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引用:ぱくたそ
夜景が綺麗に見渡せる山が日本全国には沢山あり、日本夜景を見るための「ナイトハイク」も開催されているほどです。最近はウェブサイトで、日本国内の有名な夜景スポットが紹介されており、日本人だけでなく外国からの観光客も多く訪れるようになり、綺麗な景色を見たいのは世界共通なのだと感慨深くなります。
そんな日本全国の夜景の綺麗な山、日本五大夜景をご紹介して行きます。
日本五大夜景、一番目は長崎県長崎市 稲佐山
長崎県長崎市の西側にある稲佐山は標高333mと思ったよりも低いですが、長崎港を見下ろす位置にあるため非常に綺麗な眺望を楽しむことが出来ます。観光地にもなっており、昼間でも県外、海外からの観光客も多く訪れるほどです。
またこの稲佐山は、ヨーロッパの都市国家であるモナコ公国、中国の香港と一緒に新世界三大夜景にも認定されているほどで、昼間の眺望とは全く違う夜景を気軽に楽しむことが出来る山でもあります。
稲佐山山頂へのアクセスは、麓から長崎ロープウェイを使用したり、自家用車でも簡単に山頂へ行くことが出来ますので、絶好のデートスポットにもなっています。
是非、日本三大夜景と新世界三大夜景、長崎県の稲佐山を訪れてみては如何でしょう。
日本五大夜景、二番目は北海道函館市函館山
北海道函館市の西端にある山で、厳密に言うと陸繋島(りくけいとう)と言われる陸続きになった島でもあります。標高は334mと長崎の稲佐山とほぼ同じ標高ですが陸繋島の特性上、市街地から少し海側に離れている分、函館市内を一望する美しい眺望を見ることが出来ます。函館山は明治時代から津軽海峡の防衛の要として、要塞化され開発されたことで元来348mあった標高が334mになっています。
函館山へのアクセスは、函館護国神社近くから「函館山ロープウェイ」が山頂まで出ていますので、簡単に美しい函館の夜景を見ることが出来ます。函館ロープウェイの営業時間は、時期によって変わりますが4月25日から10月15日までは午前10時~午後22時(22時が下り最終)、10月16日から4月24日までは午前10時~午後21時(21時が下り最終)となっていますので、下り最終に乗り遅れないように夜景を楽しむことをおすすめします。
日本五大夜景、三番目は兵庫県 六甲山系摩耶山
兵庫県神戸市の西から北にかけて鎮座する六甲山系の中心に日本三大夜景で有名な摩耶山があります。標高は702mで、日中は日帰り登山やハイキングなどを楽しむ人で賑わっていますが、夜はその表情をガラッと変えて、美しい神戸の夜景を楽しむ大人な雰囲気の山に変わります。夜景を楽しむための展望広場は、摩耶山の山頂から少し離れた掬星台(きくせいだい)にあり、摩耶ロープウェイの星の駅の駅前にあり、アクセスが非常に便利です。
摩耶山の麓から、掬星台(きくせいだい)までのアクセスも簡単で「摩耶ケーブル駅」からケーブルカーを使って「虹の駅」へ登り、次は摩耶ロープウェイを使用して「星の駅」と虹の駅で乗り換えはありますが、摩耶ケーブル駅から待ち時間がなければ掬星台(きくせいだい)の展望広場まで15分程の道のりです。
日本五大夜景、四番目は北海道札幌市 澡岩山
北海道札幌市南区に鎮座する澡岩山は、2015年10月に行われた「夜景サミット2015in神戸」で、北海道の函館山を破り稲佐山、摩耶山と一緒に「新日本三大夜景」に選ばれているほど美しい夜景です。藻岩山の標高は531mと高くはないですが、札幌市内を一望する夜景は、北海道の澄んだ空気のように息を飲むほどの美しさです。
藻岩山山頂へのアクセスは麓の「もいわ山麓駅」からロープウェイに乗り込み、「もいわ山中腹駅」まで約5分の道のりです。「もいわ山中腹駅」から「山頂駅」までは、スイスから輸入した森林体験型のミニケーブルカーで登って行きますが、乗車時間は約2分と直ぐに「山頂駅」に到着します。藻岩山の夜景は夏季、冬季を問わず、ロープウェイの下り最終22時まで楽しむことが出来ますが、時期によっては混雑することもありますので、少し早めに下山することをおすすめします。
日本五大夜景、五番目は福岡県北九州市 皿倉山
福岡県北九州市八幡東区にある皿倉山は、北九州国定公園の一部で近隣の帆柱山や花尾山と一緒に「帆柱連山」を構成しています。標高は622mで、複数の登山ルートが整備されており、北九州市近隣からの日帰り登山やハイキングなどを楽しむことが出来る、市民憩いの山でもあります。
この皿倉山の夜景は「100億ドルの夜景」とも言われており、洞海湾を挟んだ北九州工業地域の灯りや100万都市である北九州市を一望出来ます。
皿倉山へのアクセスは、麓の「山麓駅」から帆柱ケーブルカーで「山上駅」へ約5分、「山上駅」から「展望台駅」まではスロープカーで3分と山頂まで簡単に行く事が出来ます。ただし平日は、ケーブルカーの下り最終便が夕方18時となっていてますので、平日に夜景を見る場合は自家用車で8合目まで登り、そこから山頂までは徒歩となってしまいます。土日祝日は夜22時が下りの最終になりますので、心行くまで「100億ドルの夜景」を楽しんでみては如何でしょうか。
日本は地理的にも夜景が綺麗な山が多いのが特徴的
簡単に日本五大夜景を楽しむことの出来る山々をご紹介して来ましたが、如何でしたでしょうか。日本は島国で地形的に国土の70%が山岳地帯と言われていますので、都市の夜景を見る事の出来る山は日本全国にあります。是非、この綺麗な夜景を見に足を運ばれることをおすすめします。