対策:服装(インナー)
引用:Instagram by main_drop8
キャンプでの服装対策は基本中の基本。街中を出て、自然の中で過ごす場合には、最低限自分の服装で体温のコントロールができる必要があります。
登山の際に、インナーは綿を着てはいけないとされていますが、なぜだかご存知でしょうか。これは、綿という繊維が水分を貯める性質を持つため、身体から放出された汗などの水分や大気中の湿度などをどんどん吸収し、その水分がやがて体を冷やすことにつながるからなのです。ですので、アウトドアの活動の際、インナーには、吸湿性と放湿性を併せ持つ、化繊のものが良いでしょう。自然素材の繊維では、ウールや、シルクが吸湿性・放湿性に優れています。特にウールは保温しながら、放湿も行ってくれるので、ずっと暖かさが持続するのです。冬のアウトドアには、ウールのセーターや靴下があると暖かいですね。
また、ヒートテックはシルクの性質を化学繊維で再現したものなのだとか。ヒートテックは、日常生活の範囲では保温に効果がありますが、汗をかくような条件の下では、汗冷えを起こす可能性があるので注意が必要です。モンベルのジオラインは構造上、汗冷えを起こしにくく配慮されており、ヒートテックよりも格段に暖かいと評判です。
サイズレンジ:XS、S、M、L、XL