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夏山シーズン到来!!夏の日本アルプスは、全登山者の憧れ。「今年こそは夏のアルプス遠征を」と計画している方も多いことでしょう。でも、必ず考えておくべきことに、日差し対策があります。夏は、1年で最も日差しが強い季節。しかも、標高3000メートル級の山々が連なる日本アルプスでは、強い日差しが降り注ぎます。日差しを遮るための帽子は、夏山の必須アイテムです。帽子を選ぶポイントをご紹介します。
そもそも、なぜ、帽子が必要なのか?
日差しといえば、暑さを増大させる要因ということは、すぐに想像がつくでしょう。帽子は、その暑さを避ける目的がまず思いつきます。暑さによって、日射病や熱射病などのような熱中症が発生します。実際、熱中症になる登山者も多く、夏は、登山事故として、最も気を付けるべき季節でもあります。しかし、降り注ぐ太陽からは、可視光線と共に、紫外線を代表とする有害な光線も含まれています。その紫外線は、100メートル標高が上がると約1%増加すると言われています。つまり、標高3000メートルでは、海抜0メートルの平地に比べると、紫外線は30%も強くなる事になります。紫外線は熱を伴わないだけに、すぐには影響を感じませんが、長く浴び続けると、皮膚が火傷のように赤く腫れたり、目が日焼けするなどで、登山続行することが出来なくなる事があり、これも、登山事故の要因にもなっています。街では、日傘を使うこともできますが、登山のようなアクティビティには向きません。そこで、必要になってくるのが帽子という訳です。
夏の登山向きの帽子を選ぶポイントは?
では、どんな帽子が夏の登山向きなのでしょうか? ポイントは、
1. 速乾性がある。
コットン100%ではなく、速乾性がある機能性素材で使用している事。人にもよりますが、夏山登山では帽子がびっしょりと濡れ、したたり落ちることもあります。また、雨で濡れることもあります。できるだけ早く乾き、不快感が長く続かないことが望ましいですね。ちなみに帽子の汗対策に、「アセステ」という汗対策商品があります。
併用するといいでしょう。
2. UVカットされている。
UVカットの表示がされていること。ちなみに、夏は淡い色を選びがちですが、白いほど紫外線を通す率が高くなります。濃い色を選びましょう。
3. 通気性がある。
帽子を被っていると、一番不快なのは帽子内部の蒸れですね。これが嫌いで被りたくないという方も多いことでしょう。蒸れ防止のための穴があるか、通気性を確保する素材であったりするのか確認が必要です。
4. 日差しを遮るのに十分な日陰ができる庇がある。
これが無いと意味がありません。もし、お持ちの帽子の日陰が少ないと感じている場合は、このように、後付けできる「モンベル ステンレスメッシュ シェード」という商品もあります。
長 さ:37cm
サイズ:フリーサイズ(54~60cm)