いよいよ、7月から富士山山開きです。今年こそは、富士山デビューと思っている方も多いのではないでしょうか?何しろ、でも、その前に、準備が大切なことは言うまでもありません。常識的に、登山に持っていくものは色々なサイトで紹介しているので、それらを参考にしていただくことにして、ここでは、富士山登山初心者が必ず準備するべき持ち物の中で、忘れがちなものをリストアップしてみます。
ザックの中身、1/3は使わないものだと知る
最近では、思い付きで富士山登山に挑戦し、スニーカーと簡単な服装や持ち物で登ってしまい、途中で遭難し保護されるという残念な事故も発生しています。多くの方は、そんな無謀な事はしないと思いますが、準備不足で困ったり、不便だったりする人も少なからず存在します。登山で持っていくものは使用しないものが多いのが事実です。登山者のザックの1/3は、急な雨やケガなど、異常事態が無ければ下山するまでザックから出すことはありません。こう言ってしまうと、「無駄なものは持っていきたくないなあ」と思うことでしょう。しかし、登山は非日常です。のどが渇いたからと言って、街のように角を曲がれば、コンビニがあるわけではありません。ケガをしたからと言って、病院がすぐそばにあるわけではありません。生活のすべてをザック一つにまとめなければいけないのですから、当然、俄かに使用するものばかりでは無いのです。
特に富士山の場合は、他の山よりもっと自然が厳しいと覚悟しましょう。3000メートルを超える単独峰なのですから、あらゆる自然の脅威が待ち受けているといっても過言ではありません。森林限界を超えた箇所では、日光や雨を避ける場所はありません。ですので、今からリストアップするものが、「無駄では?」「必要ないでしょう」と感じてしまうかもしれませんが、必ず準備しておくようにしましょう。自分のためにも、また、他人のためにも、です。
忘れがちだが、必ず持っていくべきアイテム
持ち物紹介で必ず出現する「ザック」や「靴」などはここではご紹介しません。なかなか初心者が気付きにくいアイテムをご紹介していきます。
ザックカバー
雨が降ると、レインウェアを着ますが、ザックにはザックカバーを被せます。大事な荷物は濡らしたくないですし、防寒着を濡らしたりすると、命の問題にもなってきます。例えばこのようなものになります。ザックの容量に合わせて準備してください。
タテ:8 cmX ヨコ:8 cmX マチ:4 cm
なお、最近はザックに付属しているものもありますので、ザック購入時に確認するようにしてください。
サングラス
3000メートルを超える山岳では、紫外線が非常に強く、裸眼でそのまま行動すると、目にダメージがあります。目を閉じて歩くわけにもいかないので、サングラスは必須です。こんなスポーツサングラスだと、軽量だし、カッコいいですね。
レンズ素材 ポリカーボネート(プラスチック)
可視光線透過率 45%
紫外線透過率 0.01%以下