ハードシェルの選び方とおすすめ|雪山登山に使えるウェアはどれ?
引用:Visual Hunt
雪山登山に使うアウターはハードシェルです。初心者の方は、アウター、ミッドウェア、アンダーウェアの3層構造までしかよくわからないということがあるかもしれませんが、アウターの中にも種類があります。今回は、雪山登山に適したハードシェルの選び方をまとめてみました。登山の経験が積み重なり、雪山を視野に入れているという方は、必見です。
アウターの種類を考えて選んでいますか?
引用:Visual Hunt
登山のウェアは3層構造であり、初心者を脱却した方なら、アンダーウェアやミッドウェアをきちんと揃えていることでしょう。その上に着るアウターは自分の身を守ってくれる重要なものです。アウターの種類を理解して、適切なものを選択しましょう。
アウターには大きく分けて3種類あります。
①ハードシェル
防水透湿性に優れたゴアテックスなどの素材を活用した、防水防風アウターのことです。シェルとは、貝殻を意味する名詞ですが、登山業界においてはアウターの意味合いで使われることがあります。ハードシェルはアウターの中でも、完全防水で風雪に耐えられるという特徴があります。
パタゴニアの「M’s Torrentshell Jkt」は、2.5層構造であり防水透湿性を備えています。
②ソフトシェル
ソフトシェルは、完全防水ではありません。ハードシャルに比べるとしなやかな素材が活用されており、運動性能に優れています。身体の動きに合わせて柔軟に動いてくれるので、着心地の良さがあることも特徴です。
有名なソフトシェルとしては、マウンテンハードのシンクロジャケットがあげられます。縫い目を保護するシームシーリングがあり、高い防風性を誇っています。柔らかな着心地は、一度着ると手放しづらい魅力があると言えるでしょう。
③レインウェア
主に雨天時に着用するウェアです。雨から身を守ることを目的に作られています。
雪山登山に使うハードシェルの選び方
引用:Visual Hunt
山の中でも最も過酷な環境である雪山登山にはハードシェルを使います。ハードシェルは雨だけでなく、風雪に耐えられる工夫がされています。また、ザラザラした作りになっているものが多く、万が一滑り落ちた時にも引っかかりやすいように考えられて作られているのです。雪山登山には欠かせないアイテムと言えるでしょう。
選ぶ方法として、まず素材に注目しましょう。定番のゴアテックスは特にオススメと言えます。現在は研究が進みゴアテックスに代わる撥水性などに優れた素材を提供しているアウトドアブランドも多いですが、ゴアテックスに敵うものはまだ誕生していません。雪山において、信頼できる素材のハードシェルを選ぶことは命を守ることに繋がります。安くはありませんが、値段に見合った安心感を提供してくれるゴアテックスは、やはりとても優秀な素材と言えるでしょう。
次に試着してみて細かい性能を確かめることが重要です。雪山登山に挑戦する時は重ね着をしています。試着時も、実際に着る時のことを想定してゆとりがあることを確かめるようにしましょう。できるだけ雪山のシーンに近づけるように工夫して確認するとより細かく見ることができます。ハードな環境でもジッパーの開閉ができそうか、スノースカートやベンチレーションはどうかなど、気になるところをチェックして選ぶことがポイントです。店員さんなどの意見を聞きながら選ぶとわかりやすいでしょう。
ハードシェルのオススメ3選
引用:Instagram by niym_uw
オススメできるハードシェルを3つご紹介します。
①MAMMUT:GORE-TEX GLACIER Jacket
ヨーロッパで圧倒的なシェアを誇るMAMMUTのハードシェルです。GORE-TEX 40D Stretch 3layerを採用しています。耐久性と機能性に優れたアイテムです。