大昔は、山ファッションといえば、ニッカボッカにウールシャツが定番でした。その後、機能性素材の山シャツとトレッキングパンツへと変遷し、最近は、ジップシャツと短パンにレギンスなどのラフな感じが主流になっています。一昔前の山男のイメージは、野暮ったくて髭面というのが定着していましたが、今や、きれいに着こなした「キレイ目山男子」とも言えるような、おしゃれな「山男」が増えています。そんなファッションに敏感な山男、そして、そんな山男にあこがれる初心者山男子にお勧めの、最近の山ファッション事情を考察してみます。
とりあえず登山メーカーのカタログを参考にする
山ファションのコーディネイトを勉強する一番の早道は、アウトドアブランドのカタログを参考にすることです。やはり、プロのスタイリストを起用しているだけに、とてもおしゃれに着こなしています。「中の人はモデルだし・・」なんていうことは置いといて、無理やり着てみることが一番です。
ただし、ブランド選びは慎重に。国内、海外、いろいろありますがはっきり言って、海外を選ぶのが無難です。最近はかなりマシになりましたが、ウェアデザインに関しては、国内ブランドは未だに海外ブランドを後追いしているように思えます(国内ブランドの方すいません・・)。だって、20年前なんて、国内ブランドのウェアに女性用はほとんどなく、男性のSを着ていたぐらいですから・・・。
しかし、メジャーなブランドのカタログを真似するのは、ちょっと恥ずかしいですね。そこで、海外ブランドの中でも、少しマイナーな、今、注目のブランドと、アイテムをピックアップしてみました。参考になれば幸いです。
革新的なデザインと機能を融合する アウトドアリサーチ
アメリカ系のアウトドアブランドは、ヨーロッパ系に比べ、明るく元気なイメージがあります。街服と一緒ですね。また、ヨーロッパ系よりも比較的安価なので、学生さんや登山初心者の方の着用が多いようです。しかし、今回ご紹介するアウトドアリサーチ(OUTDOOR RESEARCH)は、いわゆるアメカジ系とはちょっと違うデザインで注目されています。ヨーロッパ系のような高級志向でもなく、個性的なデザインで、ファンを増やしています。
メンズ フェロッシー フーデットジャケット
この、フェロッシー フーデットジャケットは、アウトドアリサーチの中でも、熱狂的なファンがいる、ナンバー1人気のアイテムです。タフでありながら通気性に優れた、耐候性軽量ソフトシェルです。次のご紹介する短パンやキャップとのコーディネイトがよく合うアイテムです。